03 | 2017/04 | 05

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数字で振り返るJ1・後編 

「ニコ生」で実施した「数字で振り返るJ1」の“カンペ”公開の後編です。年を越してしまい、すみません。

●守備力と順位の関係性

<守備力ベスト5>

※数字の後ろのカッコ内は1試合平均失点。クラブ名の後ろのカッコ内はリーグ順位

1位 25(0.74) 仙台(4)
2位 36(1.06) 名古屋(2)
3位 40(1.18) 横浜FM(5)
4位 40(1.18) 鹿島(6)
5位 42(1.24) 柏(1)

1試合の失点数が1以下の仙台は驚異的な数値だ。そして、堅守ベスト5のクラブは、いずれもリーグ戦で上位に入っている。ちなみに、リーグ戦で3位に入ったG大阪の失点数は12位。明らかに守備が足を引っ張っている。

逆に“そつがない”のは名古屋で、得点でも失点の少なさでも2位に入った。

一方、ワースト5は以下の通り。

<守備力ワースト5>

※数字の後ろのカッコ内は1試合平均失点。クラブ名の後ろのカッコ内はリーグ順位

1位 75(2.41) 福岡(17)
2位 64(1.88) 山形(18)
3位 63(1.85) 甲府(16)
4位 53(1.56) 川崎(11) 
4位 53(1.56) C大阪(12)

降格クラブが1位、2位、3位を独占した。川崎、C大阪も2桁順位で、守備力を欠いては上位には進出しづらいという傾向が判る。もっとも前述したように、失点数でワースト6位のG大阪が3位に入っており、例外もある。

いずれにしても、降格を避けるためには守備力が必要なのは間違いない。

ここで、被シュート数と失点数の関連性について掘り下げたい。シュートを打たれる数が多いほど、失点に結び付きそうなイメージがあるが、その実態を検証する。

まず、多い方から順に記すと――

1位 498 神戸
2位 474 名古屋
3位 445 大宮
4位 444 福岡
5位 436 広島

となる。

それぞれ失点数は、12位、17位、9位、1位、8位。意外にも、福岡を除いて被シュート数の多さが失点数の多さに結び付いているとは断言できない。特に、2番目にシュートを打たれながら、失点数が17番目の名古屋は、「(難しい態勢やシュートコースを限定した上で)打たせて防ぐ」という守り方をしているのだろう。

次に少ない方から順に見ると――

1位 328 柏
2位 332 鹿島
3位 339 川崎
4位 347 仙台
5位 352 横浜FM

それぞれの失点数は、14位、16位、4位、18位、15位。川崎を除き、被シュート数の少ないチームは失点も少ない。これは、ある意味で常識的な結果だ。

ただ、川崎は打たれる本数が低い割に失点が多い。守備のメカニズムの問題というよりは、GKを含めた個の力の問題かもしれない。

●まとめ

数字と成績は、リンクしている。特に「優勝するためには得点力が、残留するためには守備力が不可欠」という結論は2シーズン連続で出されており、決して無視できない。不確実性のスポーツであるフットボールにおいて、数字は軽視されがちだが、数字から見えてくる兆候はある。
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コメント

Re: 数字で振り返るJ1・後編

セレッソやフロンターレのように得点力をもって優勝を狙ったチームは歯車がかみ合わないとこういう順位になりがちってことですかねえ・・・

Re: 数字で振り返るJ1・後編

いろいろなデータについて触れており、興味深く読ませていただきました。
我らがグランパスは、失点数はそれほど多くないものの、見ていてヒヤヒヤするのは、やはり被シュート数の多さなのですね^^;
ここでは触れられていませんが、反則数は意外とリーグ最少だったりするのですが。

川崎は守備に不安を抱えていますが、噂のブラジル人DFが加入すれば、その不安も解消されるのでしょうか・・・。

得点力は必要ですが・・・

>あゆ様

今頃ですみません。

Jリーグを制するためには得点力が必要というのは間違いなさそうですが、守備が弱くても良いのは「突き抜ける」くらいの得点力を持ったチームだけという結論になりました。その点、C大阪も川崎も守備が弱過ぎた。川崎は守備の補強に力を注いでいますが、C大阪は来季も守備がネックになりそうな気がします。

名古屋の巧さ

>どらぐら様

今頃ですみません。

そして、ありがとうございます。

本当は反則数にも触れたかったんですよね。実際、10年のまとめでは触れていますし。書く時間と手間を惜しんで割愛してしまいました(苦笑)。

名古屋の場合は、「無謀な守備をしない」というのが徹底されているように感じます。上手く相手を追い込んで、きっちりとボールを奪うか無理矢理なシュートを打たせる。GKとCB2人、そしてアンカー役の質の高さでしょうね。観ている側はヒヤヒヤするでしょうが、恐らくはそういう守り方をしているのだと思います。

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