09 | 2017/10 | 11

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コンクルサル法にまつわるレバンテの窮状 

以前にコンクルサル法について書いたフットボリスタの小澤一郎氏のコラムを紹介しましたが、同氏が記したレバンテについての部分には触れてなかったため、今更ですが取り上げようと思います。

○24人が退団、2部残留も厳しい状況のレバンテ

7月上旬にコンクルサル法の適用が決まったレバンテでは、既に再建計画がスタートしている。

2シーズンでレバンテが溜め込んだ未払い分の給与総額は、なんと約27億円。コンクルサル法によって2部Bへの自動降格を免れたとはいえ、最大5年の再建計画中にその額を支払えるかどうかは不透明だ。当然、債権者の選手にはたとえレバンテを退団したとしても未払い分の給与を受け取る権利は残るのだが、こうした状況に痺れを切らして債権の一部や大半を放棄して退団する選手が続出している。

今オフの退団選手数は、24人。そのうち約2.4億円でベティスに移籍したファンマと契約満了になったトンマージ、アルベラーゼを除く21人が、FIFA移籍規定14条を用いてレバンテとの契約を解除している。この規定には給与未払いなど正当な理由がある場合、選手はクラブとの契約を解除し自由移籍できる権利が明記されており、大多数の選手が移籍金ゼロで移籍している。

債務超過で破産したクラブにとって移籍金収入を得られなかったことは大打撃となるが、その代わりにクラブは選手に債権者としての権利の一部放棄を認めてもらっている。昨冬に移籍したニノ(→テネリフェ)は「僕の未払い分の給与は放棄するので、生活に困っている選手達への支払いを優先して欲しい」と言い残して去っていった。

今夏退団した選手の大半は「とにかく早くクラブと縁を切りたい」という状況だった。そうした中でもルビアレス(→アリカンテ)らベテランは「クラブ存続が優先」と冷静な対応で選手をまとめ、債権者として経営陣より早くコンクルサル法申請の可能性やメリットを探っていた。

そうした選手に甘えっぱなしだった経営陣は、昨季終了直後から身売りを模索してきたが買い手が付かず打つ手なし。ビジャロエル前会長の尻拭いとして会長に就任したフリオ・ロメロからは「早く辞めたい・・・疲れた・・・」という泣き言も聞こえてくる始末だ。経営陣から反省、謝罪の弁はない。契約切れやレンタル選手をかき集め、何とか20人以上の選手は揃えたが、この体制下では2部残留という目標達成さえ難しいだろう

---------- キリトリ -----------

世界経済同様、フットボールビジネスにおいても、持つ者と持たざる者の差が加速度的に開いており、二極化はより顕著になってきている。高額なサラリーをもらい、華やかなスポットライトを浴びるスター選手の陰に、生活にも困窮しているマイナー選手が増えていることを看過してはならないだろう。その点、給料の未払いとは無縁で、「第二の人生」をサポートする機関まである日本は恵まれている。
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