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09 | 2007/10 | 11

言って良いことと悪いことがある 

天皇賞・秋は、メイショウサムソンが直線早めの抜け出しから力強く伸びて1着、春秋連覇を達成した。2着は毎日王冠2着から躍進したアグネスアーク。3着はカンパニー。

しかし、レースの結果以上に問題になったのはコスモバルクの五十嵐騎手がやらかしたヘマだ。

カンパニーに騎乗していた福永騎手は、憤懣やる方ないという表情で検量室に戻り、まきしたてた。

※以下、時事ドットコムより抜粋

騎手が引き揚げてくる検量室は殺気立っていた。先行した北海道競馬の星、コスモバルクが最後の直線で左右によれ騎手の五十嵐に戒告処分。8着でゴールしたエイシンデピュティの柴山も上位人気のダイワメジャー、アドマイヤムーンなど4頭の進路を妨害し14着に降着、次週からの騎乗停止処分を受けた。

怒りをぶちまけたのはコスモバルクに前を2度横切られ3着だったカンパニーの福永。

「コスモバルクは毎回、毎回やっている。五十嵐さんはG1に乗る騎手じゃない。(ローカルの)福島にでも行っていればいい。勘弁してくれ」とまくし立てた。五十嵐は「毎回のことだから考えていかないと…。これからどうしていくか、僕自身の課題」と神妙な顔つき。後味の悪いレースになってしまった。

確かに、手綱捌きは酷いものだった。何度も騎乗している馬を満足に御せない有様は、非難されてしかるべきだろう。それは柴山騎手にも言えること。しかし、問題はそこではない。

(ローカルの)福島にでも行っていればいい。

これは一体何だ。

福島で乗る騎手を馬鹿にしているのか?たまたま運に恵まれてGⅠの晴れ舞台で騎乗する栄誉に恵まれたに過ぎない身で、あろうことかJRAの正規の競馬場である福島を蔑むとは。言語道断とはまさにこのことだ。JRAは何らかの処分を、福永は福島県民や福島で馬を走らせる競馬関係者全てに謝罪すべきだろう。

「GⅠ騎手のくせにロクに技術もない」

そう揶揄されていることも知らず、感情の赴くままに傲岸不遜な暴言を吐き散らした福永に、同情の余地はない。
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対ドバイ包囲網 賜杯を守れ 

○天皇賞・秋

◎ダイワメジャー
○アドマイヤムーン
▲チョウサン
×メイショウサムソン
△ポップロック


<データ的考察~02年の中山開催を除き、過去9回が対象~>

・1番人気は2→中止→5→1→2→1→1→2→2→5で連対率は67%とまずまずだが、単勝3倍を切る支持を集めた1番人気馬は【2301】と高い数字。連を外したのは競走中止したサイレンススズカのみで、支持率が高いほど信頼性は増す。

・年齢では、3歳2着1回、4歳6勝2着3回、5歳2勝2着5回、7歳1勝で4歳、5歳の活躍が顕著。昨年の優勝馬ダイワメジャーは6歳という年齢がネック。

・前走では、連対18頭全てが重賞に出走。うちGⅠ経由は5頭で、全馬5着以内。GⅡ、GⅢからの13頭中、8頭が勝ち、2着が1回と前哨戦から好結果が要求される。ただ、本番より距離が400メートル長いためか、京都大賞典組は4着以下から巻き返した馬が3頭おり、注意が必要。3カ月以上の休み明けは宝塚記念からの2頭のみ。それ以上間隔が開くのはマイナス。

・実績では、連対18頭中16頭に重賞勝ち。また、15頭にGⅠ連対実績があり、重賞Vのなかったステイゴールドはこれに該当していた。GⅠ初出走で連対したのは、昨年2着のスウィフトカレントのみ。GⅠでのキャリアも必要とされ、GⅠの中でも格が重要視されるレースと言える。

・牝馬は【2126】で、出走頭数を考えれば好成績。

・前年連対馬は、連覇した馬こそいないものの、前年の連対馬は2年連続で好走する可能性が高い。

★データからの推奨馬★

①アドマイヤムーン②メイショウサムソン③ダイワメジャー④カンパニー⑤ポップロック⑥ローゼンクロイツ


<血統的考察>

・ゼンノロブロイ、ヘヴンリーロマンス、ダイワメジャーとサンデーサイレンス産駒が3連勝中。しかも、過去3年間で2、3着馬は6頭。圧倒的な成績を残している。

・ダイワメジャーは、中距離スピード血統としての完成度が高く、底力も一級品。年齢的にもピークは過ぎておらず、今年も好勝負必至だ。

・マツリダゴッホは今年AJCC、オールカマーを完勝。母系の質が高く、上位に食い込んでも不思議はない。

・ローゼンクロイツは母系が底力に欠け、GⅠでの実績に乏しい。

・毎日王冠を制したチョウサン、同2着のアグネスアークは、それぞれダンスインザダーク、アグネスタキオンを父に持つSS系。だが、共に底力という点でやや頼りない。

・アドマイヤムーンは、母父SSの大成功例。古馬になって更なる成長が見込め、3着に終わった前年以上の結果が十分に期待できる。

・ポップロックは日本で失敗したエリシオ産駒だが、こちらも母父SSの良さが出ている。GⅠを勝てる素質はある。ただ、距離がやや短いか。

・シャドウゲイトは菊花賞馬アサクサキングスと同配合。スピードとスタミナのバランスに優れている。

・メイショウサムソンは、SS系とは全く異なる血統背景。欧州血統らしい奥行きがあり、底力とスタミナは抜群。ただ、時計勝負になると厳しい。

・カンパニーは、トニービン系らしく東京コース向きの末脚を持っている。ただ、同馬に限っては東京で【0005】と不振。今回もどうか。

★血統からの推奨馬★

①アドマイヤムーン②ダイワメジャー


★調教からの推奨馬★

①メイショウサムソン②チョウサン、ブライトトゥモロー


★結論★

土曜日の豪雨によって、どれだけ馬場が渋るか。この文章を書いている時点では正確に掴めないため、最終的な判断は馬場状態を見ながら決めたいと思っているが、あれだけの降雨量が何の影響も及ぼさないということはないだろう。ただ、一夜明けてスカッとするような晴天に恵まれた。回復が進めば、やや重、もしくは良で行われるかもしれない。完全なパワー勝負、スタミナ勝負にはならないだろう。

とはいえ、メイショウサムソンにとって昨夜の雨は〝恵みの雨〟となる。並べば抜かせず、決してバテない同馬だが、高速決着への対応力には難がある。ライバルとなるアドマイヤ、ダイワがスピードの勝った中距離馬であるのに対して、本質的には2400メートル以上の距離で強さを発揮する中長距離型。多少でも時計が詰まれば、勝機は増す。

だが、それでもアドマイヤムーンとダイワメジャーの適正、力が上と見る。特に、昨年末から今年春先の充実ぶりを見れば、アドマイヤムーンは必勝の舞台だろう。休み明けを問題にするタイプでもなく、ダイワメジャーの迫力が昨年に比べてイマイチな今、敵は体調面だけ。枠も好位置で、当然主役筆頭となる。それでもダイワメジャーに本命を打ったのは、アドマイヤムーンが外資に買われた〝侵入者〟だからだ。ひと叩きして状態は上向き。前走の3着も悲観すべき内容ではなかっただけに、リベンジを期待したい。血統的にはまだまだ老け込む年齢ではない。

基本的には上位人気馬3頭の争いになると見ているが、ここに絡むとすれば上がり馬のチョウサンと東京コース2戦2勝の実績を持つポップロックか。