07 | 2017/08 | 09

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皇帝、逝く 

皇帝、逝く――。JRAは4日、1984年に史上初めて無敗でクラシック3冠競走を制したシンボリルドルフが、繁養先のシンボリ牧場で死亡したと発表した。享年30。デビューから8戦全勝で史上4頭目の“三冠馬”となったシンボリルドルフは、その卓越した強さから「皇帝」と呼ばれ、引退までに7つものGⅠを制覇。当時はまだ珍しかった、海外GⅠへの挑戦も果たしている。通算成績は16戦13勝。引退後はシンボリ牧場で種牡馬となり、皐月賞とダービーの二冠を含めGⅠ4勝のトウカイテイオーを輩出した。

一部報道によれば、シンボリ牧場の和田孝弘代表は「この2、3日やや体調を崩しており、3日の午後8時頃からは身体に震えが走るような状態になった。獣医師が栄養剤を投与するなどで様子を見たが、残念ながら4日の午前3時、眠るようにしてこの世を去りました。強かったルドルフの姿は、私だけでなく、競馬ファンの皆様の心の中にこれからも生き続けてくれると思います。今は心からありがとうという気持ちでいっぱいです」とコメントしている。

また、ルドルフの全レースに騎乗した岡部幸雄氏は「元気だと聞いていただけに、とても残念に思いました思い出は沢山あり過ぎて、一言で表すのは難しいですが、『自分の人生の一部』とも言える馬でした」と、死を悼んだ。

昨年11月26日には、ジャパンカップの30周年を記念し、久しぶりに競馬ファンの前に登場。健在ぶりを披露していたが、それから約1年後、天国へと走り去っていった。

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---------- キリトリ -----------

筆者のような若造は、リアルタイムで観ていたわけではないため、思い出をつづることなどできません。

しかし、VTRや資料などを通じて、彼の偉大さは刻まれています。彼の戦績、レースぶりを見るにつけ、その稀有な“強さ”に圧倒されます。

速いではなく、強い。

これが私の持つルドルフ像です。

物凄い大差を付けたレースは、ほとんどありません。目の醒めるような末脚でごぼう抜きするタイプではなく、先行してスッと抜け出し、最後はいつでも誰より先にゴールする。

悠々と、綽々と。ひたすらに。

彼なら、シンザンの長寿記録も颯爽と抜いていくのだろうと思っていました。

「勝手な夢を押し付けるな」と怒られてしまいそうですね。

それとも、今頃は天国で「ワシの記録は超えられなかったようじゃのぅ」とシンザンにいじられて、苦笑しているのでしょうか。

日本の競馬史に永遠に刻まれる、史上初の無敗の三冠馬。どれほど歴史が進んでも、彼の強さは形を変え、語り継がれていくに違いありません。



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コメント

速さと強さと

お久しぶりです。

競馬関連の記事にはなるべくコメントしたいと思いながら…(苦笑)
興味深い表現があったのでうっかり(?)コメントした次第です。

「速さ」と「強さ」は別物。これは私の競馬観の根底を成すものです。
直近の代表例を挙げれば前者はディープインパクト、後者はテイエムオペラオーですかね。

そして私は「速い」馬があまり好きではありません。
最近のディープ産駒・タキオン産駒をはじめ「強さ」を実感できない競馬を憂いている一人です。

各路線の細分化、育成技術の向上、騎手の没個性化…
あまりにもアスリート然とし過ぎている現代では「強さ」を表現しづらいのかもしれません。

Re: 皇帝、逝く

ルドルフ逝っちゃいましたね 。゜(゚´Д`゚)

わたしもさすがにリアルでの競馬を見たことがないのでこんなことを言っても説得力があるのかどうなのかよくわからんですがルドルフこそ最初に世界を意識させてくれた日本馬だと思ってます。

彼がいたからこそ今の日本競馬が世界と渡り合える力をつけることができたと言っても過言じゃないと思うんですよね~。
そういう意味ではトウカイテイオーがジャパンカップを父子連覇してくれた時はめちゃうれしかったです。



ご無沙汰しております

>放生月毛様

レスが遅れてすみません。そして、コメントありがとうございます。

この後、サッカーボーイも亡くなってしまいましたね・・・。速くて、美しい、彼もまた稀有な存在でした。「1分57秒8」のタイムは、とうに破られた今でも、頭に刻まれています。

さて、ルドルフの話になりますが、私と同じような尺度で競走馬を見ていらっしゃったのですね(偉そうに聞こえて申し訳ありませんが)。

そして私も、オペラオーが大好きでした。3歳時からずっと応援していて、3歳時の有馬記念も彼に期待していました。その後も、彼には財布の中身を増やしてもらいましたw

それにしても、ご指摘の通り、近年は「速さ」を競うのが競馬になってしまいましたね。もっと肉厚な、重厚な、風格のある“ボス”に出てきて欲しいものですが・・・。これは日本の競馬の進化の路線とは違うのでしょうし、難しいかもしれませんね。

テイオーも大好きでした

>ハンター様

レスが遅くなって申し訳ありません。

ルドルフの強さは、多くの競馬人が世界へと夢を膨らませたようですし、実際に彼という存在は後の「世界へ」の明確な基準になったのだと思います。資料からしか判りませんが、それは強く感じます。

テイオーは、私が競馬史を学び始めた時に、ビワハヤヒデとともに大好きになった馬です。その波瀾万丈な馬生を含め、彼ほどのスターは不世出ですよね。

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