07 | 2017/08 | 09

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安間流3-3-1の世界 

4-4-2あるいは4-2-3-1が主流のJリーグにあって、異彩を放つのがカターレ富山の3-3-3-1だ。昨季の北九州戦でサイドバックが不在となり、困窮した末に導き出した“回答”が、このシステムだった。「ビエルサのチリ代表にインスピレーションを受けた」(安間貴義監督)という斬新な戦法は、今季も開幕戦で昇格候補の横浜FCを撃破し、一大旋風を巻き起こしそうな気配が漂う。

※以下、「エルゴラッソ」3月9日号内のレポートを基に執筆。

通常、ピッチのエリアは前線、中盤、最終ラインという3区画で分ける。

ippan.jpg

横のスペースをどう埋めるか、またどこで数的優位をつくるかを考えて、人数を配置するかが監督の腕の見せ所となる。

しかし、安間流の3-3-3-1は違う。

toyama-kihon.jpg

この変則的な並びは、ピッチを右、中央、左と縦に3等分するためなのだ。

toyama-tate.jpg

一般的な3等分と富山の3等分の違いは、こうなる。

hikaku.jpg

相手から見れば、サイドは薄いように見える。そこを攻めたくなるのは当然だろう。

toyama-1.jpg
※白はボール

しかし、例えば右にボールが入ると、1トップ、2列目の右、中央の右の3人がスライドする。

toyama-2.jpg

これによって、富山は4人が右サイドに集まることになる。

対して、相手が4-4-2であれば、サイドに人数をかけるとしても概ね3人までだろう。

そうなると、サイドが薄いように見える富山の方が人数で勝る。

toyama-3.jpg

前後で挟み込めば、ボールを奪うのは難しくない。

この状況で富山の選手が見せるプレッシャーは、速く、厳しい。

さらに、一人がチャレンジすれば、もう一人はカバーというディフェンスの鉄則「チャレンジ&カバー」も彼らには通用しない。恐らくサイドチェンジを避けるためだろうが、周囲の全員でボールホルダーからボールを取りにいく。

運動量と判断力、さらには集散の機微に長けていなければ、簡単に交わされてしまう危険性をはらむ、大胆不敵な戦術。どういう風に完成度を高めていくか、興味は尽きない。
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