09 | 2017/10 | 11

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忍び寄るバブル崩壊の足音 

※超ワールドサッカー内、東本貢司氏のコラムより抜粋・編集。氏の思い込みや根拠不明の断定には辟易しつつ、たまにこういうコラムを書くから嫌いになりきれなかったりw


サブプライムローン破綻から火が付いたこの〝大恐慌(の序章?)〟は、もちろん、世界最高の俸給レベルを誇るイングランドのプレミアリーグとて無縁ではいられない。今週水曜日、FAから発信された報告によると、現在、イングランドの全フットボールクラブが抱えている負債総額は概算で6兆円に達しているという。〝貸主〟は当然、銀行ないしは銀行をバックにつけた投資家(グループ)であり、それらの資産が今、根こそぎ危機に晒されているとなれば、何がどうなる方向にあるかは想像できるだろう。

上記の声明を巡る侃々諤々のディベートの中で漏れ伝わってきた〝再認識〟として、こんな一節があった。「チェルシーはアブラモヴィッチ氏に借財がある」。つまり、オーナーシップ確保のために買収した「チェルシー株」はアブラモヴィッチ氏の管理資産でケリがつく(売却した場合の損益は彼自身の問題)が、それ以前にクラブの負債を彼が帳消しにした分はあくまで「チェルシーが分割にしろ何にしろ返済する債務を負っている」ということなのだ。

同記事はまた、これまで彼が拠出してきた莫大な補強資金も〝同じ扱い〟にされている可能性を暗に示唆している。その真偽は別として、例の6兆円には「チェルシーがアブラモヴィッチ氏に借りている額」も含まれていると考えるべきなのだろう。

いずれにせよ、相当に由々しき事態になっているのは間違いない。事実上の破産が明らかになった(同国政府が公的資金投入)アイスランドの銀行グループがついているウェスト・ハムや、アメリカ人オーナーコンビが新スタジアム建設費のために巨額ローンを組んだリバプールあたりは、もろに不況の影響を被る可能性がある。

事情通筋からは「まだ持ち直す余裕がある」と聞くが、一般人が愕然とする現在の俸給レベルを維持していく限り、そう安閑とはしていられないとの意見も多い。

そこで、口裏を合わせたかのように出てきた〝自己救済案〟が、サラリーキャップ制度の導入。クラブ単位でプレイヤー俸給総額の上限を決めるべし、というわけである。

FAが真剣にこのプランを推し進める意図を表したことにより、兼ねてから「プレミア金満肥大化」に苦虫を噛み潰していたプラティニUEFA会長は「名案」とにんまり。一方、「そう簡単に同意を得られるはずがない」と消極的なのはプレミアリーグ機構。そこには「プレミアリーグだけで実施するわけにはいかない。やるなら少なくとも全ヨーロッパ一斉でないと意味がない」という筋論も絡んでいる。ファンの間からは総じて「賛成」の声が多く、肝心のクラブ連は沈黙したまま。プレーヤーサイドからは一人、リヴァプールのキャラガーが前向きな姿勢を示した。

さて、このディベートの行く末はいかに。

---------- キリトリ -----------

今週号のフットボリスタ内の記事に、「身売りの機会を窺っているポーツマスの予算の約9割は人件費」との衝撃的な箇所がありました。人件費の高騰が経営を圧迫し、新しい選手を獲るためには既存の誰かを売らなければならない〝自転車操業〟に陥っているクラブは少なくありません。米国のプロバスケットボールリーグ・NBAではサラリーキャップの導入が奏功し、優勝争いの寡占化とは無縁になり、盛況を維持しています。選手数も異なれば、コンペティションの体系も全く違うため、一緒くたにすることはできませんが、どこかで〝狂った〟状況に歯止めをかけなければならないのも事実。サラリーキャップ制も含めて様々な可能性を検討する必要があります。
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