08 | 2017/03 | 09

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第5回~良い騒動、悪い騒動~ 

ウンターハヒンク日記


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~クリスティアン・シュヴァルツ記者の手記より~

2部に昇格して迎えた12-13シーズンは、滑り出しは良好。初戦は落としたものの、そこから3連勝と堂々たる戦いぶりで順位表の上に名を連ねる。3部での独走がフロックではないと印象付けた。

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敵地のアウクスブルク戦を含めた3連勝は立派

「リベンジ」も成し遂げた。DFBポカール1回戦の相手はアーヘン。昨季、シャルケに勝って進んだ2回戦で1-2と敗れたのは記憶に新しい。そのアーヘンは1部に昇格していたが、Prokophのゴールを守り切って勝利。敵地で、しかも途中に退場者を出しての勝利に、チームは自信を深めた。

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内容的にも互角だった


9月に入り、2人の男がウンターハヒンクを騒がせた。

1人は、Marko Pantelićだ。

Marko_Pantelić

セルビア代表で43試合10得点のストライカーは、ドイツでもよく知られている。

2005年、移籍期限が閉まる直前の8月31日に期限付き移籍でヘルタ・ベルリンに加入すると、リーグ戦で28試合11得点。いきなり2桁得点を達成して注目を集めた。さらに、完全移籍となった06-07シーズンは32試合14得点、続く07-08シーズンも28試合13得点と、3シーズン連続で2桁得点を記録。文字通り“エース”として君臨した。

2009年の夏に退団したが、新天地のアヤックスでも輝きは色褪せず。9番を背負い、リーグ戦で25試合16得点9アシストと“爆発”した。契約がこじれて僅か1シーズンでの退団を余儀なくされたが、それも含めて大きなインパクトを残した。

10-11シーズンからはオリンピアコスでプレーしているが、10-11シーズンにリーグ戦で20試合9得点、11-12シーズンも6試合3得点。ギリシャでも決定力の高さを見せつけた。

その彼と、ウンターハヒンクが接触の機会を得た。常識的に考えれば、これほどの経歴を持つ選手が2部に上がりたてのクラブと交渉するなど有り得ない。ただ、11-12シーズンをもってオリンピアコスを退団した彼は、夏の移籍市場を終えてなお、未所属という立場に甘んじていた。

ウンターハヒンクは、そこに賭けた。

リーグ戦の合間を縫い、監督が自ら口説き落としに赴く。こうなると、「口八丁手八丁」に長けた監督の勝利は揺るがない。1週間とかからずに交渉をまとめあげ、年俸2000万円の1年契約を結んだ。

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攻撃陣の核として期待される

33歳と選手生活の晩年に突入しつつあるとはいえ、格を考えれば驚くほど安い年俸だが、ウンターハヒンクにとっては、なけなしの金だった。ヤツは「彼に2000万円を払うと、給与枠をオーバーしてしまうからね。経営陣の説得は、かなり大変だったみたいだよ。編成部長は『また心労で毛が抜ける』と嘆いていたし。僕は『これ以上どう薄くなるのか見てみたい』なんて思っていたんだけどね(笑)」と、わけの分からないことを言っていたが、経営的なリスクは大きい。Pantelićには、背中の10番に相応しい価値の証明が求められる。

Pantelićの初ゴールは、少しずつ出場時間を増やしながら迎えた4戦目だった。豪快さと駆け引きの巧さを印象づける2発で勝利に貢献。その実力をアピールした。1860ミュンヘンとのダービーマッチで1-5と惨敗を喫した直後だけに、サポーターの喜びは殊更だった。

スピードは衰えたが、抜群の得点感覚は健在。熟練の技は、2部では突出していた。事実、彼は重要なゴールを幾つも決め、チームに多くの勝ち点をもたらすことになる。

良い意味で騒がせたのがPantelićなら、悪い意味で騒がせたのはMarcos Gullónだった。

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ピッチ上では順風満帆だったが・・・

加入以降、良質な長短のパスを振り分けてピッチ上の指揮官を務めていたが、オフ・ザ・ピッチでは大苦戦。ドイツの気候に慣れず、スペインの太陽に恋い焦がれ、ついにはホームシックにかかってしまった。最終的にクラブ側は休暇を与えるという判断を下したが、その期間は32日間。ヤツは「まるで学生の夏休みだ。俺なんて夏休みすらないというのに・・・」とブツブツ文句を言っていたが、心の病は軽視できない。早めの処置は選手にとってもチームにとっても正解だろう。

才気煥発な若者は、このままフェードアウトしてしまうのか。それとも克服してクラブが望むチームの支柱へと成長するのか。今はまだ、誰にも分からない。


次回へ続く!!



<編集後記>

第5回は、Pantelićの獲得にテンションが上がって生まれましたw

つまり、勢いだけ(苦笑)。

そこに「ホームシックのスペイン人」というネタを組み込むという安易な構成で、お恥ずかしい限り。番外編にすれば良かったかもしれません。

一応、次回はシーズンの折り返しまで進める予定です。もっとも、ほとんどメモは取らなかったので、リーグ戦は17節が終了した時点の順位表と選手のランキング、DFBポカールは2回戦以降の結果を貼って、少しだけ考察するくらいでしょうか。なるべく読み物になるよう努力します。

しかし、今夜の日本対ベネズエラは消化不良でしたね。序盤から中盤にかけては、そこそこ良い個人技や良い連携も見られましたが、時間が経つにつれてトーンダウン。最後は硬直して、長友の単独突破くらいしか可能性を感じませんでした。

とりあえず、シュツットガルトのラッバディア監督はまた怒るでしょう。なにせ、五輪でキャンプに参加させられず、終わって開幕まで急ピッチで調整させようとしたら、代表に連れていかれ、挙句に1分も出場せずに帰らされる選手がいるのですから。長時間のフライトを2回というダメージ付きで。言うまでもなく、酒井高徳ですね。敢えて呼ぶ必要があったのか、非常に疑問です。
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コメント

Re: 第5回~良い騒動、悪い騒動~

いや~、弱小クラブでやってると代表経験者獲得は燃えますよね!
これで2部中位はいけますかねぇ…。

あと、スペイン人のメンタルの弱さは何とかならんのか!w

自分はスペインでやってますが、放映権料に大苦戦中です。
反乱軍の気持ちが分かります!w

コメントありがとうございます

>mukade様

成り上がりプレーをしていて、一つ階段を上ったと実感できる瞬間ですよね~。ここからはトントン拍子で強くなっていく。ドイツは3部と2部の差がそれほど大きくないので、中位以上は十分に狙える戦力となりました。

スペイン人やイングランド人は、異国でなかなか活躍できないですよね。これはリアルでいいんですが、困ります。

スペインは放映権料が安いですし、外国人枠もありますし、大変ですよね。ドイツはかなりぬるいですからw

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