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09 | 2012/10 | 11

宿願は成らず オルフェーヴル惜敗 

日本競馬の宿願は、残り20メートルで潰えた。オルフェーヴルは、7日に行われた凱旋門賞でゴール寸前に交わされ、首差の2着に惜敗。日本馬、そして欧州馬以外の初制覇はならなかった。

スタートから後方2番手を追走。大外枠の不利を克服するため、じっくりと構えて力を溜めた。懸念された折り合いも問題なし。直線に入った時の手応えは十分だった。満を持してクリストフ・スミヨン騎手が仕掛けると、オルフェーヴルは鋭く反応。一瞬で他馬を突き放した。勝利を確信するほどの差。それが“金細工”に隙を生んだ。凱旋門賞3勝の「ミスター・凱旋門賞」、オリビエ・ペリエ騎手の鞭に応えてソレミアが猛追。一完歩ごとに差を詰める。残り50メートルを切った時点で、脚色はすでに逆転していた。ソレミアが首だけ前に出てゴールイン。日本の夢は3たび霧散した。

エルコンドルパサー、ナカヤマフェスタに次ぐ、3頭目の2着。健闘だが、関係者は悔しさを露わにする。スミヨン騎手は「先頭に立った時は勝ったと思った」と落胆。池江調教師は「勝つ力は十分にあった。勝たなければいけないレースだった。ただ、抜け出す脚が速過ぎた。あんなに切れるとは。切れ味が仇になった」と悔しさをにじませた。

それでも、世界最高の格式とレベルを誇る凱旋門賞を、勝つに値する走りは見せた。今後はオーナーサイドと相談して決めるというが、遠くないうちに“チーム・オルフェーヴル”はリベンジを果たしてくれるはずだ。日本の最強から世界の最強へ。それは決して夢物語ではない。

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※英「デイリー・メール」を通じてお借りしました

---------- キリトリ -----------

勝ったと思いました。それほど抜け出した時の反応と脚色は圧倒的でした。どれほどの差を付けるのだろうかと胸が躍りました。しかし、残り100メートル。興奮は悲鳴に変わりました。明らかにソレミアの脚色が良い。そこからは「粘れ!」の絶叫でした。それでも、どこかで解ってしまいました。「これは交わされてしまう」と。競馬好きなら、嫌でも悟ったのではないでしょうか。事実、残り20メートルで逆転。悪夢は、現実になりました。

父ステイゴールド、母父メジロマックイーンという日本で磨かれた血統。勝たせてあげたかった。これだけのレースをしても、なお勝てない。欧州馬以外が勝っていない凱旋門賞の重みを、改めて実感しました。ただ、いつか勝てると思える。それは日本競馬の確かな進歩でしょう。

最後に。私のツイッター上では、普段は競馬を観ない人が多くの声援を送ってくれていました。フジテレビが地上波で生中継してくれたお陰でしょう。日頃、なにかと言われるフジテレビですが、その貢献には感謝を。そして、オルフェーヴルの挑戦を見守ってくれた全ての人に、心からの感謝を。
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