09 | 2017/10 | 11

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

鞘に戻らない刃 

はなのいろは うつりにけりな いたずらに わがみよにふる ながめせしまに

という小野小町の歌を少しだけ思い返していた。

人の心というものはなかなか分からないもので、本当に花の色が変わるのと同じように色づき、褪せてしまい、永久に続くと思われた蜜月すら何かの拍子に簡単に終わってしまう。

元来、軽薄に振る舞い、思慮浅薄で口から生まれてきたような下劣な男を日々演じている自分だからこそ、何も手元に残らないのだろうか。

ただひと時の清涼剤として「笑い」を提供するだけに終始し、そのたびに信頼や誠実さが剥がれ落ち、大事なモノを絶えず失っては悲嘆に暮れる。

その繰り返しが24年間続いてきた。

一向に貫き通したコトに巡り合えず、「飄々と」とは名ばかりの「寒々しい」自分がいて、ふと振り返れば、後ろには誰もいない。

一匹狼というには牙が丸くなり過ぎてしまった。

愛されるキャラクターをモノにするには汚れ過ぎて、優しさも足りない。

人望や畏敬の念とは無縁の道程――。

レーゾンデートルを他人からの必要度合いに求めるならば、人間としては疾うに失格している。

権力と強靭さだけを居丈高に主張し、裸の王様になるのが関の山だろう。

そこが限界。最低な最高到達地点。

独りでいることを恐れなくなって久しいはずなのに、時折、揺り戻しのように感情が零れてきて、頭を抱えてしまう。

どこで間違えたのか。

それとも天性ゆえの報いか。

収まる在り処――鞘――を求めて、あとどれくらい進めばいい。

ヒトを知り、ヒトに踏み込むのが少し辛くなってきている。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://guilty4betrayer.blog6.fc2.com/tb.php/523-07f69b00

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。