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07 | 2019/08 | 09

熱く激しく、しかし不甲斐なく歯がゆい夜 

(家に着いたのは9時30分前だったか。試合が既に終わっているのを親に確認し、すぐさま観戦に入る。食事の間も惜しんで。そして…)



筆舌に尽くしがたい不満と、吐き出したい怒りがあるのは間違いない。

ボールホルダーへの緩慢なプレス、キープしても一向に躍動感や連動性の感じられない「場当たり的な」攻撃、テクニックやスピードばかりでゴールが程遠い男、ボールがそのまま流れてくることを全く考慮に入れず敵ばかり眺めるポジショニングでゴールを献上した男、完全なカウンター狙いだった相手に少ない手数であっさりと危険ゾーンへ運ばれてったディフェンス陣…挙げればキリが無く、書きながら自分の怒りが更に高まっていくのを感じる。

しかし、本当にポジティブな要素は何も無かったのか。違うはずだ。批判することは多くの方々に任せ、ここは讃えるべきところを讃えたいと思う。

まずは、Jリーグでの不調に危機感を募らせた玉田の積極的なチャレンジ。ゴールに入れられないのは本当に彼らしいのだが、フィニッシュまでの持っていき方、スピーディーなアタック、何かを仕掛けようという意図が見られたのは好印象だった。

それから、彼とコンビを組んだ巻も──軸足に当たって入ったゴールはまぐれだろうが──精力的な動きが目に付いた。時にピッチ中央までボール奪取に走り、顔中、ユニフォーム中を汚して必死にボールへ食らいつく。久保の代役を期待以上に果たした彼を、ジーコは呼んでくれるのだろうか。中山隊長のような活躍を、私はやってくれると信じているのだが…。

最後に、途中出場で実力の差をまじまじと見せつけた小野伸二。柔らかいタッチ、気の利いたトラップ&ターン、玉田や三都主へ通した超絶美技のスルーパス。中1日の強行日程とは思えない軽快な動きは、明らかに動きが重かった小笠原との役者の違いを証明していた。

敢えてもう1人挙げるならば、三都主か。相変わらず引いた相手ならば攻撃性能が活きる。

佐藤、長谷部は、毎度お馴染みジーコ的時間配分意図不明交代の犠牲となった形。長谷部は決定的なチャンスがあっただけに、あれを決めていれば…。


最終スコアは1-2。ジーコは試合後の会見で強がったが、どんな内容でもホームであのレベルの相手に負けてはならない。守備力があってもイマジネーションに欠ける遠藤、福西、阿部のセンタートリオはいかにも消極的ではなかったか、引いた相手を崩すために早く具体的に手を打つべきだったのではないか、采配には甚だ疑問が残る。

13日のスコットランド戦が国内最後のテストマッチ。あとは本番直前にドイツ戦、マルタ戦を残すだけだ。誰のコンディションが良くて、誰がチームに活力を与えているのか、再度見つめ直し、そろそろ適切な処置を施してくれないか。失望と悲しみをドイツに残していかないために──
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