07 | 2017/08 | 09

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W杯を裁く審判員達 

W杯は審判員にとっても至高の舞台。笛を吹けるのは、幾度ものテストをクリアし、狭き門を潜り抜けたレフェリーのみだ。FIFA登録審判2082人中、南アフリカW杯にエントリーされた審判員は、29人の主審と58人の副審のみ。合わせて87人に過ぎない。まさにトップオブトップ、選りすぐりの審判達を紹介する。

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今大会の審判の選考は3年半前にスタート。07年初めに54の審判団(主審1、副審2)は、08年10月に38へと絞り込まれた。さらに、09年のコンフェデ杯、年代別W杯などを舞台に選考を重ね、今年3月のセミナー(講習、筆記試験、体力測定、フィジカルテストなど)を経て、最終登録の30セットが決定した。

しかし、先月行なわれた最後のフィットネステストで2セットが失格。直前で入れ替わりとなった。非常に厳しく選考されている証と言えよう。

なお、審判員の平均年齢は39.5歳、平均身長は181.3センチ、平均国際審判歴は9.4年。報酬は、1試合あたり、最も高くて約360万円を受け取るとされる(02年大会は約136万円、06年大会は約276万円)。テレビ放映権料の高騰などに伴い、レフェリーには名だけでなく実も与えられるのである。

前置きが長くなったが、以下に今大会で主審を務める審判員達の一部を紹介する。さすがに全員では多過ぎるため、IFFHS(国際サッカー歴史記録学会)が評価する2009年の審判員トップ10に名を連ねる“ワールドクラス”に限定した。


1位 Massimo Busacca(マッシモ・ブサッカ), Switzerland

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41歳。国際審判歴は11年。英語、仏語、独語、西語、伊語を操る。

主な経歴は、09年チャンピオンズリーグ決勝、07年UEFA杯決勝など。普段は経営者。

ルールの適用、選手との関係づくりともに極めて優秀だが、感情的になりやすい。

08-09シーズンのスイスカップ1回戦、FCバーデン対BSCヤングボーイズ戦で観客に中指を立て、3試合の出場停止処分を受けたことも。

FIFAのエリートカテゴリーレフェリー。


2位 Roberto Rosetti(ロベルト・ロゼッティ), Italy

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42歳。国際審判歴は8年。英語、仏語、伊語を操る。

主な経歴は、08年チャンピオンズリーグ決勝、08年ユーロ決勝など。普段は病院経営者。

世界で最も優秀なレフェリーとして名高い。ルールに厳格でありながら、積極的にコミュニケーションを図る姿勢は選手からの信頼も厚い。各種ランキングでも常に上位に入る。

FIFAのエリートカテゴリーレフェリー。


3位 Howard Webb(ハワード・ウェブ), England

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38歳。国際審判歴は5年。習得言語は英語のみ。

主な経歴は、10年チャンピオンズリーグ決勝など。プロ審判員。

プレミアリーグでは年間固定給約684万円+試合給を受け取っている。

父親もレフェリーで、19歳から父と同じ道へ。世界的には「優秀」とされているが、Googleで彼の名を検索すると、多くの批判を浴びており、ミスも多い。カードを連発するのも玉に瑕。


4位 Jorge Larrionda(ホルヘ・ラリオンダ), Uruguay

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42歳。国際審判歴は12年。英語、西語を操る。

主な経歴は、06年W杯、04年五輪男子など。普段は事務官。

南米で最も優秀なレフェリーの1人だが、1試合に約7割という高過ぎるレッドカード提示率は不興。また、気難しいタイプで、試合の雰囲気を悪くしてしまうことも。


5位 Frank De Bleeckere(フランク・デ・ブレーケル), Belgium

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43歳。国際審判歴は12年。英語、仏語、独語、蘭語を操る。

主な経歴は、06年W杯、04年・08年ユーロ、09年欧州スーパーカップなど。普段は広報責任者。

1999年から2003年までベルギー最優秀レフェリー。動と静の2種類のレフェリーがいるとすれば後者で、冷静なジャッジが光る。定年を前に最後のW杯で、準決勝あるいは決勝を裁く可能性高いと報じられている。

FIFAのエリートカテゴリーレフェリー。


8位 Wolfgang Stark(ボルフガング・シュタルク), Deutschland

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40歳。国際審判歴は11年。英語、独語を操る。

主な経歴は08年五輪男子、07年U-20W杯など。普段は銀行員。

20代からFIFAのエリートカテゴリーに位置付けられるレフェリー。ただ、07年のU-20W杯のチリ対アルゼンチンで、“アルゼンチンびいき”としか受け取れないジャッジを繰り返し、チリの選手および観客は激怒。警官に守られてスタジアムを後にすることとなった。


10位 Héctor Walter Baldassi(エクトル・バルダッシ), Argentina

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44歳。国際審判歴は10年。英語、西語を操る。

主な経歴は、04年コパ・アメリカ、08年五輪男子など。普段は実業家。

アルゼンチン最高のレフェリーとされる。なるべく試合を止めず、カードも最小限に抑えるスタイルは、絶賛されている。ボールを近くで見るために、タッチライン側まで駆け寄ることもしばしば。


以上、各レフェリーの経歴や特徴は、http://www.worldreferee.com/site/home.phpとWikipediaを参考に執筆した。

また、資料作成にあたっては、「フットボリスタ」の増刊号を参考にさせて頂いた。心からの感謝を。
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コメント

Re: W杯を裁く審判員達

ブサッカ氏とロゼッティ氏はよく覚えています。
どちらも普段は経営者とは意外です。
ウェブ氏も知ってますが、確かに賛否両論ある人ですね(苦笑)

日本代表として西村雄一氏が参加するわけですが、必ずしも国内で評判の良くない彼が世界の舞台で無難に試合を裁いてくれることを願っています。

有名どころが多いですよね

>どらぐら様

さすがに、W杯を捌くレベルになるとメジャーどころが名を連ねますね。国際審判には、経営者や弁護士、会計士、教師などが多いです。審判以外に食い扶持がないと、なかなか続けられませんよね。

西村氏について触れませんでしたが、例の「氏ね」と言った言わない騒動もありましたし、変な騒動を巻き起こさないといいのですが・・・。

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