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07 | 2019/08 | 09

技術向上のために判定の“オープン”化を 

審判講習会に出席したり、協会の指導員の話を聞くたびに、「ルールの確認」や「先人達から継承されたレフェリングスタイルの模倣の徹底」ばかりで、「試合中に選手達とどうやってコミュニケーションをとるのか」、「良いゲームコントロールとは何か」といった大事な要素が欠落しているように感じる。映像を見ながら「今のはノーファールか、イエローか、レッドか」を論議したり、9.15メートルの測り方のコツを語ったり、重箱の隅をつつくような“フォーム”の指摘だったり、そういった教科書的な指導ばかりで、はっきり言ってしまえば眠たくなる。

もっとも、Jリーグのトップとされるレフェリー達があの体たらくでは、教える方の資質もたかが知れるというもの。多くのサポーターに激怒され、失笑され、呆れられる彼らに“技術”を教わること自体、個人的には噴飯ものなのだが、かと言って従わなければ昇格は叶わない。一時、熱心に「審判道」を極めようとしていた時は、その葛藤に随分と苛まれたものだ。

そもそも、彼らのレフェリングを評価するのは彼らの内部機関であり、選手、監督ら関係者やマスコミが糾弾しようものなら、協会がしゃしゃり出てきて処罰を振りかざす。なんと不健全きわまりない体質か。以下に紹介する片野氏のコラムによれば、Jリーグ公認のファンサイトが提供している試合後の選手、監督のコメントから審判の判定に関する批判的な発言をカットする検閲すら行われているという。なるほど、自省機能も自浄作用も持たないからこそ、いつまでも稚拙で無様なジャッジを繰り返せるのだろう。

今季も様々な誤審が頻発し、必死に戦う選手達から尊厳と勝ち点を奪っていった。プロリーグ化から15余年。永年患っている審判問題から解放される兆しは見られない。

※フットボリスタ11月19日号の片野道郎氏のコラムより

イタリアほど、審判の判定をあれこれあげつらい、騒ぎ立てる国はないのではないか。毎週末のフットボール討論番組では、オフサイドやPKの判定を巡って、問題のプレーをあらゆる角度からスロー再生しては「誤審だ」「偏向判定だ」と終わりのない論争が繰り返されるし、クラブの会長たちも不利な判定を被るたびに、あたかもそれだけが敗戦の原因であるかのように審判を非難し、プレッシャーをかけようとする。

審判が厳正中立な存在だというのはゲームの大前提だが、彼らとて人間だからミスを犯すこともある。しかしそれを甘んじて受け入れなければならない――というイングランド的な倫理観からすれば、まったくけしからん話ではある。

だが、その一方で、審判の判定についてはルール解釈から技術論、果ては心理学的側面まで、これほど専門的かつオープンな議論が繰り広げられている国が他にはないこともまた事実。ネガティブな側面も多々あることを承知で言えば、マスコミや世論の過剰に厳しい監視にさらされ、全てがガラス張りになっているという環境が、審判のレベルアップに働いていることも、否定できない事実である。

という話を書いていると否応なく頭に浮かんでくるのが、審判の判定について公に議論することがタブー視されている日本のこと。リーグ公認のファンサイトが提供している試合後の選手、監督コメントから、審判の判定に関する批判的な発言をカットする「検閲」まで行われているというのだから、かなり念が入っている。

だが一方で、プロリーグが発足して10数年が経っているにもかかわらず、審判のクオリティとそれを取り巻く環境がなかなか向上しないことが大きな問題だという認識が広く共有され、マスコミ以外の場所では心あるサポーター間で活発な議論が交わされていると聞く。

イタリアと比べれば、ずっとサポーターのモラルが高く、スポーツマンシップの浸透度も高い国であることを考えれば、この種の議論をタブーにして、あたかも存在しないかのように振る舞う「警官タイプ」の振る舞いよりも、パブリックドメインに持ち出してオープンに議論する「教師タイプ」の振る舞いの方が(この比喩はちょっと牽強付会に過ぎるかもしれませんけど)、ずっと建設的なように思えるのだが・・・。

---------- キリトリ -----------

さて、週末はJC&その前のレースで儲けて(詳細は予想記事の加筆部分)ウハウハな(死語)時間を過ごしたわけですが、我らがインテルの試合は酷かった。。。コルドバのボレーとムンタリのヒールショットは鮮やかでしたが、内容は眠くなるもの。
(ρw-).。o○

イタリアらしいっちゃらしいですが、人を呼べるフットボールじゃないですね。まさにカルチョ。

よっぽどマンチェスター・ダービーかビッグ・ロンドン・ダービーを観ていた方が良かったですw

そうそう、フットボールとは全然関係ないですが、今年の流行語大賞は「アラフォー」と「グー」だったようで。「あなたとは違うんです」じゃなかったのかwww
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コメント

審判問題

デリケートな問題ですよね。
暁さんの記事を読んでから、
中日スポーツで特集された記事のことを思い出して、
もう一度読んでみました。

もちろん審判のレベル向上も必要なんでしょうが、
ラグビーのように審判をリスペクトする精神や、
ファンやメディアの節度ある対応なんかも必要なのかもしれません。

リンクを一応貼っておきますので、
興味がございましたらどうぞ^^;

http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/shukyu/200810/CK2008100402100004.html

http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/shukyu/200810/CK2008101202100004.html

http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/shukyu/200810/CK2008102202100004.html

読ませて頂きますね

>どらぐら様

いつも情報ありがとうございます。とても嬉しいです♪じっくりと時間がある時に読ませて頂きます。

審判のレベルだけでなく、選手達の意識改革も必要ですよね。前回ゼロックススーパーカップの際にも書きましたが、そこが最も大事な部分でしょう。我々も気を付けなければなりませんね。

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