09 | 2017/10 | 11

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コトヌー協定を知ってますか? 

新生日本代表の〝しょっぱい〟試合についてコメントするのは止めて(内田を使ってくれたのは個人的に嬉しかった。パフォーマンスも決して悪くなかったはず)、本日は現代のフットボールのトレンドを追いかける上で、またFMプレイヤーにとっても大事な「移籍規定」について書こうと思います。

※ワールドサッカーダイジェスト1月17日号より抜粋・編集

今ではすっかりお馴染みとなった「ボスマン移籍」。その基となった、「ボスマン判決」から10年が経過した。そして今、選手の移籍規定はさらに複雑・高度化しつつある。

その一例として、スペインにおける「コトヌー協定」について言及したい。

コトヌー協定は、ボスマン判決に端を発したサッカー界のグローバル化の流れの中で適用された、最新のアグリーメントである。

ご存知のように、ボスマン判決はEU及びEFTA(欧州自由貿易連合。現在はアイスランド、ノルウェー、スイス、リヒテンシュタインの4カ国で構成)域内での就労の自由が保障された労働規約を、サッカー界にも適用したものだった。

これによってサッカー界は移籍の自由化という新時代を迎えるのだが、ほどなくして声を上げたのが、トルコ、モロッコ、チュニジア、イスラエルなど、同じような労働協約をEUと結ぶ国の選手たちだった。

われわれもEU圏内の選手として扱われるべきだと、彼らはそう主張。法廷闘争に持ち込む選手も現れたのだ。その代表例が、現在ビジャレアルに所属するトルコ代表FW、ニハト・カフベチ。レアル・ソシエダ在籍時代に訴訟を起こし、2年に及ぶ係争の末に勝訴を勝ち取ったのだが、この裁定が一つの大きなきっかけとなって、彼らもEU選手として扱われるようになったのである。

そして、次に係争ターゲットとなったのが、2003年に施行されたコトヌー協定だった。この協定はもともとEUが発展途上のアフリカ、カリブ、太平洋諸国(ACP諸国)を政治的・経済的に支援する目的で結ばれたものであり、そこにはACP諸国出身者のEU域内での就労の自由を認める条項が盛り込まれていた。

前述したケース同様、一般労働者が認めらるなら、サッカー選手も認められるべきだとの論法が成り立ち、スペイン・サッカー連盟は07年10月、先に同国議会が批准したのを受け、コトヌー協定の適用を決定したのである。

手続きは、1)クラブと契約する、2)スペイン・サッカー連盟に登録する、3)コトヌー協定を結んだ国の出身者であることを証明する書類をクラブが提出する、と簡単で、入団数週間後には、EU選手枠での登録が可能になる。

ACP加盟国は79カ国であることを踏まえると、この決定によりスペイン・サッカー界が地殻変動を起こすのは確実だ。

リーグ全体のレベルアップが図られるとする意見がある一方で、外国人の大量流入によって、スペイン人の活躍の場が失われ、ひいては代表の競争力が落ちると危惧する声も出ている。いずれにせよ、サッカー界のグローバル化の流れにさらに拍車がかかるのは問題ない。

主なACP加盟79カ国は「続き」に。




<主なACP加盟国>

★アフリカ

アンゴラ、ベナン、カメルーン、コンゴ、DRコンゴ、コートジボワール、赤道ギニア、ガボン、ガーナ、ギニア、ケニア、リベリア、マリ、モザンビーク、ナイジェリア、ルワンダ、セネガル、シエラレオネ、南アフリカ、スーダン、タンザニア、トーゴ、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエ

★カリブ

キューバ、ハイチ、ジャマイカ、トリニダード・トバゴ

★太平洋

フィジー、サモア、トンガ


---------- キリトリ -----------

エトー、トゥーレ・ヤヤ、コネ、ディアッラ、カヌーテ、ウチェ…などなど、多くのアフリカ人が「非EU選手枠」から外れ、クラブは補強をしやすくなった。しかし、プレミアリーグのような「外国人天国」の訪れを危惧する声は少なくないようだ。
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コメント

ども

徹夜中のボクです。(有田風)

スペインはもともと外人天国とも言えますが、
これで確実に方向性は変わっていくのでしょうね。
盛り上がりそうな気もしますが、
カラーが失われていったときにどうするのか。
そこらへんが重要になりそうな気がしています。

スペイン人選手の働き場所が少なくなって
メキシコ、中南米あたりに渡る、なんてことが
もしかしたら常態化するのかもしれませんね。
プレミアの拡大路線がどうなるか、が
これからのカギかなー、とか思います。

遅くなってすみません

>YOSHI様

冒頭のマニアックなネタに吹きましたw

さて、スペインの「外国人天国化」を取り上げたわけですが、FIFAやUEFAは「自国化」を推進していく方向性にありますし、今後の〝折衝〟次第でまた変化するかもしれませんね。

ただ、スペイン語の広域性からして、スペイン人が職にあぶれることはなさそうです。とはいえ、海外での実績がイングランド人並みにイマイチなスペイン人が、異国でどれだけ働けるかは疑問ですが(苦笑)。

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