○抜本的な再構築昇格しても既存の戦力を大切にする監督は多いだろう。長く険しい昇格への童貞・・・道程の中で育まれた絆は、個の能力を超えて尊い。
しかし、筆者は超が付く現実派。2部には2部に、1部には1部に相応しい選手が要る。いつぞやのFC岐阜も真っ青なほど、選手を入れ替えた。
そもそも、提携した親クラブから選手を借りまくって昇格した身。主力の半数は“借り物”だったのだから、躊躇など便所に流してしまえばいい。
ウインターブレイク中に目標を上方修正し、給与の総額が嵩上げされた時点から、来季の戦力を固めていった。
手当たり次第、ろくにポジションを確認せず(ぇ結果、特定のポジションが厚くなり過ぎてしまったが、「久々のプレーだから」と開き直るw
さらに言えば、スカウトの能力が低く、幾つかの項目の数値が判然としないまま獲った選手が何人もいる(※筆者は選手の能力値を隠してプレーするのがスタンス)。
本気でプレーするヒトは、決して真似しないようにw
16人もいるため、ポジション別に紹介する。
「GK」Kevin Van den Noortgaete ベルギー3部のAalstから400万円で獲得

飯能・・・反応に優れる今季の守護神。GKとしては小柄で、空中戦には不安があるが、瞬発力や予測力、ポジショニングでカバーしてくれるはずだ。それにしても名前が長い。
Matko Perdijic ポーランド2部のZagłębie Sosnowiecからフリー移籍

各国を転々としており、経験が豊富。2番手だが、空中戦はNoortgaeteより優れている。
昨季の控えだった
Miszczukが3番手となる。
「DF」Krzysztof Bak ポーランド2部のBytoviaからフリー移籍

今となっては、なぜ獲得したのか分からない(おい)、センターバックの控え。
Kjetil Borry ベルギー2部のRoeselareからフリー移籍

本職は左サイドバックだが、高さに目を瞑ればセンターバックにも対応できる。守備力を買ったが、クロスとドリブルが伸びれば、攻撃でも輝きそう。
Alan Fialho ブラジル1部のFluminenseから30万円で獲得

昨季、期限付き移籍でCBのレギュラーを務めた。戻っても居場所がないようで、僅か30万円で買い取れた。今季も彼がCBのファーストチョイスだ。
Kamil Wojtyra ポーランド2部のRakowから700万円で獲得

彼は“掘り出し物”だろう。18歳で本職はSBだが、CBでもチームのトップクラス。練習もCBで積ませ、Fialhoのパートナーに育てる。
Cezary Stefanczyk ポーランド1部のWisła Płockから900万円で獲得

右SBのレギュラー候補。スカウトの評価は低いが、攻守に隙が無い。新加入では3番目に高い違約金を払った。
Wojciech Lisowski ポーランド3部のChojniczankaから415万円で獲得

本職は右SBだが、左SBでも問題ない。FKのキッカーとしても楽しみ。
「MF」Dariusz Klus ポーランド2部のolimpia grudziądzからフリー移籍
Lukasiewiczの控えを確保した。34歳でスピードは衰えたが、メンタルは充実しており、まだまだ働ける。
Bart Webers ベルギー3部のHeistから350万円で獲得

今季の「アンカー」役の本命だ。求められる能力を網羅しており、ミドルシュートや決定力が高いため、得点も望める。
Piotr Wlazlo ポーランド1部のWisła Płockからフリー移籍
Nalepaの代役を手に入れた。突出した何かがあるわけではないが、全ての能力が満遍なく、中盤で攻守に器用に立ち回れるだろう。
Ryota Noma(野間涼太) モンテネグロ1部のRudarからフリー移籍

彼は実在する。

日本人だから、筆者と同じ明治大学出身だから獲った・・・のではなく、スカウトの推薦。彼も幾つかの能力値が見えず、想像したよりも“大人しい”能力だったが、チームで2番目に給料が高く、それに相応しいパフォーマンスを祈る。監督の愛人(?)と叩かれないように。
Mustapha Jarju ベルギー4部のHasseltから1150万円で獲得

技巧派だが、スタミナがない。FWでスーパーサブとして起用すると面白いかもしれない。新加入では2番目に高い違約金を払った。
Niklas Zulciak ポーランド1部のWisła Płockからフリー移籍
昨季は期限付き移籍で所属し、26試合で4得点3アシスト。2列目であれば、どこでもプレーできる万能性を評価して獲得した。
「FW」Oumar Diouck ベルギー2部のLommel Unitedから770万円で獲得

伸び代にも期待して獲得したストライカー。高さはなく、地上戦で点を取る。
Lucas Gaucho リトアニア1部のZalgirisから1900万円で獲得

今季の得点源を担う。
Verduよりも全体的に能力が高い。違約金も給料もナンバーワンだ。
以上が新戦力。本当は
Formellaを買い取りたかったが、違約金の折り合いが付かず、断念した。
一方で、昨季の2部得点王であるVerduに海外のクラブがオファーが届いた。
本人も移籍を希望したため、ロシア1部のUralへ5000万円で放出。彼の評価額は3000万円で、5000万円を要求したが、あっさりと飲んだ。当然、「もっと上げれば良かった・・・」と後悔したが、5000万円でもArkaが売却した選手では過去最高。良い交渉だと納得しよう。
なお、他に退団した選手は全てタダ。結果、昇格に伴う昇給などで、あっという間に給与枠をオーバーしてしまった。

上の画像の通り、このオフで給与がグンと上がっている。実はキャプチャーするタイミングが遅く、開幕後にフリーとローンで2人を追加してからの金額だが、1部では11番目。プロスポーツの原則である「強さ=資金力」に基づけば、これで残留は間違いない(短絡的
実際、オッズは10位タイ!(次藤君ではない
10位~14位が同じオッズと大混戦の様相支出は大幅に増えたが、テレビ放映権料が1億5900万円も入ったため、今季の損益はギリギリでプラス。相変わらずスポンサーは寂しく、シーズンが終わるまでには赤字に転落していそうな気もするが(自虐)、スタジアムの収容率は2部よりも上がるはずで、そこまで悲観していない。現実から目を背けているだけかもしれないがw
スポンサー収入は1シーズンに1700万円弱にとどまる○大☆誤☆算むしろ、青ざめたのは1部のルールだ。


昇格が決まった時点でチェックするべきだが、この無能監督は何も考えずに補強に勤しみ、愕然とする。
登録できる選手は25人までスターティングイレブンに起用できる外国人は2人まで
(・・・トップチームには、少なくとも30人はいるぞ・・・)(・・・野間、Jarju、Lucasの3人が外国人だ・・・)(・・・嘘・・・だろ・・・)
一条さんに現実の不条理さ(自業自得だが)を突き付けられそうになったが、カイジのように紙一重で助かる。
U-21の選手は、登録せずに出場できるのだ!!幸い、Arkaの主力にはU-21の選手が多い。外国人の人数はどうにもならなかったが(苦笑)、獲得したばかりの選手を売らずに済んだ。
皆さん、昇格・降格が決まった際には速やかに来季の舞台のルールを把握しておきましょう(お前が言うなチームが刷新され、コンビネーションや戦術の浸透度に不安を残すが、どう開幕まで仕上げ、いかに勝ち点を積み上げていくのか――。
次回へ続く!
【予告】誤算は、再び訪れる。
昨季の大黒柱の長期離脱だ。
彼の負傷後、堰を切ったように負傷者が続出する。
野戦病院と化すチームを、どう救うのか。
マネジメント力が問われる。
えーい、期限付き移籍だ!(え~
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