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04 | 2008/05 | 06

UEFA CUP FINAL 

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バイエルンを完膚なきまでに叩き潰し、一躍〝時の人〟になったゼニト。

スコティッシュらしい実直かつ剛健なスタイルで相手の攻撃を跳ね返し、耐えに耐えて勝ち上がってきたレンジャーズ。

オランダ人監督のメンタリティそのままに攻撃的な前者と、厳格なるスミス監督の下、徹底して守備を磨いてきた後者のスタイルは、まさに両極端でした。

戦前の予想は「ゼニト有利」。なぜなら、ロシアリーグの全面的なバックアップを受け、彼らはこの決勝までの期間、リーグ戦の試合を全て免除されているからです。レンジャーズが3日に1回の割合で試合をこなす超ハードスケジュールの真っ只中にいるのとは、これまた正反対でした。

とはいえ、会場が英国圏ということもあり、スタジアムはレンジャーズファンによって〝占拠〟された上に、ゼニトは今大会得点ランキングトップのポグレブニアクが出場停止。勝利の女神はどちらに転んでもおかしくありませんでした。

しかし、立ち上がりから主導権を握ったのはゼニトでした。

高い位置から効果的にプレスをかけ、鋭い出足でカウンターに転じると、前半早々にはアルシャービンが決定機を迎えます。これは惜しくも外れたものの、アルシャービンが抜群の存在感でチームを引っ張り、攻勢をさらに強めていきます。前半ロスタイムにはアルシャービンのクロスがブロードフッドの手に当たるシーンがありましたが、笛は鳴らず。スコアレスで折り返します。

迎えた後半、前半ロスタイムのリプレーのようなシーンが起こります。

9分、ファーガソンの蹴ったボールがデニソフの手をかすめ、会場は「PKか?」と色めきたちました。

ところが、これもノーファール。

千載一遇のチャンスでしたが、レンジャーズに幸運はもたらされませんでした。

こうなると、試合を優位に進めていたゼニトに再び好機が到来します。

72分、アルシャービンの素晴らしいパスからデニソフがネットを揺らし、ゼニトがついに先制です。

決勝トーナメントに入ってから初めてリードを許したレンジャーズは、立て続けに攻撃的な選手を投入して反撃に転じようとしますが、ゼニトの勢いは止められず、ロスタイムにもゴールを浴びて万事休す。

エース、アルシャービンの卓越したパフォーマンスに導かれ、攻守にレンジャーズを圧倒したゼニトが、CSKAモスクワ以来となるロシア勢2度目の欧州タイトルを獲得しました。

---------- キリトリ -----------

というわけで、ざっと試合内容をまとめてみました。
( ・ω・)∩

注目度はイマイチな試合でしたが、見応えのある素晴らしいゲームだったように思います。ロシアってのはソ連時代から良い選手が絶えませんね。「フットボールを観る」というと、欧州主要リーグや南米一辺倒になりがちですが、それではいけないなと思い知らされました。「さすがバイエルンを大敗させただけのことはある」と納得する、ゼニトの強さが光った試合でした。


なお、詳細なレポートが読みたいディープな方はこちらまで。

http://jp.uefa.com/competitions/uefacup/fixturesresults/round=15124/match=301605/report=rp.html
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