07 | 2017/08 | 09

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青と黒の魂に栄光射す 

青と黒の血液が流れるようになって、14年が経つ。

その間、幾人もの「伝説」が籍を置き、放れていった。

投じられたモノは甚大で、得たモノは極めて僅か。失望に失望を塗り重ね生まれた諦観は、その屈辱から逃れる術を求めてさまよい、やがてチームを劇場化させた。

確信犯のPKに倒れた夜、最後の一歩を踏み外し、崩壊へ滑り落ちた悪夢の90分──。

走馬灯のように蘇る。

魔法のトラップと極上のボールコントロールを誇るオランイェは眠ったまま去り

悪魔の左足を持つブラジリアンは泡沫のように消えた。

仏の子コディーノは呪いに敗れ

超速超絶の怪物には裏切られ

イタリアンゴールマシーンも壊れ

卓越したマエストロの数々は不協和音に苦悩し、タクトを置いてきた。

白と黒、赤と黒の後塵を拝し続ける、歯痒い日々。

しかし、転機は突然訪れた。

2005-06シーズン、綿々と連ねた悪行が白日の下に曝され、ライバル達の不正なる栄華は音を立てて瓦解した。

突如もたらされたスクデット。勝者無き空辣なソレを、我々は手放しで喜べなかった。

誇り

伝統

正義

与えられた勲章など必要ない。

だからこそ、迎えた06-07シーズンを圧倒的な強さで制さなければならなかった。

そして彼らは──見事に成し遂げてくれた。

記録を破り、無敗を束ね、覇道一人旅。

美しさや爆発力とは無縁の、「結果」だけが証明する「強さ」に物足りなさが漂い、チャンピオンズリーグでの不甲斐ないシーンもあった。赤と黒が先んじた無敗優勝は、ローマによって防がれた。前人未到の勝ち点100にも届かない。

けれど、彼らが記した軌跡は──どれだけ「当然」と揶揄されても──十分に価値がある。自らの手で登り詰めた頂点なのだから。


真価は来季にこそ問われる。

還ってくるモノ、再起を図るモノ達を蹴散らし、欧州制圧へ。

夢の一歩を確かに刻み、青と黒の魂は再び昇華しはじめる──。
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