09 | 2017/10 | 11

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恐るべしヒディンク、加速するロシアの覇道 

準決勝進出への1つの椅子を巡る“似た者同士”の激突は、ロシアが制した。

オランダ、ロシアともにボールを持ってからの速さと鋭さは群を抜いていた。ボールホルダーをサポートする選手が2人、3人と一気に駆け上がり、常に多数のパスコースを確保。相手のディフェンスラインはその圧力で後退し、守勢に回ることを余儀なくされた。

しかし、オランダとロシアの根幹は別物だ。

中盤でのポゼッションから能動的に仕掛けていくオランダに対し、ロシアは堅守をベースにカウンターでゴールを狙う。この相違が、結果的に勝敗を分けた。

低い位置に防波堤を築いたロシアは、オランダにボールを持たせながら虎視眈々と逆襲の機会を窺う。ボールを奪った瞬間から周囲が連動してフォローに走り、前傾姿勢のオランダの後背地へ侵略。徐々に、グループリーグでは圧倒的な攻撃力で隠してきた守備の脆弱さが浮き彫りになっていく。今大会好調なファン・デル・サールのスーパーセーブで凌ぐオランダも、セットプレーからロシアゴールを脅かしたが、ロシアの優勢は揺るぎなかった。

オランダの足が止まり始めた後半、それは一層顕著になる。ついに56分、左サイドを突破したセマクのクロスにハブリュチェンコが合わせ、ロシアが先制した。

オランダは、先手を取れば強いが後手に回ると苦しいという、典型的な先行逃げ切りタイプ。焦りでプレーの精度が落ち、選手交代も──ロッベンを使えず──上手くいかない。走れなくなってからは、スナイデルのミドルシュートに懸ける以外に打開策を見出せなかった。

それでも、この日のオランダには粘りがあった。89分、スナイデルのFKをファン・ニステルローイがダイビングヘッドで起死回生の同点弾。準々決勝は2夜連続で延長戦へ突入する。

だが、もはやオランダに延長戦を戦い抜くエネルギーは残されていなかった。延長後半3分、アルシャービンに右サイドを破られ、そのクロスに合わせた途中出場のトルビンスキーに勝ち越し点を献上すると、11分にはアルシャービンに駄目押しを許す。20年ぶりの欧州制圧の夢が潰えた瞬間だった。

驚異的な走力でオランダのテクニックを封殺したロシア。アルシャービンがエースの名に相応しい出色の働きを披露し、ヒディンクはまたも魔術──途中投入のトルビンスキーが決勝点を奪取──を繰り出した。次なる“犠牲者”は、スペインかイタリアか。手ぐすね引くヒディンク・ロシアの強さは紛れもなく本物だ。


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連日の熱戦には、早起きの甲斐が十分にあります。欧州選手権って、本当に良い物ですね。

それにしても、やはりオランダはロシアにやられましたね。ずっと「ロシアやスウェーデンには危ない」と警鐘を鳴らしてきた自分にとっては、予想通りの展開になりました。ロシアは強いんですよ。個も組織も。そして、大会の中でさらに強くなっている。決勝までたどり着く可能性は十分あります。


※携帯からのため誤字・脱字は勘弁を。寝不足からか、なかなか書き上げられなかった…。
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コメント

なんか予感はあったんですが…まさかここまで圧倒するとは。

ちなみにアルシャービンはFMでお世話になった時に知りましたw
今日の晩も目が離せないですねぇ、楽しみです●∀●

以前も書き込みをしたのですが、
1994年以来ひそかに応援しているロシアが快勝したということで勢いに乗ってまた書き込ませていただきます(笑)
僕にとってのロシアといえばオレグ・ロマンツェフの無駄にダイレクトパスをまわすサッカーなのですが、
今回のチームはそこにドリブルとタメが加わりバランスが良くなったように思います。より勝利志向というか。
ボールを奪った瞬間に選手が湧き出るようにオーバーラップがかけられるのは、選手の若さと自分達のポゼッション技術への信頼というところに要因があると思います。昔からパス回しだけはうまい国ですからf^^;個人的にはパス回しのうまさはもしかしたら地域的な要因と関連があるのではと思ってます。昔の室蘭大谷が狭い地域でのパス回しの技術を、冬にグラウンドが使えない時期のフットサル練習で磨いていたように。

それはさておき、今日は大一番ですね。今までの国際大会での歴史を考えれば、老獪なイタリアが勝負弱いスペインをカウンターで切り裂くというのが無難な予想ですが、今回のイタリアのメンバー(特にCB陣)でそれができるのか微妙なところです。なんにせよ楽しみですね。

『優勝候補』は1国ぐらい敗退するやもと思っていたら、
オランダ、ポルトガル、チェコと、予想に反して何カ国も消えており驚きです。
「EUROの怖さ」というやつかも、ですね。
でも決勝もトルコvsロシアになってしまったら
日韓W杯のときのような違和感を感じてしまうかも知れません…

アルシャービンは凄いですね

>インギー様

「ロシア侮るべからず」と言っていた身にも、驚きでした。後半終盤から先は完全にロシアペースでしたし、あの決定力は凄い。オランダが想像以上に走れなかったのも事実ですが、それにしてもロシアの底力には感嘆しました。

アルシャービンって、FMでも結構優秀ですよね。この活躍で査定も上がるんでしょうか。FMでは概ね優秀なロシア人が大活躍して、リサーチャーも胸を張っていることでしょうw

含蓄深いコメント、ありがとうございます

>jkfs様

私なんかよりも数段上のロシアについての考察、大変勉強になりました。1994年からとは恐れ入ります。私がちょうどフットボールの魅力に取り憑かれた頃ではありませんか。
( ゚Д゚)

当時、私は中学1年生。サレンコの1試合5ゴールに驚嘆した思い出があります。

話が逸れましたが、「ロシアのパス回しの源には地域的な要因がある」とのご指摘にも、唸らされました。なるほど、言い得て妙ですね。

イタリア対スペインについては、私もそう読んでました。現実的に考えれば、イタリアのようなトーナメントマスターに勝てるとは思えませんでしたから。しかし、高いポゼッションを保ち、自分達のスタイルで真正面からぶつかり、PK戦とはいえ勝った。その事実に夢は膨らませてもいいですよね?
(*´ω`*)

波乱あり、順当あり

>すろう様

優勝国同士の戦いとなって負けたポルトガルは別にして、フランスやオランダ、イタリアといったベスト4の常連が消えたのは驚きでしたね。それほど、欧州のレベルは均衡してきている。大国といえど、コンディションが整わなければ負けてしまう。個人的には嬉しいですが、さすがに決勝がトルコ対ロシアになると凹みますねwww

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