07 | 2017/08 | 09

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開幕2連勝で首位に立ったホッフェンハイムとは何者か・下 

昨季王者、2位が開幕から2連続引き分けで出遅れる中、2連勝でブンデスリーガ首位に立ったのは耳慣れないホッフェンハイムという名のクラブ。クラブ史上初めて1部昇格を果たした超スモールクラブが、まさかの快進撃を見せている。前回に続き、このホッフェンハイムの素性を探る。

※文章は「ワールドサッカーダイジェスト」8月21日号内、シュルツェ氏のコラムより抜粋





○ファンクラブの数が増加。新スタジアムの完成も近い

これまでホップは、約252億円をクラブに投資してきたと言われている。従って、当初は今夏の移籍マーケットでもかなりの札束が乱れ飛ぶものだと予想された。VfBシュツットガルトのホルスト・ヘルトGMも、「フランク・リベリに匹敵する選手を獲得できるクラブは、バイエルンを除けばドイツには一つしか存在しない。それはホッフェンハイムだ」と、その資金力を恐れていたものだ。

ところが、これまでのところ、ホッフェンハイムは目立った動きを見せていない。「ホッフェンハイムは大物獲得に動くはず」と見込んでいたライバルチームも、これには拍子抜けである。

予想に反し、ホッフェンハイムが静観を決め込んでいるのは、前述したように、マネーに頼った強化方針を改め、長期的な視野に立ったチームづくりに路線を切り替えたからだが、これにはラルフ・ランクニック監督の意向も強く反映されている。

ランクニックはシャルケの監督時代、スター選手のエゴと嫌というほど衝突した。攻撃的なプレッシングフットボールを追求する彼は、そのベースとなる部分がフィジカルの強さにあると考えており、厳しいトレーニングを強いることでも知られているが、ある程度の実績と経験を積んだスター選手にとっては、そうしたやり方を受け入れられないのだ。従って、ランクニックは中堅やベテランより、若手の方が使いやすいし育てやすい――と、クラブ首脳に進言したというわけである。

今後、ピンポイントで数人の新戦力を獲得する可能性はあるが、恐らく2部を戦い抜いた昨シーズンのメンバーが、今シーズンも主軸となるだろう。中でもランクニックが期待を寄せるのは、次に挙げる3選手。ブラジル生まれのMFカルロス・エドゥアルド、前線で絶妙なハーモニーを奏でる2トップ、チネドゥ・オバシ(ナイジェリアU-23代表)とデンバ・バ(セネガル代表)である。いずれも20代前半の若者だ。

かつてSSVウルムとハノーファー96を1部に昇格させた実績を持つ策士ランクニック。彼の采配にも期待がかかる。トップリーグのチームで指揮を執るのは約2年半ぶりとなるが、ランクニックにとって心強いのは、コーチングスタッフが充実している点だ。フィジカル強化の担当は、かつてアイスホッケーの代表監督を務めていたバーンハルト・ペータースで、メンタル面のケアを任されるのは、同じくアイスホッケーのナショナルチームで活躍する心理学者、ハンスディーター・ヘルマン。また、フィットネス全般に関するアドバイザーとして、名門ハイデルベルク大学のスタッフも新たに加えており、多くのスペシャリストに囲まれて仕事ができる環境にあるのだ。

ピッチ外からも、ポジティブなニュースが届いている。メルヘンを地で行くクラブに魅せられ、今やファンクラブの数は18に膨らんだ。ファンクラブの支部は、ベルリン、ハンブルク、そして遥か遠い異国の地、オーストラリアにも誕生したという。

また、建設中の新スタジアムも、間もなく完成予定だ。これまで使用していたディトマール・ホップ・シュタディオンの収容人数が、6350人とブンデスリーガのスタジアム基準に満たないため、1部昇格を見越して数年前から、隣町のジンスハイムにラインネッカー・アレーナという3万人収容の新スタジアムを建設しているのだ。総工費は、実に約80億円。40のVIPラウンジに加え、ピアノバーも設えるなど、見所は満載である。工事が順調に進めば、来年1月には竣工するという。ちなみに、それまではマンハイムのスタジアムを本拠地として使用することになる。

着々とトップクラブとしての基礎を固めつつあるホッフェンハイム。全ては、ホップの情熱があるからこそ実現できた革命と言えるだろう。

「クラブが早く、私(のマネー)から独立できたらいいのだが」と理想を語るホップは、間もなく70歳。ただ、どれだけ年齢を重ねても、「ホッフェンハイムに対する愛情は変わらない」という。

ホップの理想が実現するのはもう少し先になるかもしれないが、いずれにせよ、クラブに対する彼の愛情が続く限り、ホッフェンハイムの夢物語も、終わらないはずだ。

---------- キリトリ -----------

残念ながら第3節ではレバークーゼンに2-5で敗れ、3連勝はなりませんでした。1部の壁の高さ、格の違いをまざまざと見せ付けられた格好です。とはいえ、0-3から諦めずに2点を返したパフォーマンスは、1部でも十分にやっていけるという可能性を示唆するものでしょう。相手は優勝争いに参戦するレバークーゼン。昇格してきたばかりのクラブが敵地で2点を奪ったことをまず評価したいものです。若手が多く、伸びしろは十分。今季の台風の目となるか、楽しみは膨らみます。

---------- キリトリ -----------

※少々仕事がのっぴきらない状況になっているため、本字は簡単に。コメント頂いたにもかかわらず、放置していてすみません。明日の夜、落ち着いてからきちんとレス致します。
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コメント

楽しみなクラブが

出てきましたね。
莫大な資金力を誇ってはいますが、
このオーナーは、アブラモビッチとも、新しくマンCのオーナーになったスライマン・アル・ファイムとも違う感じがします。
やっぱりクラブに対する愛なんでしょうかね。
以前、暁さんの記事にあったビジャレアルの会長に共通するものがあるのかも。

金ばかりでない辺りが

>どらぐら様

愛や情熱を感じる金満クラブなら受け入れやすいですよね。「早く自立して欲しい」というオーナーのコメントからも、子供のように接しているのが分かります。まだまだ全ての面で心許ないクラブですが、大きく成長して欲しいものです。プレミアバブルに誘われて金にモノを言わせて乗っ取るオーナーは、結局それが終焉すれば去っていきそうですもん。

ビジャレアルの会長もですが、クラブのことが好きで、応援者として接する節操のあるオーナーが増えて欲しいなと思うばかりです。

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