07 | 2017/08 | 09

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世界で5指に入るGK 

「世界で5本の指に入るGK」と聞いて、皆様は誰を想像しますか?ブッフォン、ジュリオ・セーザル、カシージャス、チェフ、レイナ、ファン・デル・サール、フリーデル、アトラーらは上位に名を連ねることでしょう。そんな中、「我こそは」と主張するGKもいます。それは、フィオレンティーナに所属するセバスティアン・フレイです。

○「オレは世界で5指に入るGK」

9節を消化したセリエAで、フィオレンティーナは勝ち点15を獲得し、5位に位置している。

フィオレンティーナは9試合でわずか6失点しか許していない。この記録に大きく貢献しているGKセバスティアン・フレイは、イタリア『Rai』で自信に満ちたコメントを発している。

「傲慢になっているわけじゃない。ただ、現時点でオレは世界で5本の指に入るGKだと思うね」

「トップにいるのは間違いなくブッフォンだ。その後にJ・セーザル、チェフ、カシージャスがいる」

ただフレイは、近年素晴らしいパフォーマンスを披露しているにもかかわらず、フランス代表のレイモン・ドメネク監督からは冷遇され続けている。

「代表チームでのチャンスは制限されている」

「ドメネクとは、これまでに争ったこともないし、問題があったこともない。だが、彼はオレをチームに加えたい選手と思っていないようだ。これまでに彼から呼ばれない理由を説明されたことはない」

~Goal.comより~

皆さんはGKの良し悪しをどこで見分けますか?超絶的な反応、1対1における絶対的な強さ、圧倒的な制空能力、フィールドプレイヤーと見まごうほどの足技、大舞台での集中力・・・様々な評価基準があると思いますが、ゴール数と能力が直結しやすいFWとは異なり、GKは失点数の少なさ=技量にはなりえないだけに、真に優秀なGKを見抜くというのは非常に難しいものです。不遜を承知で言わせて頂ければ、GKをやったことのない人間には解らないのではないでしょうか?傍目には華麗に見えるセービングは、ポジショニングの拙さの“隠れ蓑”かもしれませんし、判断力の低さを身体能力だけでカバーしているからかもしれません。フレイは、まさにこのタイプに該当します。

パルマ時代にブッフォンを育てたエルメス・フルゴーニ氏はワールドサッカーダイジェスト11月5日号で、「身体能力の高さは相変わらずですが、大雑把なポジショニングを抜群の反応性と瞬発力で補うプレースタイルに変化はありません」と切り捨てています。

また、氏の論には私自身、深く頷くところがあったので、それを紹介しておきます。

セービングの技術という観点から見た時に、優秀なGKと凡庸なGKを見分ける一つのポイントは、近距離(10メートル以内)からのシュートに対する反応です。皆さんも、FWと1対1、あるいはそれに近い状況で、GKが足元への速いシュートを足で止めようとして失敗し、足を開いたまま尻もちをつくようにして後ろに倒れる場面を見たことがあると思います。あれこそ、GKとしての基本技術が正しく身に付いていないことを示す典型的な例です。

(中略)

GKが後ろに倒れるというのは、相手がシュート態勢に入った時点で、すでに身体の重心が後ろに傾いていたことを意味します。これはいわゆる「死に体」で、あとはただ尻もちをつくことしかありません。幸運にも相手がシュートを身体に当ててくれれば失点を防げますが、いずれにしてもGKはこの時点で完全な受身であり、能動的なセービングの余地は皆無です。注意して見ていただければ分かりますが、股の下や足元を抜かれたGKは、ほとんどの場合、尻もちをついた状態になっているはずです。

ただ、これらは高度な技術を持ったGKなら防げた可能性があるゴールです。技術の高いGKは、こうした場面でも姿勢を低く、そして重心を前目に置いて構えます。そうすれば、シュートに対して素早く、そして鋭く反応できる体勢を保てるからです。つまり、ボールに向かって力強くアタックすることができるのです。ボールにアタックするというのは、立ち位置よりも前でボールを処理することを言います。

(中略)

最近、近距離からのシュートに対して、足を開き気味にし、腕を下げ、指先を下に向けて構えるGKをよく目にします。これにより、シュートがぶつかる面積は広がるかもしれませんが、能動的にセーブするのにはまったく不向きな体勢です。足の開きを肩幅かそれよりやや広い程度にとどめ、態勢を低くし、脇を締め、手を自然に開いて構えていれば、股間や足元へのシュートにも素早く反応できるのです。

(中略)

チェルシーのチェフは、足元にきたボールを足でセーブすることが非常に多いGKですが、彼のその技術は若いころにアイスホッケーのGKとして培ったものだと聞いたことがあります。チェフの場合は、足でセーブする時も能動的な姿勢を保ったところから始動しており、足でのセーブが技術的に完成されているので、修正の必要はないでしょう。ただ、あくまでこれは特殊なケースと考えるべきです。

チャンピオンズリーグに出場しているGKの中で、能動的にセーブできる体勢がきちんと取れているのは、チェフに加え、ブッフォン、カシージャス、J・セーザル、ニコポリディス、ショフコフスキ、ベナーリオなどです。逆にできていないのが、ストラーリ、レオーニ、アキンフェエフであり、フレイやルストゥ、キャラッソもこちらに分類されるでしょう。

---------- キリトリ -----------

たまにはGKについて掘り下げるのもいいかと思い、今宵は長々と書きました。大半の方が興味を持てないと思われますが、勘弁下さいませ。

また、ネットワークプレーの日記に対して多くのコメントをありがとうございます。ちょっと仕事が立て込んでいるため、後ほどゆっくりとレスさせて頂きます。
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コメント

なるほど

勉強になります。
GKの評価って難しくて、ファインセーブ連発したから良いというわけではないですから、
何を基準にして見たら良いのかわかりませんでした。
今回のように経験者の方の説明は、とても有り難いです。

ごくたまにフットサルに参加させてもらうことがあるのですが、
その時にゴレイロをやることもありますので、その参考にもなりました^^;

恐らく、大半の方が

>どらぐら様

GKというポジションの本質に分かっていないのが現状だと思います。というよりも、欧州でも分かっていないのではないでしょうか。それぐらい、特異なポジションですから。何かの参考になれば幸いです。

フットサルのゴレイロとGKでは実はかなり違いますが、セービングの根幹は一緒です。「死に体」にならぬよう、お気をつけ下さいね♪
(* ^ー゚)

No title.

確かにファインセーブが多いというのは
ポジショニングが悪いというのは頷ける部分かも。
野球とかも同じですよね。
なんかしらんけどいつも落下点にいる外野手ほどうまいと言えるのかもw
ただそーいった隠れた技術を評価できるほど
おいらは集中して観戦できないってのが残念ですが><

こういった切り口で”技術”について詳細に解説してくれると
今後GKの姿勢にも注目できて楽しめそうです^^

携帯のアドレスの一部にブッフォンの名前を使ってるおいらとしては
GKの話題は好きですよ(・∀・)

そうですね

>HYDE様

私自身の経験から言って、ド派手なセーブを見せるGKは、トータルで見ると物足りない結果に終わることが多いです。それはDFを上手く動かせていない、ファインセーブになってしまうような位置取りになっているという裏返しですからね。なかなか分かってくれる方がいないので、賛同頂き嬉しいです♪
(*´ω`*)

普段はフットボールの話題を広く浅く面白く届けていますが、たまには技術に突っ込んだ話もしようと思っております。また何かあればコメント下さいね!

しかし、携帯のアドレスの一部にブッフォンの名前とは・・・通ですな!

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