09 | 2017/10 | 11

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流麗なパスゲームでロシアを駆逐。頂点へ美し過ぎる勝利 

88年ぶりにイタリアを撃沈し、無敵艦隊の欧州制圧は目前に迫っていた。最終決戦の地ウィーンで待ち構えるドイツを討つ──。敗北の歴史に終止符を打ち、44年ぶりの頂点へ到達するために、グループリーグで一蹴したロシアとの“再戦”で躓くわけにはいかない。雷鳴響き、滔々と雨粒がピッチを浸す中、“掃討戦”の火蓋が切って落とされた。

互いに攻撃を持ち味とするだけに、立ち上がりから目まぐるしくボールが行き交った。ピッチを広く使い、サイドバックの押し上げを絡めて左右から崩しにかかるとともに、ロングボールで高めに設定されたラインの裏を狙う。1対1に持ち込めば積極的に仕掛けてゴールへの最短距離を探り、ミドルシュートの“雨”を降らす。アグレッシヴなノーガードの撃ち合いが繰り広げられた。

先にリズムを掴んだのはスペイン。持ち前のパス回しとイタリア戦では見られなかったサイドバックのオーバーラップ、さらにはロングボールで2トップにディフェンスラインの背後を突かせ、チャンスをつくる。

33分にはビジャが負傷退場するアクシデントにも見舞われたが、トーレスやセルヒオ・ラモスを中心に前半は多くのシュートを放ち、ロシアゴールを脅かし続けた。

守っても、ロシアのサイド攻撃と2列目からの飛び出しに対して集中力を保ち、きっちりと抑え込んだ。ロシアの攻撃は分断され散発化。ハブリュチェンコの個人技から惜しいシーンも生まれたが、スペイン守備陣を崩しきるには至らなかった。

すると後半開始直後、鮮やかなパスワークからスペインが先制する。左サイドでパスを受けたイニエスタが中へ切れ込み、後方からペナルティエリア中央へフリーで飛び込んできたシャビへ浮き球の完璧なクロス。これをシャビがスライディングボレーで鮮やかに沈めた。

一方のロシアは連戦の疲れからか運動量が乏しく、3人、4とボールホルダーに連動していくいつもの攻めが見られない。業を煮やしたヒディンクは、56分、57分と2人を一気に代えて活性化を図るが、この日の“マジック”は不発。スペインの緩急自在なパスワークでプレスが無効化され、流れを引き寄せられない。

それでもよく耐えてきたロシアの最終ラインだが、ついに73分、決壊する。セスクの美しいループパスにオフサイドぎりぎりで抜け出したグイサがネットを揺らし、スペインが2-0とロシアを突き放す。再三再四決定機に絡んでいたトーレスを下げてまで投入したアラゴネス監督の“マジック” が炸裂した瞬間だった。

もはや、ロシアに反撃する余力は残されていなかった。82分、イニエスタのスルーパスで左サイドを突破したセスクがグラウンダーのクロス。美しい展開から最後はシルバが綺麗にゴール左へ流し込み、だめ押しの3点目をスペインがものにする。

完璧で流麗な試合運びを披露したスペインがリベンジに燃えるロシアを返り討ちにし、ついに頂点へと駆け上がる。
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コメント

おめでとうございます!

さすがに更新が早いですね^^;

前半から良い内容を展開してましたが、
後半に先制点を挙げてからは、もうスペインの独壇場でしたな。
華麗なパスワークでロシアは振り回され、
体力的にも精神的にも疲弊したのかなと思います。
まるで闘牛を華麗にいなす闘牛士のようですね^^;

さて、決勝はドイツ。
内容、勢い共にスペインが上だと思いますが、
ドイツもなんだかんだで、決勝まで勝ち上がってきてますからねぇ。
決勝が非常に楽しみです♪

やりました!!!!!

>どらぐら様

歓喜で絶叫してしまいました(近所迷惑w
(ノ´∀`*)

後半のパスワークと、美しい展開はスペインフットボールの真骨頂でしたね。あれだけ走らされたら、どれだけタフな選手でも疲れ果てますよね。まさに「ボールは疲れない」でした。

「闘牛を華麗にいなす闘牛士」

素敵な表現ですね♪
(≧∇≦)b

まさに仰る通りの情景でした。

ドイツは準決勝の内容が酷すぎましたが、それでも勝ってきた事実が恐ろしいです。スペインはああいう肉弾戦を好むタイプに弱いですし、最後の最後で負けるような気も・・・
( TДT)

レス遅くなりましたがスペインが勝ちましたね。
おめでとうございます。
僕自身は徹夜で仕事(のようなもの)をしていたため、
一応テレビだけつけて音のみが入ってくる状態だったのですが、TBSのアナウンサーの過剰な表現がロシアを応援するものとしては非常に耳障りでした(笑)
事後のニュース記事等を見る限り得点も内容も圧倒的な差があったようですね。
W杯やEUROなどの大きな大会の結果はその後数年のサッカー界の戦術やメンタリティのバランスに少なからず影響を与えると思うので、スペインが優勝してそれらのバランスが攻撃的でクリエイティブな方向へ移行することを期待しています。

わざわざコメントありがとうございます

>jkfs様

ご祝辞感謝です♪
(* ^ー゚)

徹夜で仕事のようなもの・・・お忙しいのですね。お疲れ様です。TBSの実況&解説には何も期待してませんがw、スペイン人とロシア人の〝接触〟について、「ビジャレアルとゼニトがUEFA杯決勝戦で対戦した」と事実誤認していたのには失笑しました。「決勝トーナメント1回戦だろ!」と画面の前で突っ込んでおきましたがw

それはともかく、どうして民放はスターシステムに依存するんですかね。視聴者受けする選手、チームばかりに肩入れする。首をかしげてしまいます。
┐(´∀`)┌

内容についてですが、前半はスペインがゲームを支配しつつも決めきれず、ロシアも個人技でチャンスをつくるという、互角に近い展開でした。しかし、走らされたロシアは後半一気に足が止まってしまいましたね。失点してからは、盛り返そうという強い意志も出てきませんでした。

ご指摘の通り、大舞台における勝者のスタイルや志向は確実に世界のフットボールシーンに伝播しますよね。そういった意味では、スペインの「ボールに汗をかかせる」フットボールが頂点に立って欲しいものです。チャンピオンズリーグを見ても、猛烈なプレスからのショートカウンターばかりが上位に来てましたもんね。もっとスキルフルで、鮮やかなフットボールの復権を祈りたいと思います。

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