06 | 2017/07 | 08

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

名うてFM愛好家に学ぶ、“俺流”・5 

フットボールのシミュレーションゲームとしては、名実ともに世界最高峰の存在である「Football Manager(以下、FM)」シリーズ。日本語版の発売以来、我が国でもフットボールマニアを中心に急速度で支持率を高めている。大国から小国まで世界中のリーグを網羅し、数十万人にも及ぶ選手・コーチ・監督・スタッフを収録。緻密な各種データ計算と、フットボールの母国ならではの感性に裏打ちされたプログラミングは、ゲームの域を越えてフットボールを再現する。セミプロクラブからビッグイアーを目指す、あるいはメガクラブで“黄金時代”を築く。プレースタイルも自由自在だ。

無限の可能性を持つ至高のフットボールシミュレーターに魅了され、日本でも独自の“文化”が形成されつつある。それは、自らのプレーをWeb上で綴る「監督日記」だ。今や、多くのFM愛好家達がホームページやブログで“戦記”を公開している。プレースタイルや表現方法は千差万別だが、全てに共通するのは、FMへの深い愛情に他ならない。

当連載では、自身のホームページやブログで「FM・愛」を貫く方々に、その愛のカタチやこだわりを披露して頂く。FMにどっぷり浸かった方にも、これからFMライフへ入る方にも、彼らの“金言”は刺激となるはずだ。

久しぶりに第5回をお送りする。今回インタビューさせて頂いたのは、soーta氏。FM2008ではイタリアでの成り上がり、南米での奮闘で知られ、2009では現在イングランドの最下層からの成り上がり日記を執筆している。また、「FM2009DEMO版をやってみよう!」はこれからFMを始めようという人に是非勧めたい傑作だ。





---------- キリトリ -----------

■本日は、soーtaの監督日記を執筆されているsoーtaさんにお話しを伺います。どうぞ宜しくお願い致します。さて、誠に失礼ながら、お名前の読み方は「そーた」さんで宜しいのでしょうか。

「はい、『そーた』と申します」

■ありがとうございます。では、CMおよびFMのプレー歴について教えて下さい。

「FM2008日本語版からです。『サカつくオンライン』をプレーしようか悩んでいて、たまたま『FM Note』さんを見つけたのがきっかけでした」

■プレーや日記を書く際のこだわりはありますか。

「FMのプレーでは、成り上がりと掘り出し物探し(安物買い)。日記では、ノーリセット&マイペースです」

■CMおよびFMで自慢できること、ないしは珍プレーはありますか。

「FM2008でイタリア成り上がりだけで丸1年間終わってしまったことです。つまり、イタリア以外の国ではプレイしなかったんです」

■一つのプレー日記に集中して取り組むと、そういうことになりがちですよね。私もFM2007はYeovil Townでのプレーでほぼ終わってしまいました(苦笑)。では、ここからより細かくプレースタイルについてお尋ねしていきます。フォーメーションや戦術のこだわりについて教えて下さい。

「フォーメーションには特にこだわりは無いですが、ショートカウンターが好きです。なので、4-2-3-1や4-1-4-1を使う事が多い・・・ような気がします。高い位置から猛プレスを仕掛けてのボール奪取、あとはサイドに置いたドリブラーが個人技で抉って屈強な1トップが決めるってのが理想です」

「戦術は細かく分析する方ではないので大雑把ですが、チーム設定でDFラインを真ん中よりも後ろに下げる事はまずありませんw 選手のメンタルもDC以外はほぼ全員が攻撃的という、攻める事しか考えない打ち合い上等が戦術面でのこだわりでしょうか(ーー;)」

■かなり攻撃的でハイラインのフットボールを志向されているのですね。私はほとんどの場合で守備がリトリート&プレス、攻撃がやや受身のバランス型ですから、対照的なスタイルかもしれません。こういう違いがまた面白いですよね。ちなみに、ホームとアウェイでフォーメーションや戦術を変えますか。

「基本的にメンタルはほとんど変えないです。ただ、相手のサイドバックもかなり上がってくれるので、その裏のスペースにロングボールを狙ってくれるように中盤&サイドバックのパス設定をロング寄りにしたりするくらいですね。あまり対策しないせいで2009になってからはアウェイでフルボッコにされてます」

■アウェイをどう乗り切るかは、FMでの永遠のテーマですよね。ここで最低限の結果を出せれば、あとは選手を揃えるだけでタイトルは獲れる。もっとも、なかなか上手くいかないのがFMの厄介なところですが(苦笑)。引き続き戦術の話になりますが、いわゆる「引きこもり」への対策方法は。

「始めのこだわりと矛盾するようですが、DFラインを下げて展開の幅を最大にします。少しでも相手選手の間隔を広げて前線の選手が動けるスペースを作る事と、ボール奪取した相手のカウンターを誘って逆カウンターを狙う意図もあります。ま、その誘ったカウンターで見事に失点するのはお約束で…」

■ロングボールやワイドな展開で相手の選手間の幅を広げるというのは、現実のフットボールにおける常套手段ですし、それはFMでもやっておきたいことですよね。カウンターを誘って失点するというのは、私もよくあります(笑)。逆に、格上と戦う際にはどのようにしていますか。

「基本、引きこもってもフルボッコされるだけなので、捨て身のハイプレスで迎え撃ちます。効果を実感した事はあまりないですが、せめてフィジカルで潰してくれと中盤のタックルを『強く』に設定したり、キーマンと思しき選手にはマンマークを付けたりもします」

■どうにも我々人間が組み立てる「引きこもり」戦術はAIのそれよりも脆いですよね。であれば、相手を驚かせようと前へ繰り出した方がいいと私も思います。厳しいマークやキーマンへのマンマークも、運良く“削れる”こともありますし(非道)、やっておきたいところです。フォーメーションおよび戦術に関しては以上です。次に選手について。選手を獲得する際に重要視されることはなんでしょう。

「安くて若いことです。毎年1月のボスマン契約の時期になったら、選手のリサーチと候補の選定だけで何時間も経過しているのがザラです。あとは、20台前半の若手を狙う事が多いです。自クラブでもう一段成長させてビッグクラブに転売を狙えますからw」

「能力値では『勝利意欲』を重視しています。どんな逆境でもへこたれない、気持ちで向かっていくようなタイプの選手が好きなので。あと、なんとなく勝利意欲高い選手の方が安定して活躍する気がします」

■冒頭でも仰っていましたが、「安く」と「若い」はsoーtaさんにとって欠かせないキーワードなんですね。私も掘り出し物探しには熱が入るタイプで、あの傍から見れば無駄な時間がとても楽しかったり嬉しかったりします。若手はグングン育つこともあるので、矢印を見ているとワクワクしますよね。もちろん、期待通りに育たないこともあるわけですが。能力値では、勝利意欲ですか。私もこの数値があまりに低い選手は嫌ですね。人間的にも好きになれなそうですから(苦笑)。選手を選ぶ基準について、もう少し細かく教えて下さい。

「DCはとにかく高い・強いは最低限。メンタルでは集中力、予測力、判断力を重視してます。SBはスピード&テクニック重視。あとは運動量、スタミナも欲しいです。守備は…まぁ、それなりにこなしてくれれば。MCは、潰し屋とパサータイプを組ませます。両者ともに相手に走り負けない運動量のある選手が好きです。潰し屋タイプは、強靭さ、勇敢さ、積極性。パサータイプは創造性、パス、テクニックを重視します」

「STはオフ・ザ・ボールとスピードですね。あと前線には、どこかに一人ひらめき、創造性、そしてテクニックに優れたファンタジスタ系の選手を置くのが好きです」


■DCは集中力、予測力、判断力の高低が如実に出ますよね。私もその3つは非常に重要だと思っています。MCの組み合わせは私と似ていますね。もっとも、私の場合はフィジカルタイプを並べることもあり、より守備的かもしれません(苦笑)。STは高さや強さよりもスピードやオフ・ザ・ボール、ファンタジーを好まれるんですね。これで選手のセレクションについての質問は終わりです。FMは金満プレーや成り上がりプレーなど様々なプレーができますが、好みはありますか。

「イングランド6部からのビッグイヤー獲得ですねw とりあえず、最初から強いクラブだと勝てない事に納得がいかなくて放り出してしまうので、弱くて負けるのが普通なクラブの方が精神的に楽です(-_-;)」

■分かります。私もインテルを指揮して惨憺たる結果しか残せず、苛立ちが頂点に達したことがあります(笑)。「どうせ弱小だし」という免罪符のあるプレーのが気楽でいいですよね。FM関連の質問は以上です。最後に、幾つか現実のフットボールについて質問させて下さい。これは国内外問いませんが、好きなクラブと選手は。

「ヴィッセル神戸で、松岡&馬場!…じゃないですよね。BSのプレミアしか見れないのでアレですが、海外ではリバプールのフェルナンド・トーレス。彼の一直線にゴールに向かっていくプレーが好きです。ファン、とまでは行かないですがプレミアではリバプールを応援しています」

■選手、チームのスタイルともにsoーtaさんの好みが表れているように感じます。そして、ブログでも毎回書かれていますが、ヴィッセル神戸への愛情に溢れていますね。質問も残り少なくなってきましたが、現在の日本代表のフットボールについて一言。

「左サイドバックには名古屋の阿部を使うべき!と思います。大して観る目の無い素人ですが、神戸VS名古屋で彼の蹴っていた正確なフィードには惚れ惚れしました。ああいう選手こそ代表DF陣に必要な気がするんですけどねぇ」

■名古屋サポの方のみならず、他サポからの評判も良いですよね、彼は。フィジカルがあって、標準以上のテクニックもあって、私も将来性に期待している選手です。ミスターには何としても上手く育てて欲しいですね。最後になりますが、FM、リアルにかかわらず、「こいつはイチオシだ!」という選手がいたら教えて下さい。

「V神戸の石櫃洋祐です。右足から繰り出す高速クロスに弾丸ミドル、さらに昨年終盤辺りから左足でも弾丸ミドルを撃てるようになってきました。荒削りなだけに、まだもう一段伸びるんじゃないかなんて期待を抱かせてくれます。でも内田の当て馬にされるだけなので代表には呼ばれなくていいです。結局、神戸尽くしかよ。って言われそうですが、その通りですすみません」

■いえいえ、私はさほど石櫃選手のプレーを生で観たことがあるわけではありませんが、ダイジェストなどでたまに映る駆け上がり、クロスは迫力があって「面白い選手だな」と思っていました。以前、横浜FMサポの友人と横浜FM対神戸を観戦した際も、良い動きをしていましたから。奇しくも、今週の土曜日は我が川崎フロンターレと神戸が対戦しますし、私は等々力に足を運ぶので、そこでじっくりとチェックさせて頂きます。本日は長きに亘りありがとうございました。イングランド成り上がり日記、今後も楽しみにしております。

---------- キリトリ -----------

<編集後記>

神戸への愛と、FMにおける自身のスタイルへのこだわり。それをはっきりと感じるインタビューになりました。個人的には、ラインの設定と攻撃的なメンタリティへの自負が印象に残っています。こうしたシミュレーションには、良いも悪いも「結果の出やすい」戦術やフォーメーションが存在します。もちろん、それを探究し自分なりのアプローチで具現化することは“名将”の最低条件でしょう。しかし、それだけに拘泥されない美学もまた名将の証だと思います。私も何か誇れるようなコンセプトを確立したいと悩む日々です。

前回と同じような締めで恐縮ですが、これにて再びストックは切れました。第6回がいつになるのか分かりませんが、その時はまた。
(* ^ー゚)ノ
スポンサーサイト

コメント

アウェイでは

引きこもるよりはプレッシングでいった方が意外と良い、という話を何度か目にしたことがあります。
もちろん人それぞれでしょうけど。

「勝利意欲」や、プロフェッショナルな性格かどうかは、私も注目しますね。
若手なら指導でそれらの能力を上げることが可能ですが、
中堅やベテランになると、伸ばすのは難しいですから・・・。

オススメの選手に阿部を推していただけるのは、大変ありがたいです♪
左利きの左サイドバックの人材がなかなかいませんからね。
まだ若いし、これから成長して、いつかは代表に定着して欲しいです。

インタビューでも

>どらぐら様

何人かの方が「アウェイでは引きこもるより前へ」と仰ってましたし、結構いるみたいですね。私の場合は引きこもり戦術が機能しないのでw、前へ出ます。
(;^ω^)

性格は大事ですよね。見た目の能力だけでなく、そういったところも大きな意味を果たすFMってのは凄いゲームだなと思います。
(゚Д゚)ノ

阿部翔平は期待できそうですよね。世界的に優秀なサイドバックは枯渇していますし、ましてや純粋な左利きとは稀少種ですもん。大きく花開いて欲しいものです。

不思議な感じが…

紹介して頂きありがとうございます。

土曜日は等々力に参戦されるんですね。
アウェイ等々力と言えば昨年の大敗含め未勝利ってことで勝てる気がしません(-_-;)

石櫃に、おそらく我那覇も出ると思うので彼の奮起にもご期待下さい!
せめて1点差くらいで勘弁してくれる事を願っています(;´Д`)

ありがとうございました

>soーta様

いえいえ、こちらこそ執筆頂き感謝しております。
m( __ __ )m

神戸にはアウェイで負けた借りがありますし、ホームできっちり返しますよ!!

そうですね、神戸には我那覇がいます。好きな選手だったので残念でしたが、ようやく戦列に加わったようで。恩返しだけは御免被りたいところですが。。。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。