04 | 2017/05 | 06

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Football Manager 2006 日記~グルノーブル vol42~ 

4月


2日 対 Anderlecht(H):CL Qtr Final Leg 2

いざ、雪辱へ。

コンディションは万全だ。負けるはずが無い。

監督の自信は選手に伝播する。

なかなかゴールの奪えない状況をじっくりと我慢し、36分に得たPKをAit-Aliaが冷静に沈めて先制。

その後も丁寧にゲームを組み立て、次々とゴールへ攻め寄せたが、相手GKProtoの好守に阻まれて追加点は挙げられない。

しかし、AnderlechtもGrenobleが集中力を保ち続けていたことで攻め手を欠き、このままゲームはタイムアップ。

アウェーゴールで上回ったGrenobleが準決勝進出を決めた。


※負傷退場したBagayokoが全治4週間~2カ月の重傷。今シーズンの残り試合は絶望的となった。こんな大事な時期に・・・。
。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン


5日 対 FC Nantes(H)

残り試合もいよいよ少なくなってきた。貴重なホームゲームは1つとして落とすことはできないのだが、こういう時に限って相手GKに神が宿る。挙句の果てにロスタイム、相手に40メートル級のロングシュートを沈められて痛恨の黒星。


8日 対 Marseille(A):Coupe de France Qtr Final

カップ戦よりもリーグ戦なのは否定しようのない事実。怪我だけ無いように戦ってくれればそれで良いというのが本音だったのだが・・・Bah、Nevaと相次ぎ負傷。前者は5日~2週間、後者は2週間~4週間で、一気に怪我人が増えてきて頭を抱えてしまう。試合は途中出場のDigardの2ゴールで勝ったものの、素直に喜べない。


11日 対 AS Monaco(A)

最後の難関と言っても良いMonacoとのアウェーゲームは、守備陣の必死の頑張りと中盤の3枚による鉄壁のフィルターが奏功し、1-1のドローで乗り切った。Lyonとの勝ち点差は10にまで縮まっているが、残りはもう4試合だ。しかも、相手がGuingamp(19位)、Toulouse(14位)、Sochaux(12位)、Bordeaux(5位)と恵まれている。


※15日にCarlos Sanchezがまたもや怪我。全治は1~2カ月と彼もまた今季絶望。いったい何回怪我したら気が済むんだこいつは!レギュラー格がこれでは話にならない。


16日 対 Liverpool(H):UEFA Cup Semi Final Leg 1

満身創痍のGrenobleが欧州の雄たるLiverpoolを倒せるはずもないのだが、前進を止めるわけにはいかない。

相手に3倍近いシュートを打たれつつも必死で食らいつき、0-0のドロー。GKDegreがMOMに選ばれた。


23日 対 Liverpool(A):UEFA Cup Semi Final Leg 2

ホームでスコアレスドローに終わったGrenobleはとにかく点を取るしかない。相手はホームで前に出てくるだろうという読みから、ショートカウンターを狙う時用の4-4-2のフォーメーションでLiverpoolに牙を剥く。

効果はどうやらてき面だったようだ。

4分、絵に描いたようなカウンターからHugo Almeidaが先制点を挙げると、20分にはRenatoが芸術的なミドルシュートで追加点。後半開始2分にPKを与えてしまい1点を返されるが、61分には再びHugo Almeidaがヘッドでゴールを奪い、72分、Bonazzoliがトドメを刺した。

敵地Anfieldeで4-1の圧勝を飾ったGrenobleは、クラブ史上初のUEFA杯決勝進出。相手はドイツの強豪Stuttgartだ。

※喜んでばかりもいられない。この試合、Liverpoolの激しいタックルを受けてRenatoが負傷し、全治は1~2週間。


26日 対 Guingamp(H)

Liverpoolから戻った我々を迎えたのは、街を挙げての歓迎と祝福だった。

空港には溢れんばかりの群衆が集い、思い思いの言葉を投げかけている。フットボールの熱狂とは長らく無縁だった街へ、突如訪れたゴールデンタイム。堆積した情熱は、とうに沸点へ達していたようだ。

アルプス山脈の麓、イゼール川沿いに位置するGrenobleは、1968年に冬季オリンピックを開催したこともある歴史と伝統ある都市である。

しかし、ことフットボールに関して言えば、「片田舎」というに表現がしっくりとくる小さな存在に過ぎない。

市を代表するプロクラブであるFC Grenobleは1892年、FC Grenobleとして創設され、1951年にプロ部門が設立された。勲章と呼べるのは1960年と1962年の2度のリーグ・2制覇のみで、近年は長く2部リーグ暮らしが続き、1998/1999シーズンには3部リーグに転落。99/00シーズンの5位を経て00/01シーズンにリーグ制覇を成し遂げ、2部リーグへ復帰したものの、以後は2桁順位で降格を避けるのが精一杯。一向に一部へ上がれる気配はなかった。

ビッグクラブを擁する首都ParisやMarseille、Bordeauxといった各都市は言うに及ばず、近隣のLyonまでもが驚異的な成長を見せる中、ただただ「他人事」として指を咥えて見ているしかなかったGrenoble市民にようやく転機が訪れたのは2005年の初夏だった。

無名の日本人監督、暁空也氏の就任。

それからは、まさにリニアモーターカーのような速度でクラブは上昇気流に乗った。就任初年度にいきなりリーグ・2で2位へ付けて1962/63シーズン以来のリーグ・1参戦を果たすと(全身の成績含む)、列強に混じっていきなりの3位でフィニッシュ。

「昇格の勢いがたまたま持続した」

「どうせ降格だろうとノーマークだったのが幸いした。今年こそ降格する」

そんな陰口も多く聞かれた。翌シーズンの評判も低いものだった。しかし、自信を深めた1人の若年監督と選手達は再び3位へつける踏ん張りを見せ、初出場となったチャンピオンズリーグでも、予備予選でBarcelonaを倒す奇跡を起こし、――多分に組み分けに恵まれたとはいえ――グループリーグを突破しベスト4に食い込むという信じられない快挙を達成し、開幕前にフロック視していた評論家やファンへ赤っ恥をかかせた。

あれよあれよと言う間にFC Grenobleはフランスリーグで確固たる地位を築き、今や欧州のカップ戦でも強豪を薙ぎ倒して好結果を残している。

「夢物語」

後世、彼らの快挙はこう彩られるのかもしれない。

余りにも鮮やか過ぎて――。



そして今、夢物語はハイライトを迎えようとしていた。

この試合を勝てば、2位Lyonの結果がどうなろうとGrenobleの優勝が決定する。

対戦相手は19位ということもあり、前節の大勝の勢いそのままに一気に突破してしまいそうな予感を誰もが抱いていた。

【試合前記者会見】


――ついに、優勝が目前です。

「今までは優勝という言葉を口に出すことにためらいがあったが、ここまで来たからには宣言しておこうと思う。我々はこの試合に勝って優勝する」

――引き分けか勝ちで決定します。

「天の配剤か、今日我々はホームゲームを戦う。大勢のファンの前で勝利し、優勝を分かち合いたいね」

――相手は降格圏内のチーム、必死の抵抗もあるかと思いますが。

「互いに優勝、残留という大目標に全精力を傾けている。決して楽なゲームにはならないだろう。覚悟はしているが、不安はないよ」

――過密日程で選手達の疲労はピークを迎えているように見え、不安する向きもあります。

「UEFA杯、Coupe de Franceと2つのカップ戦を勝ち上がっているため、確かに最近はコンディションが万全の状態で試合へ臨めていないのは事実だ。怪我人も目立つ。しかし、こうした『勝ち続けている状況』というのは選手達の精神面に良い影響を与えるし、もともと我々にはターンオーバーを機能させるための十分な戦力がある。ラストスパートをかける余力は残しているよ」

――多くのファンが、そして街全体が優勝を祈っています

「この試合で我々は歴史に名を残すことになるだろう。スタジアムでその瞬間を目撃して欲しい」

―――――――――― キリトリ ―――――――――――

「優勝を決める」という意志は込めていても、これまでにないプレッシャーがGrenobleの選手達から積極性を失わせていく。

ボールを安全に回し、いつものような展開を見せるのだが、どこか歯車が狂っている。もどかしいまでの「ぎくしゃく感」。

それでも、染み付いた型はチームにゴールをもたらした。

22分、3トップの真骨頂であるサイド突破からBonazzoliがヘディングで合わせて先制点を挙げる。

大歓声に包まれたスタジアムに咆哮が轟く。ここまでは順調だった。

しかし、この早い時間帯での先制が注意力を奪う。

前半ロスタイム、最終ラインのLoovensが相手FWにボールを奪われ独走を許し、嫌な時間に同点に追いつかれた。

「しっかりしろ!いいか、何も特別なことはしなくていい。いつものように丁寧にパスを回し、サイドからの突破を図り、好守の切り替えを早く。それだけを頭に叩き込んでワンプレーに集中しろ!!」

たとえ選手たちが上の空で耳に入らなくても、監督がここで檄を飛ばさなければ、チームはますます動揺し、縮こまってしまう。一人ひとりを呼び、目を見据え、一言ずつ声をかけて最後に胸を叩く。選手たちに気合いを入れる時、尊敬する師はいつもこうしていた。

「頑張れ、あと45分だ」

後半のプレーも決して良いとは言えなかったが、残り時間をチーム一丸となって戦い抜き、1-1のドロー。

この瞬間、FC Grenobleがチーム史上初の1部リーグ優勝を成し遂げた!!!
:*:・。,☆゚’・:*:・。,ヽ(・∀・)人(・∀・)ノ ,。・:*:・゚’☆,。・:*:


~Epilogue~

微かに頬を伝うモノの感触に気付く。それは自分の目から流れ出た涙だった。

言いようのない充足感と安らぎが、爆発的に膨れ上がる歓声と地鳴りのような喝采を遠くへ追いやっていく。

日本から遠く離れた地、フランスで頂点を極めた。

一介のアマチュア監督だった頃、突然のオファー、選手達から猜疑心と不信感しか感じられなかったGrenobleへの就任当初――様々な記憶がフラッシュバックする。

ついに辿り着いた頂点の味は、どんな極上のワインよりも心を酩酊させるものがあった。

突然、身体の自由が利かなくなり、次の瞬間、視線の先には空だけが映っていた。

どうやら胴上げされているらしい。

フランスに「胴上げ」の風習があるなんて聞いたことがない。

きっとこいつらが――。

そう思うと、もう、溢れ出すモノを留めておくことなど到底できなかった。

―――――――――― キリトリ ―――――――――――


長く続けてきたGrenoble日記も、リーグ制覇を成し遂げたことで本編終了となります。まだUEFA杯決勝も含めてシーズンは続いていきますが、残りは「おまけ」的な扱いしかしません。

「大黒がいる、日本企業が買い取ったチーム」

という好奇心から始めた「思いつき日記」でしたが、FMユーザーの皆様に少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。

実はJリーグパッチを使わせて頂いて「湘南ベルマーレ」でプレーし始めているのですが、これは載せるかどうか未定です。FM2007の発売も近いですしね。気が向いたら、簡略化して発表するかもしれません。

長く日記をつけてきたことで色々な方と交流を持てました。それが実は一番嬉しかったりします。今後とも、日本の数少ないFMユーザー同士w、仲良くして下さい。
( ・ω・)∩

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コメント

お疲れ様でした~

グルノーブル日記がついに完結しましたね。
長きに渡り楽しませていただきました、そしてお疲れ様でした。

海外では既にFootball Manager 2007が発売されたようですが私は日本語版を待つことになりそうです。
英語版は2006のJapanese languageファイルでどこまで日本語化されるかが判明してから手を出そうか考えるとします。

これからも足しげく通わせていただく事になると思いますが、何卒宜しくお願い致します。



追伸:たまにはPESのことも思い出してあげて下さいね。・゚(゚`Д)゙.

お疲れ様でした

リーグ制覇おめでとうございます。
長い間、お疲れ様でした。

ついに完結ですかつД`)
最後のほうはもうプロが書いた小説のような盛り上がりで、
暁さんの文才には本当に感服いたします。
自分も、こんな文章が書けるように精進したいと思います。

また、次のシリーズも楽しみに待たせてもらいます^^
本当にお疲れ様でした。

おひさです

ご無沙汰です。

他の全てを忘れているかのような怒濤の勢いでFM日記更新してましたが、とうとう最終話ですか。お疲れ様でした。

毎回毎回負けないかなぁ…と念じてましたが矛先はグルノーブルではなく
リアルインテルへ行ってしまったようで…申し訳ないです;

blogいつまで休業中なんや!と突っ込まれそうですが、引っ越し後で忙しかったり
テスト近かったりといいわけたくさんなので突っ込まないでくださいw
まぁ、FM07までには復帰したいなぁと思いますけど勉強も正念場なんでねぇ;

PES6がもうすぐ出るようですが空也さんはどうするのかなぁ…。
自分は多分様子見になりそうです。
と言いつつ買ってしまうんですがね…;

多分mixiの方で色々日記書いているんでしょう。
読みたいんですけど数ヶ月ログインしていないんでなんか入りにくくてw
また時間できたらお会いしましょう~

皆様のコメントに多謝

>weahさん

長らくご無沙汰しておりますが、覚えて頂いて嬉しいです。あいにく、何かの連載等に集中してしまうと他のゲームが疎かになってしまうタチでしてPESからは完全に離れてしまいましたが、大変なことも起きてしまったようで…。PES6ではブンデスも消えちゃったとか。戦線復帰は迷っております。
(;・∀・)


>Hendrikseさん

いつも交流どうもです。私もラストは久々に力を込めて創り込んだので、そういって頂けると大変嬉しいです。
(ノ´∀`*)

FMというゲームはプレー日記に向いてると思いますし、書き方次第で色々な「色」が出せますよね。私らしい、ちょっと甘ったるい空想的な世界を毎回出していけたらと思ってます。

2007の到着は今週末くらいになるみたいですから、いよいよ「兄から弟への挑戦状」日記のスタートも目前です。引き続きご愛顧頂ければ幸いです。

稀少な日記職人仲間として、今後とも宜しくお願い致します!


>Lさん

すっかりご無沙汰してしまって、こちらこそ申し訳ないです。
m( __ __ )m

ほぼ毎週末はフットサルがいずれも入っていて、顔を出す暇もない有様。PESを忘れたわけでも、軽視しているわけでもないのですが、結構一本気なところがあってFMばっかりやってます。
(;´Д`)

しかもPES6が聞いた限りでは到底モチベーションが上がらず…戦線復帰は未定です。

色々とゲーム意外にも話したいこともあるのですが、ミクシィにも顔を出さないみたいでは…。たまには絡みましょうw

ブログなりホームページなり、早く再開して下さいよ!!滅茶苦茶楽しみにしてるんですから。

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