09 | 2017/10 | 11

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「世界」を知る日 

こんな日が来るなんて、思ってもみなかった。

ジーコ、プラティニ、ライー、オランダトリオ、デル・ピエロ、ラウール、ジダン…きら星の如きスター達が眩い輝きを放った舞台に今年、日本人が立っている。

しかも、そのクラブはアジア代表の金看板を背負って。

欧州を、いや、世界を代表するクラブの「本気」と今夜初邂逅。

大金星で全世界へアジアの興隆を発信するか。

完膚なきまでに叩きのめされ、世界基準の遠大さを再確認するか。

いずれにせよ、ここから何かが変わっていく。

日本のプロフットボール15年の試金石。

誇りと希望を胸に湛え、19時30分、歴史的な一歩を踏み出す。

勇敢なる赤き戦士達に幸あらんことを――。

―――――――――― キリトリ ―――――――――――

「ミラン」

<フォーメーション:4-3-2-1>

GK:ヂダ
DF:オッド、ネスタ、カラーゼ、ヤンクロフスキ
MF:アンブロジーニ、ガットゥーゾ、ピルロ、セードルフ、カカー
FW:ジラルディーノ

※インザーギとマルディーニは温存。ロナウドは選手登録外でスタンド観戦。

―――――――――― キリトリ ―――――――――――

勝算は、多く見積もっても20%といったところだろう。

個々のクオリティ、チームの完成度、クラブとしての経験値、全てにおいてミランが圧倒的に上回っている。その上、コンディションでも、激戦を経て中2日の浦和と来日から8日間という十分な準備期間のあったミランとでは明らかに後者が有利。勝機を見出せるとすれば、地の利を頼りに辛抱強く緻密に戦い、相手が前掛かりになったところへカウンターを炸裂させる以外ない。まずは相手のキーマンを抑えつつ、徹底的に守ることから入りたい。

ミランの攻撃におけるキーマンは、カカーでなくピルロだ。長短使い分けるパスは、的確なタイミングで相手の急所を射抜き、一瞬にして決定機を創り出す。視野が広く、判断力に長け、イマジネーションも豊富。世界最高の司令塔と言える。その存在感は、多くの著名監督をして「ミランは彼がいるのといないのとでは180度違うチームになる」と言わしむるほど。中盤の底からチーム全体を操る彼に自由を与えないことが、ミラン撃破の最重要ポイントになる。フィジカルの弱さを突いたハードマークで潰しておきたい。

もちろん、世界で3本の指に入るトッププレイヤーであるカカー、豊富な運動量と高精度のミドルシュート、抜群のテクニックを併せ持つセードルフの2列目からの仕掛けは、どんなに警戒しても警戒しすぎることはない。マッチアップすることになる鈴木、阿部には細心の注意が求められる。彼らの特長はボールコントロールよりも、むしろオフ・ザ・ボールの質の高さ。ピッチをダイナミックに動き、様々なエリアから味方と連動して守備網に穴を開けてくるだけに、マークの受け渡しを明確にし、横と縦との連係で遮断したい。

また、ミランの攻撃は両サイドバックの攻め上がりがアクセントになっている。右のオッド(カフー)、左のヤンクロフスキは共にサイドハーフもこなせる攻撃的な選手で、良質なクロスをピンポイントで放り込んでくる。ミランの攻撃陣に高さはないが、1トップに座るジラルディーノをはじめ、いずれも点で合わせるのが上手く、両サイドのクロスから多数のゴールが生まれている。中央の長谷部、鈴木、阿部がカカー、セードルフに引っ張られるのは仕方ないが、両サイドバックはきちんと彼らの攻め上がりに備えたい。

粘り強い守りから、手数をかけずに素早くフィニッシュまで持っていく。これが、ミランの堅陣を破るために求められること。特に、積極的に攻撃に絡む両サイドバックの裏はスペースが生まれやすいため、そこを突破口にしたい。中央で待ち構えるのは、世界で3本の指に入るDF・ネスタと最後のタイトルに執念を燃やすミランの伝説・マルディーニ。マルディーニに往年のスピードはないが、経験に裏打ちされた読みはその衰えを微塵も感じさせず、ネスタに至っては穴がない。さすがに彼らとの真っ向勝負は無謀。左右に大きく揺さぶり、彼らの網を掻い潜ることに全力を尽くすべきだろう。

※マルディーニは一転してベンチスタート。カラーゼは元々左サイドバックの選手だが、ここ2シーズンはセンターバックでの出番も増え、しかも上々のパフォーマンスを見せている。スピードと高さがあり、不用意なミスも少ない好DF。

いずれにせよ、フットボールという競技の性質上、どんなに格下といえども幾つか決定機は訪れる。全くの「0」ということはありえない。地の利、そして世界最高のサポーターの後押しで活かせるかどうか。「ジャイアントキリング」の可能性は、そこにある。

スコア予想:ミラン 1-0 浦和

---------- キリトリ -----------

<見所>

早くから「このタイトルを獲りにいくのが今季の最大目標」と言っていたように、ミランは本気中の本気。世界最高峰のクラブの本気が見られる機会など、そうはない。どれだけ違うのか。全てが見所。

選手では、ガットゥーゾの推進力、アンブロジーニの高さ、ネスタのエレガントな守備を見て欲しい。カカーはテレビ局の喧伝で十分でしょうwww

---------- キリトリ -----------

私は、イタリアのフットボールで育てられたようなものだ。

イタリア代表GKパリュウカのプレーに憧れてフットボールの門戸を叩き、バレージのエレガントなプレーからは守備の真髄を悟った。

この憧憬は、フットボールにおいて絶対的な重みを持つ。

生粋の日本人気質は、日本のクラブを応援させる。

しかし、フットボーラーとしての魂は、ミランの強さを望んでいる。

Jリーグに目もくれず、一心不乱に欧州を範としてきた自分の心底が、浦和の敗北を願わせる。

「海外厨」と侮蔑されようが、私にとってイタリアの、欧州のフットボールは絶対だ。
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コメント

予想ピッタリ!

おめでとうございます^^;
私は2-0かなと思いましたが、思いのほか得点が入らなかったですね。
それでも、やはり試合内容ではミランが断然、上でした。
浦和はインザーギ、マルディーニを出させたことは評価できると思います。

私はJも海外サッカーも好きですが、浦和を応援するぐらいなら、
よっぽどミランを応援しますな。

予想ピタリです。お見事。
個人的な感想を言わせてもらえば、浦和の戦いには少しガッカリでした。
前半からひたすら引きこもるのは、引いた格下相手に苦戦を続ける今季のミランの戦いぶりを考えれば正解だと思います。実際相変わらず攻めのアイディアの乏しいミランは浦和の運動量もあって前半は満足にチャンスを作れてませんでしたしね。結果としては負けましたが、0-0で延長、PKという可能性は十分あったと思います。
ただ、浦和に見えたのは負けない可能性だけで、勝つ可能性というのが見えてきませんでした。ワシントンの個人技以外に浦和には攻撃のビジョンが全く見えない。何より見えてこないのはアジア王者という誇りでした。
勿論最初から実力差があるのは分かってます。けれどもこの大会は仮にも各大陸の王者のガチンコ対決という名目のはずです。格下が格上の良さを潰しにいく負けないサッカーをするのではなく、同格の相手に自分達の良さを魅せに行くサッカーをして欲しかった。

正直なところ今日の浦和には何らの良さも見えませんでした。浦和が好きなわけではないですが、日本のチャンピオンチームがこれかとガッカリさせられました。まだまだ「世界」というものは遠そうです。


ところで、最後の一行はかなり共感させられました。
私は元々はJから入ったのですが、流行に乗っただけだったのですぐに野球に帰って行きました。
ですがヨーロッパのサッカーを知って、自分のサッカーに対する評価が一変しました。こんなにスリリングで面白いのかとビックリさせられたものです。

それ以来「海外厨」とけなされても欧州一筋です。
今日の試合を見た限りではそれも当分変わらなさそうです。


では長文失礼いたしました。
ちょっと迸ってしまいました。
●3●<サラバだ、ドスケベ

名古屋サポならではの感慨もあるようで

>どらぐら様

まさかインザーギを投入するとは思いませんでしたから、かなり驚きました。
( ゚Д゚)

マルディーニは会見で「使う予定」と言っていたので、先発もあるかと思いましたが・・・。

浦和は、内容を捨てて勝ちにいきましたね。そこは賛否両論になりますが、ドイツ人監督らしい戦略だなと思いました。

しかし、浦和を応援するくらいならミランをという言葉には、名古屋サポ魂が垣間見えますねw

熱い想いを知り

>インギー様

インギー様のフットボールへの強い想い、そして「アジア王者として、相応しい戦いではなかったのが残念」という理想、心に沁みました。素敵な文章に感謝を。

ってか、インギー様の中で私はドスケベキャラになってしまったんですね。。。
(;´Д`)

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