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11 | 2008/12 | 01

教育力あるビジャレアルのカンテラ寮 

※フットボリスタ12月10日号内の小澤一郎氏のコラムより抜粋・引用

「スペイン国内で5指に入る」と高い評価を受けているのがビジャレアルのカンテラだ。出身選手には、サンティ・カソルラ、 ブルーノ、セサル・アルソ、ジョナタン・ペレイラらがいる。中でも、アストゥリアス州出身のカソルラとガリシア州出身のジョナタンは寮がなければビジャレアルで育っていなかった選手達だ。

★原石を24時間フルサポート

現在、ビジャレアルのカンテラ寮には11~22歳まで95人もの選手が生活している。大半がスカウト(各州に最低1人)の目に留まった選手で、中には代理人やクラブと良好な関係を持つ関係者の紹介から、入団テストを経て入寮するケースもあるという。

寮生の95%がスペイン人だが、アルゼンチン、コロンビア、マリ、カメルーンといった外国人選手もいる。彼らダイヤの原石を9人の職員が24時間サポートしている。

職員達が特に力を入れているのが、学習面だ。クラブは練習場のすぐ脇にある学校と提携しており、午後に練習のあるカデテ(15,16歳)以下の選手は午前、午前に練習のあるユース選手は午後に学校に通う。職員は毎日必ず学校へ足を運び、先生から寮生の授業態度や成績を直接ヒアリングする。学校での授業以外にも寮に家庭教師を呼び、学習進度に合わせた個別授業が行われる。特に英語のレッスンは、寮生はもとより職員にまで義務付けられ、外国人選手にはスペイン語の家庭教師をつける徹底ぶりだ。

「『フットボールが上手くなります』だけでは選手は獲れない。最終的に親を説得するための決め手となるのは質の高い教育だ」と、職員の一人は語る。

★選手の情報は好き・嫌いまで

選手を預ける親にとっては、寮における食生活も安心を与えてくれる一つの材料だ。専属の栄養士がカロリー計算をして作られた献立は、バリエーションも豊富。その辺のバルよりヘルシーで美味しい。食堂ではコーラなどの炭酸飲料やアイスクリームも販売されているが、寮生は原則購入禁止。食事の時間も年齢ごとに分単位で細かく定められ、食堂に常駐する職員が選手の食べ残しまでチェックする。

学業の成績から食べ物の好き・嫌いまで、選手に関する情報は全て職員によってデータベースに打ち込まれ、チームの監督や育成部のスタッフと共有されている。ここ数年はバレンシア市内の有望選手が、バレンシアではなくビジャレアルのカンテラ入りを希望するケースも増えていると聞くが、その背景には選手育成システムのみならず、充実した寮の教育システムがある。

「いい人間が必ずいい選手になれるとは限らないが、いい選手に悪い人間はいない。だから、我々の使命はいい人間を育てること」。

カンテラ寮職員の哲学だ。

---------- キリトリ -----------

一時、集めるだけ集めて、数年待ってダイヤにならなかった若者達を社会へ放り投げて、そうした若者達が社会から落伍していくケースが問題視されましたが、スペインやドイツなどではきちんとした教育を受けさせて、仮にプロフットボーラーになれなかった場合でも、きちんと生きていける“大人”を育てようとする取り組みが進んでいます。親としては、そうした“保証”を与えてくれるクラブに通わせたいと思うのが当然であり、今や、クラブ側にとって教育制度の整備は不可欠になりました。上質な素材を集めるためには、上質な人間形成の術を用意しなければならない。非常に健全なサイクルが構築されつつあるようです。

---------- キリトリ -----------

昨日はJCDに続き競馬のコーナーを“落として”しまい、申し訳ありませんでした。クラシコを観て、寝て起きたら出かける時間になっておりまして。。。
(;つД`)

これからまた出かけなければならないので(毎週月曜日のフットサル)、そのクラシコの感想およびPSG日記の加筆分について、また皆様から頂いたコメントへのレスは明日改めてさせて頂きます。ご了承下さい。いつもすみません。
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