07 | 2017/08 | 09

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新税制がもたらすプレミアリーグへの影響 

今や「金満リーグ」といえばイングランド・プレミアリーグの代名詞だが、その“称号”を今後も守れるかどうかを決める分岐点が迫っている。来年4月にスタートする新税制だ。同制度では、1ポンドに対して50ペンス、つまり収入の半額を税金として徴収する。折からのポンド安に加え、税金の高騰。プレミアリーグに逆風が吹き荒れている。

※以下、ワールドサッカーダイジェスト9月17日号を参考に執筆

今夏、プレミアリーグではタレントの輸入よりも輸出の方が目立った。その原因は幾つかあろうだろうが、来年4月の新税制への移行を見据えた“転職”もその一つに違いない。ある大物代理人は「もちろん影響はある。選手は金に固執しているわけではないが、税率がアップして、毎月の手取りが少なくなることに不満を感じない人間はいないだろう」と指摘する。さらに、「私も何人かのクライアントから新税制について聞かれたよ。やはり気になるようだね。イングランド人は別にして、外国人選手にとっては元々ポンド安で実質的な減収を余儀なくされていた上の増税だ。イングランド脱出、あるいはイングランドを移籍先から外すことを決断することもあるだろう」と続けた。

実際、新税制で選手が被ることになる損失は大きい。例えば、年俸300万ポンドの場合。旧税制では手取りで180万ポンドで、ユーロに換算すれば2年前のレートなら年俸270万ユーロだった。これを新税率と現在のレートに当てはめると、それぞれ150万ポンド、170万ユーロまで目減りする。つまり、100万ユーロが露に消えてしまうのだ。選手たちがプレミアリーグに対し、及び腰になってもおかしくはない。

一方、ポンド安はクラブへの影響が大きい。移籍金の実質的な高騰だ。これまで1000万ユーロの選手は650万ポンドで買えたが、今や900万ポンドが必要となる。250万ポンド=約3億7500万円を余分に払うとなれば、選手獲得に慎重にならざるを得ない。

莫大なテレビ放映権料を受領し、スタジアムの入場者数も高止まりしているプレミアリーグだが、ポンド安と新税制が、その繁栄に影を落とす。世界同時不況の終焉とともに払拭できるのか、それとも――。来季からは選手登録可能人数が25人に減り、うち8人以上をホームグロウンプレイヤーで構成しなければならなくなる。この新ルールは、単なる自国選手の保護にとどまらず、近未来に訪れるであろう「プレミア・バブル」の崩壊に向けたスタビライザーと見る向きもある。我が世の春を謳歌しているプレミアリーグにも、やがて冬は来る。“防寒対策”はきちんとしておかなければならない。

---------- キリトリ -----------

今更な感もありますが、イングランドの新税制について少しだけ言及してみました。恐らくご本人には一目瞭然でしょうが、以前にどらぐらさんのところで目にして以来、書くチャンスを窺っていました。超金満のマンチェスター・シティを除けば、いずれのクラブも大きな影響を受けるだけに、今夏から節約志向が目立っています。スペインやイタリア、ドイツの景気が良いわけではなく、すぐにプレミアからの流出が加速していくとも思えませんが、登録人数の件もあり、今後はやや求心力を落とすかもしれませんね。

※加筆予定。
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コメント

いずれ訪れるであろう

とは言われていましたが、
「プレミア・バブル」の崩壊に向けてのカウントダウンが始まったのかもしれません。
ご指摘の通り、シティだけはどこ吹く風といった感じですが、
チェルシーも結局、地味な補強で終わりましたしね。
ユナイテッド(だったっけ?)がシルバを狙っているという記事がありましたが、この状況だと移籍は難しいかもしれませんね(バレンシアの成績次第ですが)。

実は気づいてませんでしたが(苦笑)、ポンド安の影響も深刻ですな。
じゃあ青田買いに走るのかと思いきや、先日発表された新制度がありますしね。
これからがプレミアリーグにとっての正念場ですな。

ユナイテッドやリバプールは

>どらぐら様

借金を返さないといけないですからね。以前に紹介した、経営健全化のための新規制にひっかからないように。今までは完全な買い手でしたが、今後は売り手になることを強いられるかもしれません。そうなると、健全経営がウリのドイツ勢が復興するかもしれませんね~。

ポンド安は、相変わらずユーロの導入に踏み切らないイングランドにとって“しっぺ返し”になりました。これを機に、ユーロを導入すればいいのにと思いますが、余計なお世話ですかね。

プレミアリーグは観ていて最も面白いですし、この隆盛を維持して欲しいんですが、どうなることやら・・・。

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