07 | 2017/08 | 09

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【完成】“世界”を懸けた一戦 

よくよく考えてみれば、おかしな話だ。1度は破った相手を、また破らなければ先に進めないという不合理。開催国枠を認めさせた“政治力”が、仇になって返ってきた。

この戦いに敗れたところで、浦和がアジアの頂点に立った事実が汚されたりはしない。しかし、“世界”を体感できる年に1度の機会をモノにするのと手放すのとでは、雲泥の差がある。

今や浦和レッズというクラブは──それを旧来からのサポーターが認めるかどうかは別にして──、日本国内の「お山の大将」に収まっていることを許されるような存在ではない。

アジアにおける日本の立ち位置、世界との尺度を測るための基準点としての役割が架せられている。

彼らを通じ、我々は世界との壁に触れ、過去と現在の“不備”を確認し、未来に光を灯すための“必要”をイメージする。数百キロの彼方から届く映像を基にしての、あやふやで相対的な比較でなく、皮膚から伝わるリアルで絶対的な“背比べ”がもたらす現在値──。これまでは夢想するだけだった絵空事に、息が吹き込まれる瞬間だ。

その高揚感たるや、いかばかりか。

指をくわえ、ただ単に胸躍らせてスーパースター達の舞いを眺めていればよかったトヨタカップは、もう、ない。

戦い抜き、勝ってこそ、至福を得られる場所へと生まれ変わったのだ。

この1勝の重み、千金に値する。

対峙するは宿敵、待ち受けるは世界最高峰。

豊田の空を真っ赤に染め、いざファーストステップ──。


「浦和の武器はサポーターだけではないですか?」

記者会見でオジェックに焚き付けたイランメディアの彼は、今頃どんな顔をしているだろうか。

紙一重の勝負を繰り広げてから、はや一カ月。大舞台での雪辱に燃えるセパハンを、浦和は熨斗(のし)を付けて返り討ちにした。

Jリーグでのまさかの逸冠、天皇杯の屈辱を経て、彼らのコンディションは十全に整っていた。そして、それに輪をかけて漲る鋭気。立ち上がりこそセパハンが攻勢をしかけたものの、10分過ぎには鈴木、阿部のボランチを中心に悉く相手の〝芽〟を摘み取りはじめ、左を起点にサイドを広く使った攻撃は、赤い波となって黄色い「砂」を呑み込んだ。

そして32分、再三再四鋭い突破を見せていた左サイドの相馬がDFもGKも触れない絶妙なコースにボールを送り込むと、〝また〟永井がそこにいた。丁寧にインサイドで合わせ、先制に成功する。

後半も、出足で勝る浦和が先手、先手を奪う。セパハンは時折カウンターで〝らしさ〟を見せるものの、「異国」の地でのコンディション不良が原因か、それも散発的に終わる。

すると54分、阿部からのパスで抜け出したワシントンが冷静にGKをかわしてボールを流し込み、2-0と突き放す。

その後は前半からのラッシュが祟ったか、ややペースを落とし、付け入る隙を与えがちになった浦和だが、70分に幸運なオウンゴールで安全圏へ逃れると、あとは試合を終わらせにかかるだけ。80分に闘莉王のくだらないミスから1点を失ったのは余計だったが、これも次戦への良い薬となったか。

アジア王者に相応しい堂々たるパフォーマンスでセパハンを叩き落した浦和が、ついに世界への扉へ手をかけた。
スポンサーサイト

コメント

いよいよミランとのガチンコ対決

浦和に対してはいろいろ思うところはありますが、
今回の勝利は素直に称えたいと思います。
今回は苦戦するかなと思いましたが、
いやいや、予想を上回るパフォーマンスでしたね。

果たして、欧州王者にどこまで太刀打ちできるのか?
要注目です。

P.S
名古屋のファン&豊スタ近隣住民としては、
やはり豊スタが浦和サポにジャックされるのは、
良い気持ちはしませんな・・・。

いざ世界へ

やはり名古屋サポの方で、かつスタジアムが豊田だと、複雑なのですね…。

とりあえず、勝って日本のクラブが世界最高峰のクラブと戦えるということだけを喜びましょうw

ミランは本気ですから、かなり厳しい戦いになるでしょうが、粘り強く戦って欲しいものです。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。