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07 | 2019/08 | 09

the ultimate gun 

敵陣奥深く

やや左めの位置でボールを受ける。

ウイングだった頃の習性か

それとも天が定めし「生息地」か

ここが彼のテリトリーだ。

そこから

爆発的な加速力と

その速さからは似つかわしくない

柔らかく多彩なフェイントで

彼は

ステップを刻み

踊るように

駆け抜ける。

対峙するDFは

為すすべ無く

後ろ姿を見つめることを強いられ

必死の覚悟を込めた

「断つ」ためだけのタックルは

虚しく空を切る。


数百年の年月を経て成熟した大樹のような

どっしりとした体幹は

屈強な戦士たちを前に揺ぎ無く

遮るものを

時として

薙ぎ倒し突き進む。

まさに

柔と剛の極限融和――


全方位から繰り出される

正確無比なシュート。

「静」と「無」から突如咆哮を上げて襲いかかる

凶悪なプレイスキック。

ゴールの神の寵愛を一身に集めながら

それを愛すべき仲間と共有する

利他性。


最高のハンターにして最高のコンダクターは

ヤングガンズの守護者として

頂点へ向けて白煙をくゆらしている――


久し振りに更新してみました。

彼は残ることを選ぶのか、去ることを選ぶのか。

ガナーズファンで無い私ですが、どんなチームには「バンディエラ(旗頭)」が存在すべきだと思います。

そして、ガナーズのバンディエラはアンリであって欲しいのです。

「イングランド人でない」とかは問題じゃない。代理人の利権やクラブ間の思惑、選手達の増長によって、今の時代に「チーム名=選手」となり得る例は稀有なものになってしまいました。

私は熱狂的なインテリスタですが、きっと全世界的に見れば「インテル=サネッティ」とはならないでしょう。

大好きなプレイヤーで、私が最も敬愛するプレイヤーである彼は、惜しいかな栄光や名声、実績とは無縁の選手生活を歩んできました。

また、右サイドバックというポジションでは世界に名を轟かす実力者といえど、そのポジションで最高かと聞かれれば、多くの人は他の名前を列挙することでしょう。

ライバルチームのバンディエラ、ユベントスのデル・ピエロ、ミランのマルディーニとは対照的に・・・。

しかし、アンリはまさに牽引車としてチームに数々の栄光をもたらした存在です。彼がいたからこそ、以前とは180度違うスタイルがガナーズに定着し、魅惑的なフットボールだと讃えられ、さらには無敗でのリーグ制覇という信じがたい偉業を成し遂げられたのです。


バルセロナにロナウジーニョあり、R・マドリーにラウールあり、チェルシーにランパードあり、リバプールにジェラードあり、バイエルンにカーンあり・・・

「ガナーズにアンリあり」

いつまでもそうあって欲しいと願い、これを書きました。

決勝の地で

ガナーズが夜空に咆哮する様を

心から祈っている。
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