03 | 2017/04 | 05

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開幕直前、欧州CLグループステージ勝ち上がり予想・後編 

※昨日の続きです。


グループEは、シャフタール・ドネツクが面白い。自国リーグでは9戦9勝と独走し、32得点4失点も圧巻。アルメニア人MFヘンリク・ムヒタリアンは9戦12発と手が付けれない量産態勢に入っており、ブラジル人MFアレックス・テイシェイラも9戦5発と好調だ。FWにも、ユーロ2012で“見せ場”をつくったウクライナ人デヴィッチ(6戦3発)や自国リーグで過去3季連続2桁得点のルイス・アドリア―ノ(5戦3発)を擁しており、得点力はグループ内でもトップクラス。広く知られているホームでの強さも合わせて、チェルシーやユベントスに肉薄する。

前回王者は、ドログバの退団で高さと強さを失った前線に不安が残る。競った展開で勝敗を分けるのは、セットプレーやパワープレー。そこで驚異的な力を発揮していたコートジボワール人FWは、もういない。ただ、ビッグイヤー獲得の原動力となった守備陣は維持され、ベルギー人MFエデン・アザールの加入で攻撃のバリエーションを広げており、グループステージ突破は堅い。

久しぶりに帰還したイタリアの貴婦人は、自国リーグでの好調を生かしたい。開幕から3連勝を飾り、9得点2失点と攻守に安定感がある。新戦力のアサモアやパルマから満を持して戻ったジョビンコが早々にフィットしており、選手層は厚みを増した。チームの象徴であったデル・ピエロは退団したものの、昨季に自国リーグを制覇した主力も揃って健在。ブッフォンやピルロ、ルシオらUCLでのキャリアが豊富な選手を抱えており、経験不足ゆえの自滅もないだろう。

デンマークのノアシェランは、まず1勝を目指したい。自国リーグで5戦6得点のオランダ人FWジョシュア・ジョンの得点力に期待がかかる。デンマークのレジェンドであるミカエル・ラウドルップの次男、MFアンドレアス・ラウドルップにも注目したい。デンマーク代表と同様、粘り強く戦い、嵩にかかってくる格上をカウンターで仕留められるかが勝ち点を挙げるカギとなりそうだ。

グループFでは、前回準優勝のバイエルンが一頭地を抜いている。今夏は大量補強を敢行し、ブラジル人CBダンテ、スペイン人MFハビ・マルティネス、クロアチア人FWマンジュキッチら即戦力が加わった。各ポジションに2人以上の“一流”を揃えており、隙がない。怪我に弱い「ロッベリー」が健在で、不調に苦しんでいたシュバインシュタイガーも良化の兆しを見せているだけに、首位通過は揺るぎない。

対抗の一番手は、バレンシアだろう。監督が代わり、自国リーグでは出遅れたが、今夏の補強は的確で、地力は昨季以上かもしれない。その昨季はチェルシーとレバークーゼンの後塵を拝し、決勝トーナメントに進めなかったものの、クオリティに差はなかった。選手層の薄いDFに怪我人が出なければ、2番手の座はキープするはず。

リールは、バリエーションが豊富なアタッカー陣の働き次第か。自国リーグでは5戦1勝3分1敗と勝ち切れておらず、7失点という守備陣に多くは求められない。フランス人FWディミトリ・パイエ、コートジボワール人FWサロモン・カルー、ブラジル人FWデ・メロの奮闘が不可欠だ。

昨季はホームでミランと引き分け衆目を集めたBATEだが、最終的に1勝もできなかった事実を見逃してはならない。3位への道も険しい。

グループGは、バルセロナが突出している。言葉は悪いが、「試運転」に最適かもしれない。グアルディオラからビラノバへの政権交代に混乱はなく、選手の入れ替えも最小限。バレンシアからスペイン人DFジョルディ・アルバ、アーセナルからカメルーン人MFソングを得て、しっかりとスカッドを底上げした。長期離脱していたビジャも順調にエンジンが温まってきている。新戦力の融合、リハビリ、若手の鍛錬など、勝ち点の獲得以外に目的を持たせられる余裕が、このチームにはある。

2番手の筆頭は、ベンフィカ。近年、UCLとELの両方で快進撃を続けるポルトガル勢の一角だ。ポルトガル人、スペイン人、ブラジル人、アルゼンチン人を軸に構成されるチームは高いテクニックを持ち、最前線には高さと巧さを兼ね備えたパラグアイ人FWオスカル・カルドソが待ち構えている。また、21歳のスペイン人FWロドリゴも自国リーグで3戦3得点と成長著しい。昨季はマンチェスター・ユナイテッドと互角に戦い(2試合とも引き分け)、決勝トーナメントに進んだ。その再現は、目標でなく命題だ。

バレンシアを率いて好成績を挙げたウナイ・エメリが新たに率いるスパルタク・モスクワは、自国リーグでの8戦4勝1分3敗という状況を見ると、仕上がりに不安を残す。シャルケから加入したスペイン人MFホセ・マヌエル・フラード、リヨンから加入したスウェーデン人MFキム・シェルストレームら新戦力が牽引し、数々のトラブルを巻き起こしながら資質は底知れぬナイジェリア人FWエメニケが覚醒すれば、あるいは・・・。

セルティックは、自国リーグで5戦2勝2分1敗と振るわない。主力の顔ぶれはUCLで通用するようには見えず、苦戦はまぬがれないだろう。ホームでの“肉弾戦”に賭けたい。

グループHは、昨季のリベンジを果たしたいマンチェスター・ユナイテッドが首座。オランダ人FWファン・ペルシーとMF香川の獲得で、アタッキングサードでの崩し方や破壊力が増した。懸念材料は、怪我人の多さ。攻撃陣では、エースのルーニーとファン・ペルシーが負傷離脱し、香川も腰痛を抱えている。守備陣もスモーリングとフィル・ジョーンズを欠く。穴埋めできるだけの面子は揃っているが、序盤戦で勝ち点を落とさないよう気を付けたい。

2番手には、自国リーグで不調のブラガよりもガラタサライを推す。トルコ代表をベースに、ウルグアイ人GKムスレラ、ブラジル人DFクリス、チェコ人DFウィファルシ、ブラジル人MFフェリペ・メロ、スウェーデン人FWエルマンダー、モロッコ人FWアムラバト、チェコ人FWバロシュら、優れた外国人が名を連ねる。自国リーグでは4戦3勝1分と無敗で、12得点を奪っている。一方で、失点は6と嵩んでおり、守備に隙がある。

ブラガは自国リーグで3戦1勝1分1敗と鈍い出足。FWにはゴールがない。貧打の解消は喫緊の課題だ。CFRクルージュも自国リーグで8戦3勝4分1敗と苦戦中。国際舞台で実績を残している選手も少なく、実力的に疑問符が付く。

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●まとめ

<グループE>


◎チェルシー
○シャフタール
▲ユベントス
 ノアシェラン

<グループF>

◎バイエルン
○バレンシア
▲リール
 BATE

<グループG>

◎バルセロナ
○ベンフィカ
▲スパルタク・モスクワ
 セルティック

<グループH>

◎マンチェスター・ユナイテッド
○ガラタサライ
▲ブラガ
 CFRクルージュ
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コメント

Re: 開幕直前、欧州CLグループステージ勝ち上がり予想・後編

シャフタールが好調なんですね。
前々回の大会ではベスト8まで勝ち残っていますし、確かに侮れないチームだと思います。

ポルトガル勢は近年、欧州の舞台で健闘している印象があります。
ベンフィカの他にも、前々回のヨーロッパリーグはポルトガル勢同士の決勝でしたし。
気がつけば、今大会はポルトガル勢が3チームでイタリア勢が2チームです・・・。

シャフタールといえば

>どらぐら様

ムヒタリアンがいきなり大活躍しました!

ちょっと嬉しかったですw

メンツを見てもベスト16は十分に狙えるのではないかと思っています。

ポルトガル勢は、リクルートの上手さですよね。もちろん、ブラジル人が外国人に該当しないというルールも追い風にはなっていますが、安価で質の高い選手を揃えてくる。これはイタリア勢の不得手であり、凋落の遠因でもありますが・・・。

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