10 | 2017/11 | 12

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日本代表監督はカルチョの国からやってきた 

日本代表の新監督に、アルベルト・ザッケローニ氏が就任した。今夜は、そのザッケローニについてまとめる。

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※上は31日の記者会見の写真、下はFootball Manager 2010の画像。


※以下、フットボリスタ4月28日号、内海浩子氏のコラムを参考に執筆。

アルベルト・ザッケローニは、1953年4月1日生まれの57歳。イタリア北中部のメルドラ出身。病気のためプロ選手経験はなく、地元のアマチュアチームで監督人生をスタートさせた。

83年、30歳で初めてプロチームからのオファーを受ける。4部リーグに所属するチェゼナーティコは、ザッケローニが生まれ育った町のチームだった。

その後、リッチョーネ、ボカ・サン・ラッツァーロ、バラッカ・ルーゴ、ヴェネツィア、ボローニャの監督を歴任。着実にステップアップしていく。

そして監督を始めた11年後の94年、彼は大いに名を上げる。-9ポイントというペナルティを課されていたセリエBのコゼンツァを残留に導いたのである。

これに目を付けたのがセリエAのウディネーゼ。ザッケローニは、ついにセリエAの監督へと成り上がった。

ウディネーゼでは、初年度に目標として課された残留をクリアすると、翌季に「運命の日」がやってきた。

97年4月13日のユベントス戦。自軍のDFが開始早々に退場すると、FWを下げてDFを入れるという定石を取らず、3バックのまま3-4-2で試合を続け、なんと3-0で勝利したのである。

以降のトレードマークとなる、「3-4-3」の誕生だった。

当時はアリーゴ・サッキ流の4-4-2が我が世の春を謳歌しており、最終ラインから1人を減らして前線の人数を増やすという発想は、革新的と賞賛された。

この3-4-3を駆使して3シーズン目には3位へとチームを引き上げると、満を持してミランというメガクラブに“栄転”する。

当時のミランは、前線にジョージ・ウェアとオリバー・ビアホフ、トップ下にズボニミール・ボバンとレオナルドを擁していた。

しかし、ルイジ・サーラ、トーマス・ヘルベグ、アンドレス・グリエルミンピエトロ、ブルーノ・ヌゴッティら、他のポジションは脆弱(ただし、ビアホフとヘルベグはザッケローニが獲得した)。「ミラン創設100周年にスクデットを」というベルルスコーニの夢の実現は難しいと見られていた。

ところが、着実にポイントを稼ぎ、終盤戦でラツィオを逆転。見事に優勝し、彼自身も最優秀監督を受賞した。

だが、蜜月は長く続かなかった。

ベルルスコーニとソリが合わず、翌季からは成績も低迷。3シーズン目に解雇された。

その後、ラツィオ、インテル、トリノをシーズン途中から率いるも、目立った結果は出せず。

昨季率いたユベントスでも、4カ月間という短期間では身動きが取れず、リーグ戦は7位、CL出場権も逃してしまった。

近年は「ピンチヒッター」としての印象が強く、イタリア国内でも「過去の人」扱いをされることが増えてきたが、ローカルクラブからビッグクラブまで知り尽くした知見は、世界に誇れる。トリノとミラノの4クラブで指揮官を務めたことがあるのも、彼だけだ。

また、「3-4-3」で知られるが、「システムありきでなく、能力を引き出すために、選手を本来のポジションでプレーさせることを最優先に考えている。理想的なシステムなど存在しない。そして、どのようなシステムを監督が選択しても、1、2人の選手は犠牲となって自分のポジションではない役割を果たさなければならないものだ」という考え方を持つ。柔軟性は高い。実際、ユベントスでは4-3-1-2を使用していた。

口下手かつ一匹狼的な性格で、社交を好まず、お抱えのジャーナリストや代理人もいない。そんな彼の人間性は、日本に合っている。

ザッケローニは明日、ナビスコ杯のFC東京対清水を観戦するという。いよいよ、“選手選考”がスタートする。どういう選手を抜擢し、どういう戦術を採用するのか。9月の親善試合を軽視するつもりはないが、その先が楽しみでならない。
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コメント

Re: 日本代表監督はカルチョの国からやってきた

遂に決まりましたね。
ザッケローニの名前は直前まで出てきませんでしたが、名前が挙がった途端にスイスイと就任までこぎつけましたな^^;

近年、実績を残せていないことは気になりますが、それ故にやる気も相当なものだと思います。
監督人生を懸けていると言っても、過言ではない!?
とにかく今は、お手並み拝見ですね。

やや予想外でしたが

>どらぐら様

決まりましたね~。旅行先で驚いてしまいました。まさかザックとは。

イタリア人ならではの戦術の幅と、イタリア人らしくないバランス感覚を持っていて、日本に馴染みやすいとは思いますが、さてさて。近年の不振はピンチヒッターばかりだったためで、一からチームづくりを任せれば、きちんと結果を出せるような気もしますが、これは年内と来年の試合で分かることでしょう。とにかく、楽しみにそれを待ちたいと思います。

Re: 日本代表監督はカルチョの国からやってきた

スタッフも引き連れてきてるってどっかで見たので、今度アシマネとかもFMだとどんな感じか見てみたいですね。
しかし、イタリアの没落を感じさせる結果だなあ。。。

チームで共同生活するとか

>あゆ様

今や、チームで活動する監督も多いですからね。モウリーニョはベニテスは、その代表でしょうか。必ず、揃って移籍しますよね。FMでも近年の作品はプレイヤーが辞任すると一緒に辞めるコーチが増えてきましたしね~。アシマネなどのコーチの名前、スポーツ紙に出てました。確定したらFMの画面を用いて紹介しようと思っています。

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