FC2ブログ

08 | 2008/09 | 10

【お知らせ追加】広告のないユニフォーム 

※フットボリスタ10月1日号の小澤一郎氏のコラムより抜粋・編集

今季も例年通りスタートした感のあるリーガだが、各クラブのユニフォームには不況の兆候がはっきりと見える。実は第2節終了時点で未だ5クラブのユニフォームの前面(胸)にスポンサー広告が付いていないのである。バルセロナやアスレティック・ビルバオでさえ広告を入れる時代に、広告なきユニフォームはつまり「メインスポンサー不在」を意味する。

その5クラブとは、アルメリア、デポルティボ、マラガ、マジョルカ、ラシン。16日にアンダルシア州観光局がセヴィージャ、ベティス、アルメリア、レクレアティボ、マラガの州5クラブと成績に応じた約4500万円~約7500万円のスポンサー契約を結んだことから、マラガがベティス同様胸に「Andalucia」の文字を入れる可能性もある(契約では背面)。その他4クラブは希望額と企業からのオファーに開きがあり、現在複数の企業と交渉中だ。ちなみにリーガの中で最も広告料が高いのはR・マドリーで、メインスポンサーの「Bwin」(ブックメイカー)は年間推定約22.5億円を支払っている。

当然、こうした契約は複数年が通例で、成績やTV中継回数に応じたインセンティブが付いている。逆に最も広告料が安いのはUNICEFに年約2.3億円を寄付するバルセロナ。良い機会なのでこの際、各クラブのメインスポンサー紹介を兼ねて、報道されている広告料(推定)を高い順に並べるとする。

アトレティコ・マドリーのKIA(韓国の自動車メーカー)が500万(ユーロ、以下同)、セヴィージャの「888.com」(オンラインカジノ)が340万、ビルバオの「Petronor」(地元石油会社)とエスパニョールの「Interapuestas.com」(ブックメイカー)が200万、オサスナの「Yingli Solar」(中国の太陽エネルギー関連会社)が180万、ビジャレアルの「Aeropuerto de Castellon」(カステジョン空港)が150万、レクレアティボの「Cajasol」(セヴィージャの地方銀行)が100万、ヘタフェの「Grupo Galco」(ゼネコン)が70万、バジャドリーの「Caja Duero」(サラマンカとソリアの地方銀行)が60万。

ヌマンシアの「Caja Duero」、ヒホンの「Ayuntamiento de Gijon y Principado de Asturias」(アストゥリアス公国観光局)は60万以下。バレンシアの「Valencia Experience」(地元イベント会社)は契約(年600万)解消のため。これについては別の機会に詳しく説明したい。

メインスポンサーと広告料を見れば、リーガがまだまだローカルマーケットであることが分かる。不景気になればスポンサーである中小企業の財布の紐が素早く締まり、広告料の削減どころかスポンサード自体がなくなってしまう。その典型がマジョルカだ。メインスポンサー「Viajes lberia」(旅行会社)は今夏経営難から契約(年150万)打ち切りを通達。クラブは現在バレアレス諸島の観光局に年50万の逆オファーを出しているが、交渉はまとまっていない。建設業を営むグランデ会長の会社も不況で倒産しており、クラブの持株売却(=身売り)は避けられない。開幕前から英国人実業家への売却が噂されているが、ここにきてヘタフェ、サラゴサの買収にも興味を示していた「Red Bull」(飲料メーカー)も食指を動かしている。

ローカルマーケットゆえにリーガは地元ファンとの絆や地域色が強く、拝金主義的な外資参入を阻んできた。しかし、スポンサー不在による経営難からユニフォーム広告のみならず?外?に身売りするクラブが出現するのも時間の問題かもしれない。

---------- キリトリ -----------

以前にもスペインの不況について触れた記事を紹介しましたが、イタリアに続いてスペインも地盤沈下していきそうな気配が漂っています。もちろん、R・マドリーやバルセロナのような例外はありますが、「2大メガクラブとその他」に逆戻りしてしまう日が来るのは、そう遠くないかもしれません。外資参入がない限り――。


相変わらず体調不良が続いており、挙句にミラノ・ダービーでインテルが敗れてしまったため、かなり適当な更新になりましたが、ご容赦あれ。明日、「F暁式4-3-3」を公開できると思います。

それから、久しぶりにアンケートを設けました。もし、「協力してもいいよ」って方がいらっしゃれば、誠に恐縮ですがお手隙の時間に投票して下さいませ。コメントなども添えて頂けると、喜んでホイホイ付いていく可能性がありますw
スポンサーサイト

負けるべくして負けたミラノ・ダービー 

細かく振り返る気力が、今はない。負けたんだから。
( TДT)

ただ、とにかく立ち上がりが悪過ぎた。出足で遅れを取り、フィジカルコンタクトでも劣勢。何より、3ラインの位置関係に問題があった。ミランの圧力に負けてDFとMFのラインが後退し、FWとの距離が間延び。2+1にブロックが分かれてしまった。これでは、4-3-3のようなフォーメーションは機能しない。1人ひとりのカバーするスペースが広がり、2人目、3人目のサポートを受けにくくなるからだ。中盤に、FWとMFの結節点になる選手――例えばランパードやジェラードのような――がいれば別だが、インテルの中盤には水を運び、敵の侵入を食い止めるタイプしかいなかった。必然的に前線は孤立し、特に前半は全く決定的なシーンをつくれなかった。

チームとしての欠陥に加え、個々の選手も低調なパフォーマンスが目立った。クアレスマは空気、マンシーニは簡単に潰され、ビエラは判断の遅さからボールロストとパスミスが相次いだ。

失点はカカのオフサイドが見逃される不運なものだったが、前半の無残な戦いぶりを考えれば、いずれにせよ先制点を献上していた可能性が高い。

後半、マテラッツィとマンシーニを下げてクルスとアドリアーノを投入してから少しずつ盛り返し、カンビアッソが獅子奮迅の働きで攻守に抜群の存在感を示したことで、惜しいチャンスもつくったが、軽率なスライディングの連発でファールトラブルに陥り――主審が厳しくファールを取っていたのは分かっていたにもかかわらず――、ついにはブルディッソが退場。それでも何度かフィニッシュまで持っていったが、シュートの精度を欠いて追い付けなかった。