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12 | 2010/01 | 02

【最終版】アフロ・ヘアーの“赤い悪魔”【記事追加】 

古い話で恐縮だが、エバートンがマンチェスター・シティを2-0で破った試合(1月17日)で、特に目を惹いたのがエヴァートンのMFマルアン・フェライーニのパフォーマンスだった。


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194センチの長身と屈強さを生かし、前線でエバートンの制空権を確保するとともに、“地上”でボールを受ければ柔らかい足捌きを披露。アタッキングサードで待ち受けるサハや両サイドのドノバンとピーナールへ的確に繋ぎ、時には自ら1人、2人と軽やかに交わしてシュートを放つ。長身選手=鈍重、あるいは長身選手=不器用という固定観念をブチ壊す、流麗な身のこなしだ。

攻撃だけでなく、守備でも奮闘。ピンチとあらば自陣のペナルティーエリア付近まで駆け戻り、激しい寄せとタックルでボールを奪う。攻守両面における存在感と、それを可能にさせる無尽蔵のスタミナ。まさしく「Box to Box Midfielder」の理想像と呼ぶに相応しい。チェルシーのランパード、リバプールのジェラードにも匹敵する、イングランド・プレミアリーグ屈指のセントラルミッドフィルダーだろう。

2006年、ベルギーの名門スタンダール・リエージュとプロ契約したフェライーニは、若干17歳ですぐさまポジションを確保。2年間で84試合に出場して11ゴールを挙げ、クラブが優勝した2007-08シーズンには、「Belgian Ebony Shoe」(ベルギー・ジュピラー・リーグで最も優秀なアフリカ人およびアフリカ系選手に与えられる賞)にも選出された。

2008年8月には、ベルギー人選手の違約金としては最高額となる(現在も破られていない)1850万ユーロ(当時のレートで約29億円)でエバートンへ移籍。「外国人が慣れるには時間がかかる」とされるイングランド・プレミアリーグにも難なく適応し――しかも、怪我で全FWが離脱したのを機にセカンド・トップのポジションも開拓した――30試合で8ゴールという目覚しい好成績を残した。

また、一度見たら忘れられないであろう巨大なアフロヘアがトレードマークで、この破天荒な髪型に愛着を持つファンも多い。実際、ホームゲームではアフロのウイッグを身に付けた老若男女がスタンドのあちらこちらで見られる。もはや、いちプレイヤーとしての枠を超えた「カルトヒーロー」だ。

まだ22歳で、伸びしろは大いにある。末はルート・グーリットかフランク・ライカールトか。ベルギー国民は、鳴りを潜める“赤い悪魔”の復活が、彼の手によって成し遂げられると信じている。

---------- キリトリ -----------

FM2010の10.2パッチにおける能力値は以下の通り。

Fellaini_20100126215254.jpg

FM2009から高く評価されていたが、さらに上方修正された感がある。

既に広く知られている選手であり、改めて取り上げる必要があるか迷ったが、実際に試合中継を観てインパクトを受けたため、敢えて深掘りしてみた。今後も、折に触れて同様の企画を実施していくつもりだ。
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