FC2ブログ

12 | 2010/01 | 02

オランダの集客力を支える「小は大に勝る」 

イングランド・プレミアリーグ、ドイツ・ブンデスリーガの“賑わい”に隠れがちだが、オランダのエールディビジも負けてはいない。2009-10シーズン前半戦終了時点の平均観客動員数は、欧州内リーグで6位の約1万9251人だが、占有率は88.4%でイングランド、ドイツに次ぐ3位。スタジアムの“埋まり具合”では欧州トップクラスを誇る。大挙して駆け付けるサポーター達はスタジアム内の空気を熱気で満たし、その熱量が選手に高揚感を与え、パフォーマンスを向上させる。そしてまた、素晴らしい雰囲気の中で繰り広げられる好ゲームに魅了されたサポーター達は、再びスタジアムへと還ってくる。近年、レベルの低下が著しいとされるエールディビジだが、こうした好循環が続けば、長引く退廃に終止符を打つ日も近いはずだ。

※以下、フットボリスタ1月27日号内、中田徹氏のコラムより

競技的なレベル低下がささやかれているものの、オランダリーグは観客動員では健闘している。09-10シーズン前半戦の平均観客動員数は1万9251人と、欧州内リーグにおいて6位の数字をマーク。5位は1万8519人のフランスだが、その差はわずか732人だった。

特筆されるのはスタジアムの占有率だ。平均収容人数2万1779人の同国スタジアムで、その占有率は88.4%にのぼる。この数字は、イングランド(91.9%)、ドイツ(89.9%)に次いで3位。オランダは意図して小さなスタジアムを造り、満員状態を保つことによって臨場感を盛り上げているが、今回はそのことを裏付ける結果が出た。これも小国の知恵だろう。

ちなみに観客動員数の1位はドイツの4万2833人で、2位イングランドの3万4082人を大きく引き離している。

---------- キリトリ -----------

参考までに、J1リーグの2009年の平均観客動員数は1万9126人。ホームゲームにおける1試合平均観客動員数のトップは浦和で4万4210人、以下、3万3446人の新潟、2万5884人のFC東京、2万22057人の横浜FM、2万1617人の鹿島と続く(我らが川崎は1万8847人で6位)。いずれも観客動員数は悪くないが、占有率では欧州のトップクラスに遠く及ばない。ただ、地域密着策やオリジナリティ溢れる動員策によって、少しずつ“固定客”は増えてきているだけに、いつか先達の背中は近付いてくるはずだ。
スポンサーサイト