04 | 2006/05 | 06

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【蹴球】早朝の激闘【ドイツ対日本】 

いったい何度同じミスをすれば学習するのだろう。2-0からセットプレーで簡単に2失点。同点に追いつかれた。

立ち上がりから圧倒したのはドイツ。屈強な体格を生かした肉弾戦で肉体的に劣る日本から主導権を奪い、併せ持ったスピード、テクニックを駆使した懐の深いプレーで日本を自陣に押し込んだ。

戦前から中村俊輔が言っていたように、「相手にボールを持たせ、耐えて、耐えて、カウンターで一刺し」が、日本の基本的なプラン。これは当初から織り込み済みだ。

前半45分間は完璧だった。危険なシーンは数え切れないほどあったが、相手のミスにも助けられ0-0と相手の攻撃を凌ぎきり、カウンターから幾度となく良い形を創った。中でも柳沢は絶妙なタイミングの飛び出しで中盤からボールを引き出し、何度かドイツGKレーマンを脅かす。しかし、シュートは入らない。前半は0-0で折り返した。

後半、1人の男の覚醒によって試合が動く。ドイツの地で「ミスター100%」(確実にゴール前で外すことから)と蔑まれた男、高原直泰のリベンジ。スルーパスに抜け出した先制弾、個人技で鈍重なドイツDFをぶち抜いて決めた2点目、1人でドイツを窮地に追いやった。

ここまでは最高の展開。

ところが、またもや不治の悪癖が顔を覗かせた。

セットプレーからあっという間に2失点。

ドイツのゲルマン魂が発現したわけではない。自らの緩慢さと脆弱さが招いた愚か過ぎる「自殺点」。いつ、どうしたら彼らは学習してくれるのか。クローゼに決められた2点目、入ってくる相手に倒されるDFを見て愕然とした。国際Aマッチでお目にかかるレベルのシーンではない。

それでも攻撃陣は終盤、大黒が2回決定的なチャンスを迎えたが、当然のように決められず、結局痛恨のドロー。

先に繋がる見事な引き分け?

腐りきった言葉を吐く輩に唾を放ち、チャンネルを変えた。
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第73回東京優駿回顧 

降り続くと思われた雨は雲の上の太陽が上昇するにつれて弱まり、やがてぴったりと止んだ。灰色の空は陽光を浴びて徐々に明るさを増し、やがて青みがかっていく。いつしか厚い雲の帳の隙間から、暖かい日差しも射し込み始めた。生涯唯一、最高にして最大の舞台への出演権、その栄誉を掴み取った「8000分の18」を、天は晴れやかに迎えようとしていた。

東京優駿へと続く道は、どこまでも険しく狭い。2003年にこの世へ降り立った8823頭。生き長らえることすら叶わなかった者、走ることを許されなかった者、辿り着けなかった者…彼らの挫折を踏み越えた先にだけ許される禁断の地。

「ダービーオーナーになることは、一国の宰相になるより難しい」

こんなフレーズが創作され、それがさも実在する首相の口から吐かれたかのように脚色されるほど、ダービーは永遠であり、比類無き孤高の極致なのだ。

至るまでに幾多の艱難辛苦が彼らを待ち受けようと、全ての可能性を振り絞り、万策を捧げ、心血を注ぐ。こんなレースを私は他に知らない。

しかし、それがサラブレッドにとって幸せなことなのか。ダービー馬としてだけの馬生しか許されなかった者を無造作に吐き出してきてしまった事実が冷徹に投げかける。馬たちの生命を削り取って得た盛衰の栄華を、心から讃えられるのか、と。ダービーを機に「終わってしまった」彼らは、むしろ悲劇ではなかったのか、と。

かの日本最高峰の調教師と呼ばれる人物も、ダービー至上主義への疑念を隠そうとしない。だが一方で、その「限界へ挑まない」姿勢を露骨に非難する者もいる。

どちらが正しいだなんて、言えるはずもない。クライムカイザーが不幸だったかだなんて、何ぴとたりとも断言することは不可能なのだから。価値を決めているのは、ダービー馬最強論を卑しく喧伝する夢遊病患者と、産駒の成績だけでしか馬生の価値を認められないエセ歴史家だけじゃないか。

一生に一度、10万人の20万の眼(まなこ)を一身に集め、祝福の歓喜を浴びて嘶(いなな)ける者の充足感。一度でも、一瞬でも、それは「全て」になりうるはずだ。

ダービーの価値が永劫不変である限り──。


長く暗い「門」をくぐり抜けた18頭が、パドックへと現れた。限られた観戦チケットを手にした人々が人垣を作り、色とりどりのレイが踊っている。普段は服装に無頓着な関係者でさえも、こんな日ばかりは正装に身を委ね、畏まった雰囲気を醸し出している。淑女達の華やいだ香りが、傍らに彩りを添えた。

究極の仕上げを施された1頭1頭の毛並みが、木々の隙間を漏れ伝うプリズムに反射する。下から上まで、余すところなく、見逃すところなく全てを見極めようとまとわりつく視線が、眩しそうにそれを見つめていた。

大地をなぞる18頭の足取りは、一様に力強く柔らかい。ある者は首を上下に振って気勢を示し、ある者は引き手を促すように前へと四肢を伸ばす。イレ込み、取り乱す者は皆無に見えた。凝縮された力が、上昇した気温によって今にも白い湯気となって立ち上りそうだ。

舞台は、整った。

島谷ひとみの、たおやかで艶っぽい吐息が風に乗って火照る魂を鎮め、張り詰めた空気となって競馬場を包んでいく。

18頭全てに等しく物語が在り、生産牧場の従業員、担当するスタッフ、調教師、騎手、馬主、そして馬券に夢を託す者、競馬という細く強い糸で結ばれし全ての人間の、万感の想いが込められし2分30秒弱が、直ぐそこに迫っていた。

NHKマイルC、ヴィクトリアマイル、オークス、そしてダービー。お馴染みの旋律が4たび府中の杜へ響き亘ると、方々から耳をつんざく轟音が爆(は)ぜ、ボルテージは最高潮へ達した。

若さを持て余す3歳馬には似つかわしくないほど、18頭は動じない。スムーズに「希望のゲート」へと吸い込まれ、最後はエイシンテンリューがゆっくりと収まった。

世代の頂点たる者を選定するゲートが、ついに開いた。

エイシンテンリューとマルカシェンクがやや立ち遅れたが、さして影響はなさそうだ。注目された先行争いが前方では既に始まっている。1コーナーへアドマイヤメインとフサイチリシャールが並ぶようにして飛び込み、先ずはアドマイヤメインが先手を奪った。

レースの主導権を握るのは、青葉賞を圧勝してここへ臨んだ彼と柴田善臣のコンビ。悩める2歳チャンピオン、フサイチリシャールは3番手につけた。皐月賞馬メイショウサムソンと石橋守は内うち5番手を追走。ここから2冠を狙う。

前走で初めて一敗地にまみれたフサイチジャンクは中団後方の11番手。直後にマルカシェンクが最内を併走する。鞍上福永祐一が、初めて跨った時にダービーを意識したという最上の逸材。骨折明けを叩き、視界は良好だ。「私」の夢でもある。

その後ろ、15番手の位置に付けたのは新パートナーに四位洋文を配した皐月賞2着のドリームパートナー。あの激走がドリームならば、導いたパートナー高田潤をここでも見たかった。そしてダービーを知り尽くした男、武豊のアドマイヤムーンは後方2番手から虎視眈々。自信を持ってムーンを選んだ彼に、秘策はあるのか。

千メートルの通過タイムは1分2秒。予想通りのスローペースとなった。先頭から最後方までがぎゅっと詰まったまま、レースはいよいよ中盤へ向かう。

3コーナーから4コーナーへかかる中間地点、大欅の向こうに先頭集団が差し掛かる。

瞬間、石橋が動いた。以心伝心の相棒をするすると外へと押し上げ、4コーナーを外め絶好位の3番手で回る。「鞍上の意のままに動ける才」に恵まれたメイショウサムソンだからこその妙技。ベテラン騎手故の好判断。

ごった返すインコースに残り、行き場を失ったマルカシェンクとは対極的になった。キングヘイローでの暴走事件から8年。数々のGⅠを手中にしてきてなお、福永祐一は超一流には程遠い醜態を晒し、GⅠ1勝のベテランの引き立て役に回ってしまった。

直線、道中の貯金を生かし余力たっぷりに仕掛けて粘り込みを図るアドマイヤメインを標的に定め、メイショウサムソンが襲いかかる。

「アドマイヤメインを交わせば勝てると思った」

石橋の見立て通り、後続は重さを増した馬場が足枷となって、伸び脚が鈍い。ダービーの1つ前に行われた「むらさき賞」の再現VTRのようだ。前を行く2騎によるマッチレース。

200メートル先で待ち受ける栄光へと鞭をふるい、全身を推進力に換えて相棒を叱咤激励する柴田善臣。

長く関東トップの勝ち星を稼ぎながら、彼にはGⅠや重賞の勲章が不思議なほど少ない。もちろん、クラシック競走とも無縁な日々を送ってきた。心無い者は、いつからか彼を「平場騎手」となじり、嘲笑を浴びせ始めた。しかし、築き上げてきたモノの真価は今年、彼に久々のGⅠ勝利をもたらしている。重賞競走での好騎乗も目立つ。「円熟の時、クラシック競走初戴冠の時」。完成するのはこの物語か。

いや、違う。

外から皐月賞馬。ここまで最高のレース運びで来た。交わすべきは眼前の1頭のみ。根性比べなら決して負けない。

身体を寄せ、溜めに溜めたパワーを解放する。ステッキが魂を鼓舞し、生命力と闘争本能に火を点ける。そして、力でねじ伏せた。先頭が入れ替わる。もう、相手からは盛り返す「意志」が失われていた。最後は手綱を緩め、健闘のライバルと手を取り合うかのようにゴール板を駆け抜けた。

勝ちタイムは2分27秒9。2着馬を首の差で従えていた。3着は後方から差を詰めたドリームパートナー、4着は数回ブレーキを踏みながら内からしぶとく伸びたマルカシェンク。NHKマイルC馬、ロジックも5着で意地を見せた。

ガッツポーズを出す余裕など無かった。彼がしたのは、いつものレースと同じように、手綱を緩め馬の身体のために余力を残してゴールを迎えさせるということ。

「あんなに早く手綱を緩めるなんて、ダービーでは考えられない」

日本競馬史上最も偉大な人物の1人、岡部幸雄はそう言って嘆息した。

どこまでも冷静で、馬本位を貫き通す男、石橋守。彼らしいスタイルは「異次元の世界」でも貫き通された。

騎手生活22年目、ダービー5回目の挑戦で初勝利。ウイニングラン、はにかむように小さく手を挙げてガッツポーズ。スタンド前、今度は少しだけ大きくガッツポーズ。馬を労い、顔の泥を拭い、軽く天を仰ぐ。青空に何を見たか。それとも、涙がこぼれるのを押さえ込んだのか。2年連続の2冠馬誕生を前に興奮覚めやらぬ観衆へ笑顔を送り、ヘルメットをとって一礼。いつもの柔和な表情は一層くしゃくしゃになっていた。

今、何を想う――。

メイショウサムソンを管理する瀬戸口調教師の喜色満面顔が覗いた。オグリキャップ、ネオユニヴァース、ラインクラフト・・・幾多の名馬を手掛けてきた師も、来年2月に定年を迎える。餞(はなむけ)として、これ以上ない1勝。

しかし、旅立ちの花道は未完成だ。秋、菊の舞台でもうひと仕事。黄色の絨毯がアナタ達を待っている。



今年も夢物語をありがとう――。

現実と虚構の狭間で 

ヴァーチャルな恋愛とリアルでの恋愛

ネット環境の普及によって、絶対領域であり嘲笑の対象ですらあったその境界線が曖昧になってきているようだ。

数回のクリックで電脳世界へ飛び込めば、画面越しに何でも話せて自分を見せられる。秘められた心すら、誰かに晒して発信し、救いを求めることまで許される。本当の顔を互いに隠したままで…。

打ち込まれた言葉達は様々に姿を偽り、甘言を弄し、独りを恐れるばかりの儚き兎達に牙を立てにかかる。それでも、虚構の持つ残酷さや無機質さを心の片隅で感じながら、小さき兎達は自らの弱さや「独りであること」を認められず、心の空隙を埋めてくれる存在がどこかに居ることを望み求めてしまう。

直接向き合って傷つくのは、痛みに耐えられそうにない。けれど、見ず知らずの相手なら、例えそこだけの存在にしかならなくても元々在りはしなかったのだとデリート出来るから大丈夫。

捻じ曲がってしまったヒトの繋がり。

あやふやになったヒトの関係性。

凶器としての、ココロを攫うツールとしてのチカラを得てしまった言葉。

偽善によって築かれて往く虚構の現世(うつつせ)。

出会いが、単にスピリチュアルなところへ昇華したわけではない。

むしろ聳え立つ壁を前後左右に張り巡らせ、小さき穴から生じる光だけに自らを投影させて、見せ見られているだけだ。

極論だろうか。

「固定概念に囚われ、常識や作法という支配律によって自由を捥(も)がれたキミは時代遅れの存在だ」

そう、こき下ろされるのかもしれない。

それでも、私はなお叫ぶ。

いつか現実と虚構が交差しようとも。

全て一緒くたになろうとも。


ヒトが汚されて逝く――。

【暁の紙屑馬券増産計画☆15】 

【暁の紙屑馬券増産計画☆15】

《東京優駿~府中の杜に轟く雨中の最終決戦~》

◎マルカシェンク
○メイショウサムソン
▲アドマイヤメイン
×フサイチジャンク
△アドマイヤムーン
△ドリームパスポート

「データ的考察」

・コースの特徴~東京芝2400~

・枠番別の成績を取ると、内外で連対率に差があり6~8の外枠、4枠は不振(9・9%)。また、馬番16は0-0-0-17と死に番になっている。→今回の馬番16はナイアガラ

・血統では、意外な感もあるがブライアンズタイムの連対数が非常に少ない。また、ノーザンダンサー系種牡馬の産駒は過去55頭中でフサイチコンコルドのみが連対。→メイショウサムソン、スーパーホーネット、フサイチリシャール、ヴィクトリーラン

・このコースは逃げ・先行馬が活躍しており、前走で4角先頭だった馬は連対率27・3%、複勝率36・4%と好成績。→アドマイヤメイン

・コースと相性の良い騎手は柴田善臣。レースの実績ならば、断然武豊。

・過去10年、1番人気馬は6-3-1-0と複勝率100%。1番人気馬は8連続連対中。「運が良い馬が勝つ」と言われるダービーだが、近年は人気を集めた実力馬が勝っている。→メイショウサムソン

・5番人気以内で追い込みに賭けた馬は2-3-0-3。コース形態が逃げ・先行有利と言える中で、レース的には後方から来る馬が良績残す。

・過去10年、ダービーで乗り替わって優勝した騎手はいない。2着には3人(ダンツフレーム、シンボリクリスエス、ハーツクライ)いるだけ。この3人のうち2人は過去に騎乗経験あり。



競馬人にとって、ダービーというレースは他のどんなレースにも勝る至高の舞台。「1年の始まりにして1年の終わり」という表現もあながち誇張ではない。全ての騎手が、調教師が心の底から勝ちたいと願う、そんなレースは間違いなくこのレースだけだろう。

今年は久々の「戦国ダービー」だ。いずれも一長一短、傑出した存在はおらず、どの馬にも勝つ可能性があると言えよう。ここ10年間の勝ち馬たち――ディープインパクト、キングカメハメハ、ネオユニヴァース、タニノギムレット、ジャングルポケット、アグネスフライト、アドマイヤベガ、スペシャルウィーク、サニーブライアン、フサイチコンコルド――勝つべくして勝った彼ら「物語ある存在」とはやや趣の異なる、粒揃いの精鋭たちによる一世一代の真剣勝負。10回戦えば10回結果が異なるかもしれない。その1回を、ただ1回しかない舞台で自らに引き寄せられるかどうか。天運を賭けた決戦の妙味――今年のダービーも面白い。


さて、私事で恐縮だが、私にとってもダービーは特別なレース。故に、馬券の購入方法も普段と異なる。それは、1頭の馬に全てを託し、そこから相手に選んだ馬たちへ流すというスタイル。10年以上の競馬歴の中で、貫いているポリシーだ。10年前はフサイチコンコルド、翌年はサニーブライアン、以下スペシャルウィーク、テイエムオペラオー、アグネスフライト、ジャングルポケット、タニノギムレット、ネオユニヴァース、キングカメハメハ、ディープインパクトと夢を注いできた。もちろん、相手を選び損ねた年――97年、98年、05年――もあるが、勝ち馬を度々選別してきた目には、秘かに自信を持っている。

今年、想いを託したのはマルカシェンク。2歳時の3戦で繰り出した他馬とは次元の違う末脚は、気の早い私に「来年のダービー馬、いやいや2年連続の3冠馬も夢じゃない」と思わせた。しかし、悪夢の骨折。戦線離脱を強いられる。新馬で一蹴したフサイチリシャールは、朝日杯フューチュリティSであっさりとGⅠを奪取した。京都2歳Sで下したドリームパスポートは皐月賞を2着した。悔しさはいかばかりだろう。

鞍上の福永騎手はこう語る「跨った時にモノが違うと感じた。GⅠを制した直後に、フサイチリシャールとマルカシェンクのどちらを選ぶかと聞かれたとしても、間違いなくシェンクを選んだと思う」と。

調教では2歳時からマルカキセキ、エイシンチャンプといった歴戦の古馬オープンクラスに一度も遅れをとることなく、管理する瀬戸口調教師にとってのエースは、僚馬メイショウサムソンでなく常に彼だった。そこまでの逸材。疑う余地はない。

前残りのレースで脚を余し、生涯初の敗北を喫した復帰戦の京都新聞杯。あれは単なる骨折明けの試運転に過ぎない。にもかかわらず、上がり3ハロンはメンバー最速にして驚嘆すべき33秒フラット。一度叩いた効果は、彼を確実に頂点へ導くはずだ。

最終追い切りの内容が前走時より物足りなかったこと、初の長距離輸送と課題はあるが、その底を見せない才能と福永騎手による「キングヘイロー暴走事件」の雪辱という美しき物語を期待したい。先週のオークス、勝ち馬はキングヘイローの仔だった。なんとなく数奇な運命を感じてしまうのだ。


対抗は皐月賞馬メイショウサムソン。長く降り続いた雨に重さを増した東京の馬場は、オペラハウス産駒の彼にとって得意とするところ。先行から力強く抜け出した前走のレースぶりは、パワーとスタミナを感じさせた。どことなくサニーブライアンをイメージさせる戦績と騎手だけに、2冠達成も夢ではないだろう。あとは1番人気の重圧と目標になる厳しさをカバーできるかどうか。

3番手は、いかにもダービー馬になりそうな戦績でここに臨んできたフサイチジャンク。一戦ごとにレースぶりが成長し、前走もやや小回りの中山で後方から外、外を回ってよく3着まで押し上げてきた。岩田騎手はダービー初騎乗だが、手腕については疑いの余地なし。

穴にはアドマイヤメインを推したい。逃げに脚質転換して以降は素晴らしいレース内容で3連勝を飾っており、特に前走の青葉賞は2分25秒3の好タイムで圧勝。よどみの無い流れを自ら創り、ペースを落とさず押し切った強さは際立っていた。「よりにもよって柴田善臣騎手への乗り替わりとは・・・」と頭を抱えたのも確かだが、あのレースを見せられては買わずにいられない。

あとはダービーマスターの武豊が駆るアドマイヤムーン。ダービーで彼を切るのは暴挙でしかないと、私は知っている。そして、これまで3着以下なしの安定感が魅力のドリームパスポートも押さえる必要があるだろう。本当はロジックなどにも手を出したかったが・・・。

<自信の斬り捨て御免>

★サクラメガワンダー

ラジオたんぱ杯2歳Sの勝ちっぷりが評価されて未だに人気しているのだろうが、前々走、前走と「外を回った」「展開が向かなかった」などのエクスキューズはあれど、やや負けすぎと判断した。父グラスワンダーは左回りで脆さを晒していた点、サクラ伝統の「道悪苦手」を加味すれば、ここは切りだろう。

★トーホウアラン

スプリングSの彼と京都新聞杯の彼、どちらを信じれば良いのだろうか。4戦3勝の実績、東京コース1戦1勝、大舞台に強いダービージョッキー藤田騎手と、正直迷うところもある。ただ、これはあくまで個人的な感想だが、前走の鮮やかさは「嵌り過ぎた」きらいもあり、やや人気過剰。能力の総和と人気のバランスから、ここは切ってみたい。


『買い目』

◎からの馬連。こだわりが無い方は、オッズもまずまずつくことから手広く買ってみても良いかもしれない。

【競馬】金鯱賞【予想】 

東京は雨がしとしとと落ちている。明日のダービーは久々に雨の中で行われそうだ。芝の状態はまだまだ良好も、このまま降り続けば多少荒れて重くなるのかもしれない。天気は予想の重要なファクター。きちんと見極めていきたい。

さて、本日は中京で金鯱賞(GⅡ)が開催される。例年は宝塚記念を目指すGⅠ馬や一線級が集う同レースだが、今年はGⅢのような小粒のメンバー。10頭中5頭が7歳以上で、ここを勝って「すわGⅠ戦線へ」というような活きの良い上昇馬、未知なる若馬もいない。さらにハンデ差の全く無い別定戦ときては、馬券的妙味も望みづらいところだ。実際、ここ5年間は1番人気馬が4連対、唯一連を外した01年も3番人気馬が1着、2番人気馬が2着と手堅く終わっている。

ただ、このデータはそのまま活用できるわけではない。何故なら、ここ3年間の勝ち馬は全てタップダンスシチー。03年時は4番人気だったが(2着は1番人気)、04年、05年は当然の1番人気に応えての快勝で、「レース自体が1番人気の来易いレースとは」即言えないだろう。実際、ここ2年間の2着は6番人気馬。3着馬は共に2番人気というアラはあるが、本命サイドだけを買うのは避けたいところ。

現在の1番人気はローゼンクロイツ。中京コースは0-1-0-0で、中京記念の2着が信頼された格好か。大阪杯5着、天皇賞8着と兄弟の例に漏れずGⅠ、GⅡでは勝負にならないひ弱さを隠し持つが、このメンバーでは頭1つ抜けているか。雨に弱いのも同血統の特徴だが、これまでの中京のレースを見る限りでは影響は無いだろう。

あとは昨年の本格化以来、平坦コースとGⅢ級のメンバー相手ならば成績安定のエリモハリアー、ここ3走の内容に見所あるタイガーカフェ(フサイチジャンクの兄)、全く能力落ちを感じさせない古豪アサカディフィート、中京コース2-0-0-2のサンバレンティンまで。

◎ローゼンクロイツ
○タイガーカフェ
▲アサカディフィート
×サンバレンティン
△エリモハリアー

「買い目」

◎からとアサカディフィートから。

雨 

の日ほど物思う日は無いのかもしれない。歌の詩にも雨を様々に見立てたものが多く、タイトルに冠したものも少なくない。

そして、何より私自身が雨の日に多くの詩を書いている。

しとしとと降り注ぐ様、全てを流すかのように打ち付ける激しさ、そして心を叩くような音…。

夜と雨のセットはいたく心を誘う。

かと言って、これから何かを著すわけではないのだけどw


雷光が空を白く磨き、轟音が恐怖を煽っている。
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素晴らしき雑記 

来なくて良いような…そんな日。今週は担当紙面が無いため、会社にいてもすることないw

仕方なく蹴球関連の原稿を書いてますが、有給使って休んだ方が絶対良いよなぁ。

とりあえず今日ミクシィに書いた雑記を載せておきます。


~優駿牝馬回顧~

3戦3勝でここへ臨んだカワカミプリンセスが、中団やや前目の位置から力強い末脚で抜け出して樫の女王の座を射止めた。無敗で同レースを制したのはミスオンワード以来49年ぶり4頭目。本田騎手の47歳4カ月と18日目でのオークス勝利も、これまで保田隆芳氏が持っていた記録を約3カ月更新する新記録となった。2着は追い込んだフサイチパンドラ、3着は道中2番手からしぶとく粘ったアサヒライジング。

西浦調教師、本田騎手のコンビと言えば、「平成のオテンバ娘」テイエムオーシャンを思い起こさせる。クラシック2冠を制した彼女が唯一逃したのが樫の冠。「あの日の雪辱なる」。翌日の記事にしつこいほどに並んだ。手垢まみれの表現にすがれば書き手は楽になるが、同業として少し情けなくなった。これも連綿と続く競馬の物語ゆえではあるが…。

しかし、夫婦と従業員2名だけの牧場から巣立った彼女と、オーシャン以来鳴りを潜めていたオヤジとが成し遂げた勝利は、なんら汚されるものではない。自らの血の価値を証明した父キングヘイローも、孝行娘と共に宿敵スペシャルウィークへの反攻を期すだろう。

これが競馬であり、終わらない物語の一歩なのだ。


非常に短絡的かつ適当な文章なのは、会社を出る前15分で書こうとしたからです;


~ユニ欲しい~

最近ユニフォーム収集熱が突然溢れてきてます。偽物でも良いから買っちゃおうかなぁ…渋谷とかにいる露天商から。スペイン代表のユニは正規品を買うとして、イタリア代表の光沢ある青のユニ、日本代表のユニはこだわりなし。渋谷で取材を作れれば…。

そういえばインテルの来季ユニもどっかで見られるとか。結構評判良いみたいだけど、こちらも買っちゃうこと必死だろうなぁ。

お金が足りないぞ…。
(;´Д`A ```

Changing chain-memory~虜囚の鎖~ 

夜明けを目指す3時20分。心を急かす爪痕が、疑似なる僕の部屋に刻まれていた。

その時、その瞬間──。

山渓の漆黒を抱いた僕らの空では、半月にほど近い三日月が空と雲の隙間から零れ落ち、いつもより身近な白や青の星ぼしも、肌に凍みる寒さの中で冷え冷えとした光を投じていた。

川面をざわめく白波が、静寂に包まれた世界へ唯一無二の音を運び、3人だけの宴を覆う。

形の良い石を見繕って腰をかける。「持参」したコンロに水をはって鍋をかけ、適当な石を浮かべて暖を取ることにした。青白い炎が揺らぎ、徐々に湯気が立ち上る。加熱された石はガタガタと震えてながら、やがてささやかな熱を辺りにくべ始めた。プリングルスと、さきいかと、カントリーマームとビールによる、小さな宴の幕開けだ。

悲哀や喜怒や色恋の色とりどりな会話が並んでは消え、そのたびに誰かが笑い、誰かが苦笑し、時に濃密な沈黙が支配する。

いつの間にか、空が黒から青へ移り始めていた。

アナタの空はどうだろう。

1つつなぎの見えない空の果てに、絵姿を夢想する。



Tell the story.

煌々とした夜の宴。乞われるままに、冷静かつ饒舌に滑り落ちたrecent memories.

乾ききった客観的な述懐が、口の中を苦く締め付けた──。
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今日は 

プチ旅行に旅立つため、今夜の更新はありません。明日も夜までは無理でしょう。

とりあえずオークスはキス&キスで問題ないかと思われます。天気も予想外に晴れてるし。

ではでは、皆様良い土日を~♪

雨をも焦がす激情のフィナーレ~UFFAチャンピオンズリーグ観戦記~ 

黄色とえんじを着飾ったフランス首都パリ・サンドニの夜は艶やかだった。

超満員のスタジアムには「幸運のチケット」を握り締めた者達の歓喜がこだまし、彼らの高まる鼓動と共鳴するかのように、スタジアム自体も小刻みに揺れている。

そして、短く刈り取られた鮮やかな緑の芝が、決戦の刻を待ちわびていた。

荘厳で勇ましいテーマ曲が音叉し、いよいよ選手達の入場だ。控え通路では人種入り混じる双方の選手が、口々に裂帛(れっぱく)の気合いを吐き出している。力と心とコンセントレーションを最高まで高めるために。

上り詰める気持ちが頂点を窺い始めた時、吐き出されるように両軍の選手が現れた。背負うライトは、いずれかにだけ微笑む栄光への道しるべか。


【バルセロナ】

GKバルデス

DFオレゲール、プジョール、マルケス、ファン・ブロンクホルスト

MFエジミウソン、デコ、ファン・ボメル

FWジュリ、ロナウジーニョ、エトー


【アーセナル】

GKレーマン

DFエブエ、トゥーレ、キャンベル、コール

MFジウベウト・シウバ、リュングベリ、セスク、フレブ、ピレス

FWアンリ


互いにほぼベストメンバーが顔を揃えた。「ほぼ」とは、バルセロナにシャビとメッシーが欠けているからだ。とはいえ、ジュリにはメッシーに無い経験と、縦に速いアジリティーがある。決して遜色はない。

リーガ・エスパニョーラ最終節で復帰を果たした大黒柱のシャビもスタメンから外れた。しかし、代役を務めるファン・ボメルは、攻守のバランス操作に長け、ダイナミックなプレーが持ち味のグッドプレイヤー。バラックをチェルシーに奪われたバイエルンが、後がまに狙っているという事実も、有能さを物語る。

一方のアーセナルは、今シーズン不振に喘いだキャンベルが立ち直る気配を見せ始め、一年通じて怪我に悩まされ続けたコールも間に合った。今夜もフォーメーションは、チャンピオンズリーグで好成績を導いた4-1-4-1。3枚の中盤を5枚で押さえ込み、アンリの双肩にゴールを託す──プレミアリーグで見せるパスゲームを捨てたのも、全ては勝つためだ。

スタンドから発せられる大量のフラッシュが、ピッチに聳え立つ22人と3人を、くっきりと浮かび上がらせた。ふと、今宵試験的に導入されたレシーバーを装備し、コイントスに臨もうとしている主審に目がいった。どことなく表情は堅い。スタジアムを埋め尽くす65000人に加え、数億、いや数十億人の視線がテレビを通じて注がれているのだから、無理もないか。

ざわめきが一段と増し、空気までも緊密化し中空へと収斂していく。はちきれんばかりの希望を孕み、ついに白球が歩み始めた。


立ち上がりから主導権を握ったのはアーセナルだった。中盤に並べた5人のミッドフィルダーが3人の相手を翻弄し、最前線を自由に動くアンリは、左へ右へ顔を出してバルセロナDF陣に揺さぶりをかける。

僅かに開始2分、右から正確なクロスがエリア内中央で待つアンリへ。決定的な位置で振り切られることを恐れたマーカーが、1歩下がった位置にいることを確認したアンリは、易々と絶妙の位置にボールをコントロールする。

彼にはこのスペースと時間で充分過ぎた。ワンタッチめで体を傾けシュート態勢に入り、右足を鋭く振り抜きにかかる。しかし、ここはバルデスの危機察知能力がチームを救った。素早い出足で距離を縮め、コースを塞ぐ。構わず振り抜かれる右足の前へ身体をいっぱいに広げて投げ出すと、ボールは辛うじて下半身に当たり枠外へ弾き出された。

世界最高クラスの技巧派フォワードが見せた驚嘆すべき危険性を前に、恐怖が宿る。

続く左からのCK。ショートコーナーから再びアンリがボールを受け取る。バルセロナディフェンス陣は誰もが交わされることを恐れ、近寄れない。必然的にチェックが甘くなった。瞬間、研ぎ澄まされた牙を剥く。エリア左からのシュートだ。ドスンという力強い砲撃音と共に生み出されたそれは、再び正確な軌道でゴールへ襲いかかったが、ここもバルデスが防いだ。

守勢に回ると見られたアーセナルが、勢いに乗ろうとしていた。中盤は球離れが良くポイントを絞らせない。パスワークが冴え渡る、良い時のアーセナルが顔を覗かせていた。両サイドハーフが流動的にサイドを換え、リュングベリの突貫力は対峙するオレゲールを手玉に取った。

ところが、一瞬の綻びがアーセナルを窮地に追い込む。

18分、オフサイドトラップをかいくぐってラインの裏へ抜け出そうとするエトーへ、ロナウジーニョから針の穴を穿つようなタイミングでスルーパスが通る。エトーの眼前を塞ぐのはGKレーマンだけだ。

たまらず飛び出すレーマン。これまで幾度となくチームのピンチを救ってきた彼に訪れた、いきなりの「見せ場」。だが、熱しやすく時に大胆過ぎる飛び出しで傷口を広げてしまう悪癖が、ここで、この大事な時に首をもたげてしまった。エリア外へ猛然と駆け寄り正対すると、右へ抜きにかかったエトーの足を刈り取るように──誰の目にもそう見えたはずだ──手を伸ばす。

なんとしても1点を防ぐ。

彼の頭に在ったのはきっとこれだけだ。本能が退場のリスクと先制点を天秤にかけ、結果、後者を選んだということ。

その身を挺したプレーを残酷にも無に帰したのは、エトーのスピードと意思を持たないボールの気まぐれだった。

交わされる寸前に何とかエトーの足を止めたレーマンだったが、接触でこぼれたボールは彼の手中に収まることなく転々と右へ流れ、なんとジュリの下に達した。ゴールは無人だ。ジュリは、ようやく間に合いつつあるディフェンダーの動きを見極め、守る者無き聖域へボールを滑り込ませた。

最悪の展開。

退場を選んでまで止めたかった1点を献上した上に、これから70分以上を10人で戦わなければならない。天国から地獄へと真っ逆様に墜ちて逝くジェットコースターに乗り込んだような気分とは、まさにこの事だろう。

甲高い笛の音が辺りを貫く。アーセナルへの「死の宣告」が届けられる瞬間だ。

しかし、神は寛大だった。決まったかに見えた得点は反故にされ、バルセロナへ改めて与えられた啓示は、ペナルティーアーク付近からの直線フリーキックと罪人レーマンの追放。ゲームを終わりにするには、まだ早い。

10人になったアーセナルは、ピレスを下げて4-4-1のフォーメーションに変わった。GKはアルムニア。地味ながら堅実なプレーには定評がある。レーマンのような「暴走」も見られない。

すぐさま彼は大きなアクションと怒声をかざし壁を構築する。こうした危急時は、冷静に指示を送るよりも喚く方が効果的だ。浮き足立つチームに活を入れると同時に、自らもアドレナリンを分泌させることで、ゲームのリズムに速やかに乗ることが出来る。

試合の行方を決める大事な場面。キッカーはロナウジーニョ。近すぎて狙いにくい微妙な位置がアーセナルに味方した。予想通り、落ちきらないボールはゴールバーの上を通過した。


10人対11人の戦いは、数的不利を抱えたアーセナルの危機感が良い方向に働いた。アンリ1人を前線に残して4+4の壁を自陣へ築き、的確なプレスで相手のプレーエリアを削る。難敵ロナウジーニョの自由を奪うことにも成功した。

徹底的な守備からカウンターに賭ける。

残された手段を貪欲に活かそうという意志が、彼らを走らせていた。

とは言え、守る側と攻める側では徐々に埋めがたい「差」が生まれる。いつしか流れはバルセロナへ傾き始めた。途中示されたポゼッションは59対41。バルセロナの猛攻がアーセナルを呑み込もうとしていた。

しかし、耐え忍ぶアーセナルは27分、エリア右でエブエがプジョールに倒されてFKを得ると、アンリが放った柔らかい曲線にキャンベルがオレゲールを完全に振り切ってヘディングシュート。高い打点から生まれた矢のように鋭い直線は、GKに反応の時間すら与えずゴール左へ突き刺さった。

アーセナル、先制。

後半、1点を守るために全力を傾注するアーセナルと追い詰めるバルセロナの闘いは、更に激しさを増していく。

49分、2人のDFの間をこじ開けるように抜け出したアンリがGKと1対1。しかし、ここもバルデスが好セーブで追加点を許さない。

攻めながら1点が遠いバルセロナは61分、ついに選手交代に踏み切る。ファン・ボメルに代えてラーションを投入し、71分には度々リュングベリに突破を許し、イエローまでも頂戴したオレゲールをベレッチに交代させた。

この治療が完璧に奏功した。

76分、エリア内で度々起点となっていたラーションの素晴らしいポストワークから、左サイドをぶち抜いて突っ込んできたエトーが、GKとポストの間に出来た僅かな隙を陥れて同点ゴールをゲット。

タイミング的にエトーの同点弾はオフサイドのようにも見えたが、あまりの速さと美しさを前に線審の視界が曇ってしまったとしても仕方のない、鮮やかなゴールだった。

ここにきて勢いが強まりだした雨粒のように、バルセロナの攻撃がアーセナルへ降り注ぐ。

そしてついに81分、最終章が幕を開ける。右に流れたラーションはベレッチからパスを受けると、そのままエリア内へカットインしてきたベレッチへ絶妙なスルーパスを戻す。受けたベレッチはエリア内を更に右へ切れ込み、ディフェンスを背負いながらバランスを保ち、角度の無いところから全身全霊を注ぎシュートを放った。

水しぶきを上げて加速したシュートはGKアルムニアの股をくぐり抜け、ゴール内へ栄光に架かる1点が到達した。

こうなると、1人少ないアーセナルに余力は残されていなかった。フレブに代えてレジェスを投入するも、バルセロナはテクニックに任せて悠々とパスを回す。ボールを遠くへ走らせ、持ち続け、触れることすら許さない。



あれほどフィールドを打ち据えた雨が止んだ。

14シーズンぶり、2度目の頂点がブラウ・グラナを迎え入れた瞬間だった。


──最後に、簡単に試合を止めず、的確な判断でゲームを活かした主審の名演技に賞賛を。
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滞る更新?! 

チャンピオンズリーグの観戦記を約3割まで書いてますが、仕事が立て込んでて明日も公開は厳しいかと・・・
(;´Д`)

やりたいことはあるのに、じぇんじぇん時間無し。

今日は都筑に行って、その後は革物系の展示会へ。会社に戻ってもやる気がせずに帰宅し、これから仮眠とって仕事するとします。もちろん、医龍はビデオに録画して。

そうそう、最近読んだ「龍時」ってサッカー小説、素直に面白いと思います。残念ながら作者は急逝しており、今後の物語は永久に閉ざされているわけですが、皆さんも機会があれば読んでみて下さい☆

W杯出場国を斬る~ブラジル~ 

監督 カルロス・アルベルト・パレイラ

GK
ジーダ(ミラン:ITA)
ジュリオ・セザール(インテル:ITA)
ロジェリオ・セニ(サンパウロ)

DF
カフー(ミラン:ITA)
シシーニョ(レアル・マドリー:ESP)
ルシオ(バイエルン:GER)
ファン(レヴァークーゼン:GER)
ロベルト・カルロス(レアル・マドリー:ESP)
ジウベルト(ヘルタ・ベルリン:GER)
クリス(リヨン:FRA)
ルイゾン(ベンフィカ:POR)

MF
エジミウソン(バルセロナ:ESP)
ジュニーニョ・ペルナンブカーノ(リヨン:FRA)
エメルソン(ユヴェントス:ITA)
ゼ・ロベルト(バイエルン:GER)
ジウベルト・シウヴァ(アーセナル:ENG)
カカ(ミラン:ITA)
リカルジーニョ(コリンチャンス)

FW
ロナウド(レアル・マドリー:ESP)
ロビーニョ(レアル・マドリー:ESP)
ロナウジーニョ(バルセロナ:ESP)
アドリアーノ(インテル:ITA)
フレッジ(リヨン:FRA)

※ITA=イタリア、ESP=スペイン、GER=ドイツ、FRA=フランス、POR=ポルトガル、ENG=イングランド

※text by yahoo Japan


【予想フォーメーション】

4-2-2-2

GK ヂダ

DF カフー、ルシオ、ファン(クリス)、R・カルロス

MF エメルソン、ゼ・ロベルト、カカ、ロナウジーニョ

FW ロナウド、アドリアーノ


【チーム戦術】

卓越した個人技を活かした超攻撃的サッカー


<解説>

世界最強、いや、史上最強――。彼らが大本命に違いない。それぐらい、彼らの陣容には隙がない。GKからFWまで、いずれも世界最高峰のリーグで主力として活躍し、特にロナウド、アドリアーノ、ロナウジーニョ、カカで構成する最前線のスカッドは他の追随を許さない脅威の破壊力を持っている。あとにも、ロビーニョ、ジュニーニョ・ペルナンブカーノをはじめとした多士済々のトッププレイヤー達がきら星の如く控えており、不謹慎な話だが2~3人が怪我で離脱しようと牙城は揺るがないだろう。

現状の不安らしい不安と言えば、ヂダのパフォーマンスに波があることと、相変わらず細かい怪我を繰り返すロナウドと不調長引くアドリアーノの状態。

ヂダに関しては、元々そういう傾向のあるGK。どっちに転ぶか博打的な面があり、個人的には最盛期を謳歌するセニをレギュラーに抜擢して欲しい。チームではFK、PKを蹴る彼のフィードも頼りになる。

ロナウドは2002年大会も、こんな状況で迎えた。結果はどうだったか。得点王を獲得し、決勝でも素晴らしい2ゴールを決めてチームを優勝に導いた。確かに腹は出た。ゴール前以外での動きは極端に減った。しかし、点で合わせ、ゴールを奪い取る才能は依然世界1だ。仮にアドリアーノが思うように動けなくても、無数のパスの出所を持つブラジルに加わったロナウドの爆発が、それを補って余るだろう。

また、カフーやロベルト・カルロスの両ラテラル(サイドバック)も、フィジカルテストの結果こそ代表内で1位、2位を維持しているが、長きに亘るW杯を全力で駆け抜けられるかは少々不安の残るところ。R・マドリーでレギュラーとして活躍するシシーニョ、所属チームで献身的な働きを示してきたジウベルトは、大舞台での経験値が足りない。それがモノを言うW杯だけに、やはり頼るべきはカフーとロべカルになる。

パレイラ監督の頭の中には「グループリーグを連勝で突破し、最終戦は主力を休ませて余力を持って決勝トーナメントへ」というプランがあるだろうが、クロアチアもオーストラリアも一筋縄ではいかない相手。

とはいえ、彼らの悩みはその他31カ国にとって贅沢過ぎる悩み。欧州トップリーグで活躍中の選手だけでも両手両足に余り、国内でブレイクしたリカルジーニョなど今か今かと世界進出を待ちわびている原石もいる。

「魅せて勝つ」

フットボールの世界において最も難しいとされる偉業を達成できるのは、きっと彼らしかいない。サンバの軽快なリズムをかき鳴らし、今、頂点へと昇りつめる。







W杯出場国を斬る~クロアチア~ 


監督 ズラトコ・クラニツァール

GK
トミスラフ・ブティナ(クラブ・ブルージュ:BEL)
スティペ・プレティコサ(ハジュク・スプリト)
ヨエ・ディドゥリツァ(オーストリア・ウィーン:AUT)

DF
ロベルト・コヴァッチ(ユヴェントス:ITA)
スティエパン・トマス(ガラタサライ:TUR)
ダリオ・シミッチ(ミラン:ITA)
マリオ・トキッチ(オーストリア・ウィーン:AUT)
ヨシップ・シムニッチ(ヘルタ・ベルリン:GER)
イゴール・トゥドール(シエナ:ITA)
マリアン・ブリャト(ディナモ・ザグレブ)

MF
イェルリコ・レコ(ディナモ・キエフ:UKR)
ニコ・クラニツァール(ハジュク・スプリト)
ニコ・コヴァッチ(ヘルタ・ベルリン:GER)
マルコ・バビッチ(レヴァークーゼン:GER)
ダリヨ・スルナ(シャフタール・ドネツク:UKR)
イヴァン・レコ(クラブ・ブルージュ:BEL)
ルカ・モドリッチ(ディナモ・ザグレブ)
ユリカ・ヴラニェス(ブレーメン:GER)
アンソニー・セリッチ(パナシナイコス:GRE)

FW
ダド・プルソ(レンジャース:SCO)
イヴァン・クラスニッチ(ブレーメン:GER)
ボスコ・バラバン(クラブ・ブルージュ:BEL)
イヴィツァ・オリッチ(CSKAモスクワ:RUS)
イヴァン・ボスニャク(ディナモ・ザグレブ)

※BEL=ベルギー、AUT=オーストリア、ITA=イタリア、TUR=トルコ、GER=ドイツ、UKR=ウクライナ、GRE=ギリシャ、SCO=スコットランド、RUS=ロシア

※text by yahoo Japan


【予想フォーメーション】

3-4-1-2

GK ブティナ

DF トマス、R・コバチ、シムニッチ

MF スルナ、トゥドール、N・コバチ、バビッチ、クラニツァール

FW プルソ、クラスニッチ


【チーム戦術】

堅守速攻型、サイドアタック


<解説>

W杯予選は7勝3分の無敗で突破。特にスウェーデンを相手に2連勝した実績が光る。日本をキリン杯で破ったブルガリアの1軍にも、1勝1分と負けなし。直近のテストマッチではブラジルと引き分け、アルゼンチンを3-2で下し、その勝負強さはネームヴァリューとは比べ物にならないレベルと言える。

監督であるクラニツァールは、堅守をベースとした非常に安定感のあるチームを創り上げた。

3バックは高さ(シムニッチが195、トマスが186、R・コバチが182)と経験を備え、中でもセンターのR・コバチは、高こそ欠けるがバイエルン、ユベントスで老獪なディフェンスを見せ続ける欧州屈指のディフェンダーだ。控えにもサイドバック、センターバックをこなし対人戦に定評のあるシミッチがいる。

中盤の底に位置する2人のMFは守のトゥドール、万能型のN・コバチがフィルター役をきっちり果たし、ゲームをコントロール。堅実なプレーが売りのヴラニェスも所属するブレーメンと共に成長著しい。

両サイドハーフのバビッチ、スルナのアップダウンは90分間とどまることを知らない。得点力にも恵まれており、鋭いドリブルと併せて抜群の破壊力を誇る。

また、トップ下では監督の息子にしてクロアチアの英雄ボバンの再来とも評されるニコ・クラニツァールが卓越したスキルで攻撃を司る。クラブチームでは今季フォームを崩したが、素質は欧州のビッグクラブが目を光らせるほど。このポジションにはモドリッチという同世代の逸材がメキメキと頭角を現しており、一部では「クラニツァールの父親が監督でなければモドリッチが先発するはずだ」とまで言われている。

FWはデカくて上手い、プルソとクラスニッチのコンビ。お互い所属チームで素晴らしいシーズンを過ごし、心配なのはコンディションだけ。プルソは膝に爆弾を抱えており、クラスニッチも怪我がちだ。

最後の砦であるGKも、レギュラー、控え共に高いレベルで遜色無く、長身で安定感がある。ブティナはプレティコサの怪我でレギュラーが回ってきたユーロ2004でスーパーセーブを連発。一躍ヨーロッパに名を轟かせた。


各ポジションに隙の無い戦力を抱え、フォーメーションやメンバーをほぼ固定してきたことで。連動性と組織力も非常に高いレベルになっている。ブラジルといえども苦戦は必死だろう。

【競馬】8年越しの夢を、キミと共に~第1回ヴィクトリアマイル回顧~ 

3戦3勝。いずれも圧倒的な内容だった。均整のとれた体躯と気品溢れる美顔は、良家の「お嬢様」たる証だろうか。名中長距離ランナーのエアダブリン、世界を、牡馬を脅かした女王ダンスパートナー、菊一文字の切れ味ダンスインザダーク…当代きっての偉大なる兄姉の系譜息づく、珠玉の才媛。

桜吹く阪神の馬場を最高の騎手にして最上のダンサーと軽やかに駆け、無敗で「過去最速の女王」へと上り詰めた2004。「どれほど強くなるのか」眩しさに仰ぎ見た。しかし、樫の舞台で初めての挫折。秋の京都、再び彼女は悶え苦しんだ。

ひとつ年齢を重ねた彼女が再び姿を現したのは雨の抜けきらない曇天の府中だった。天皇賞(秋)、初めての古馬一線級との邂逅、13番人気。新パートナーにはフランスの伊達男、クリストフ・ルメールが選ばれていた。

心機一転――。

彼のリードにまさしく「馬が合った」か、パワフルにかつ情熱的な至極のダンスを披露して、鮮やかに2着へ飛び込んだ。そして続くマイルCS、彼と彼女のステップは最強の名刀をも脅かした。

円熟、そして飛躍の時。苦労知らず、世間知らずの箱入り娘が、世間の荒波に一度は打ちひしがれながら、心を鍛え、甘えを捨てて立ち上がり大きく成長する…。サクセスストーリーの定番だ。

誰もが信じた夢は、翌春悪夢に姿を変える。

京王杯SC、安田記念と無残な大敗。

必死に立ち直りを図った夏。目を覆う2度の惨敗。

昨秋の想い出に縋(すが)った府中の杜、府中牝馬S。らしくなく後方をとぼとぼと追走し、精気無くゴール板を8番目に通過した。

「もう、ダメか」

牝馬ならありえることだ。幾多の名馬達が、加齢によって走る心を奪われてきた。

ところが、泥まみれになり、プライドをズタズタにされてなお、彼女の芯は強かった。崩れなかった。

童顔の「あかぬけない」騎手と共に、手を取り合いスポットライトの射す方へ。

天皇賞(秋)、3着。マイルCS、4着。レースを引っ張る姿は力強く、過去の繊細で気まぐれだった姿はない。パワフルでグラマラスなオトナの色香が漂っていた。

「来年も走ってくれないか」

そう思えた変身を、日本随一の調教師も当然感じ取っていたのだろう。現役続行だ。

春、桜舞い散る頃。あの時と同じ舞台、同じパートナーと、小雨滴る馬場を疾駆した。先団から出走メンバー中3位の末脚で鋭く伸びて2着。見所十分の、力漲る走り。どうやら、今度は本物か。

迎えた本番、第1回ヴィクトリアマイル。引き当てたのは1枠1番だった。どこか第1回に1枠1番。なんとなく運命的な響きを感じるのは気のせいか。

それにしても、よくよく彼女は雨に好かれるようだ。金曜日の夜から落ち始めた水滴は、土曜日を日がな一日打ち付けた。まだ青々と生い茂る緑の絨毯は徐々に水分を含み、その上を駿馬達の蹄が叩く。時計はさほど落ちているようには見えないが、数人の調教師が荒れゆく馬場を案じていた。ただでさえ、彼女の管理者は「東京コースの内は荒れやすいから、いくら先行するとはいえ、なるべく最内枠は避けたかった」と渋い表情を浮かべていたのだ。見た目にもはっきりと分かるようになった内の「染まり具合」が、不安を駆り立てる。

当日。雨は既に止み、曇り空には時折青色が覗いた。パドックには降雨の中での観戦を免れたことに安堵する群集が大勢を成し、彼女は悠々とそれを睥睨し闊歩する。圧倒的な人気を背負うラインクラフトが忙(せわ)しなく大地を踏み鳴らしているのに対して、素人目にも、そしてプロの目にも、彼女のデキは素晴らしく見えた。もう1頭のライバル、エアメサイアも軽やかな足取りで2人引きの周回を続けていた。こちらの雰囲気も良く見える。

初回にしては幾分物足りない、厚みに欠けたファンファーレが鳴り響き、18頭が初代女王という「永遠なる記憶」へ向かいスタートを切った。パドックの有様そのままに、ラインクラフトが後手を踏む。彼女はすんなりと流れに乗った。淡々としたペースの中、ラチ沿いを進みながら4、5番手でじっくりと先頭を窺う。内をすくうのか、外へ出すのか、決断の時が刻一刻と近づいていた。

なだらかで長い4コーナーを回り、直線に差し掛かる。瞬間、鞍上の北村宏司は彼女を最内にもぐり込ませた。押し上げてきたラインクラフトは馬場の中央から、大外枠からのレースを強いられたエアメサイアは外、外を回って脚を伸ばしにかかる。

突き抜けたのは彼女だった。渋る馬場などお構いなし。グングンと加速し、一気に後続を引き離す。東京が誇る長い長い直線も、何ら彼女の脚色を鈍らせるものではない。

追撃するラインクラフトは一瞬だけ伸びかける素振りを見せたが、そこから突然手応えが消失した。あっと言う間に馬群へ飲み込まれていく。ディアデラノビア、ヤマニンシュクル、アグネスラズベリなどの有力馬は既に走破圏外へと落ちた。残るはエアメサイア1頭。名手のアクションに応え、大外から一完歩ごとに差を縮めていく。

凌ぐか、交わすか――

歓声が爆発する。


あれから2年。

4で止まったままの勝ち星が、この日1つ増えた。

艱難辛苦を経て手中にしたかけがえのない勝利は、垢抜けない8年目の騎手にとってもかけがえのない宝物になった。

「馬も、人間もこれから一生懸命頑張ります」

清々しい声が、何より晴れやかだった。

日本代表決定 

GK

川口、土肥、楢崎

DF

加地、駒野、中澤、宮本、坪井、田中、三都主、中田浩二

MF

福西、稲本、中田、小野、小笠原、遠藤、中村

FW

高原、柳沢、大黒、巻、玉田


巻、キター!!!
ワーイ♪ゝ(▽`*ゝ)(ノ*´▽)ノワーイ♪

松井いないよ…
号(┳◇┳)泣


久保を外したのは、コンディションに不安があるからだろう。なのに柳沢は入っている。そしてフランスはリーグ・アンでアシスト数第3位の松井がいない。最後の最後までジーコらしい選択だった。これで結果を出せるなら、私は何も言うまい。

選ばれた23人、全員が生涯最高のパフォーマンスを発揮できますように――。
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暁の紙屑馬券増産計画~曇天を貫くSparkle of lady~ 

「第1回ヴィクトリアマイル」

◎ラインクラフト
○ダンスインザムード
▲マイネサマンサ
×エアメサイア
△アグネスラズベリ
△ヤマニンシュクル

多くの諸先生方が指摘するように、この時期の東京マイル決戦が古馬牝馬にとって相応しい舞台かどうかについては少々疑問の残るところだ。昨年はスイープトウショウが安田記念で際どい2着に飛び込み、今年の高松宮記念でラインクラフトが2着したように、マイルまでの距離ならば牝馬も牡馬と好勝負できる。わざわざ安田記念の質を落としてでも創設する価値があるのか。JRAの浅薄さを感じずにはいられない。

余談が過ぎたようだ。折角の初GⅠを愚痴で邪険にするのは止めよう。幸いにも古馬牝馬のトップクラスが顔を揃えたのだから。華やかで甘美な舞台をじっくりと堪能(検討)し、最後は美酒を掲げたいものである。

さて、予想の際に先ず考えなければならないのは、土曜日の雨で渋った馬場の状態。ただ、東京競馬場の馬場状態が良く、既に雨は止んでいるためメインの頃には稍重程度に回復しそう。そこまでの影響は無いだろう。もっとも、ラインクラフトは雨を苦にしない(どころか雨の日によく穴を開ける)ミスタープロスペクター系のエンドスウィープ産駒、ダンスインザムードは新聞によれば重◎(そんな実績あったか…)、エアメサイアは前々走重馬場の中山記念でしぶとく3位と、人気上位馬に不安は無い。実績でも上位馬が抜けており、この3者を中心視するのは当然だ。

私はラインクラフトを本命に推す。休養明けの高松宮記念を牡馬に混じって2着、続く阪神牝馬Sはライバルのエアメサイアに堂々3馬身差をつけて圧勝した。中距離はともかく、マイルまでの距離ならば恐らく牡馬トップにも伍するだろう。東京コースも1戦1勝と不安要素は皆無。負けられない一戦だ。

対抗は3-2-0-2というマイル適正でダンスに打った。「牝馬同士では凡走して牡馬強豪に混じると好走する」というイメージがあり、こういう○か×かのような馬に印を打つのは非常に難しい。前走はダイワメジャーから4分の3馬身遅れた2着と好走したが・・・。東京コースも天皇賞の3着があるものの、トータルでは0-1-1-4と相性一息。1枠1番は先行する同馬にとって好枠も、東京の馬場は内が悪く悩みどころ。「だったら切れよ」と言われそうだw

距離適正で1枚劣るエアは3番手。武豊マジック3連発となってもおかしくはない。東京コースの広い馬場なら差を詰められるかもしれない。ただ、前走は上がりの脚でも先行したラインクラフトが勝っていた。差は埋められないか。

むしろ一発あるとすればマイネサマンサ。休養明け、鉄砲実績0-0-0-4は頂けないが、東京コースは1戦2着1回、マイルも1-3-0-2と得意にしている。休養前の阪神牝馬特別2着、京都牝馬特別1着は見事な内容だった。

あとは好タイムで4連勝中のアグネス、前に特別寄稿したほど好きな馬ヤマニンシュクルまで。

<買い目>

ラインクラフトから流し。点数がやや多めになったので、切るなら○を(おいおい)。ディアデラも岩田騎手ということで、余裕があれば買ってみてはいかがだろう。そろそろ一発やりそうな気もする。

大混乱のイタリア・セリエA 

スポニチより

八百長関与の疑いがかるユベントスが来季セリエCに降格する可能性があると13日、地元のテレビ局が伝えた。関与を指摘されているACミラン、フィオレンティーナ、ラツィオはセリエB降格の可能性があるという。

この日の地元各紙は捜査対象の関係者41人の氏名を掲載。黒幕とされるユベントスのモッジGMを筆頭に、フィオレンティーナのデッラバッレ会長やラツィオのロティート会長に加え、ACミラン関係者とされる元審判の名前も挙がった。

ユベントスは14日に連覇が懸かる最終節を迎えるが、2位ACミランとともに不正が確定すれば、現在3位のインテル・ミラノが繰り上げで優勝となる見通し。また、違法賭博への関与が疑われるユベントスのGKブッフォンは13日にトリノ治安判事から取り調べを受け、そのため15日のイタリア代表発表から外される可能性が出てきた。


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我が愛するインテルの名前が無いのは何よりと思う。昔から、ティフォージ(サポーター)の間ではクラブの政治力の無さを嘆いていたが、今回ばかりはそれに救われた格好となった。

皆さんは御存知かどうか分からないが、セリエAというリーグはスペインのリーガ・エスパニョーラやイングランドのプレミアリーグと違い、未だにマフィアなどの怪しげな集団が暗躍し、様々な不正が蔓延り、政治力が試合を左右する舞台だ。ドーピング問題、審判との癒着問題、クラブトップ間の勝ち点取引…いったい毎年何度この手の話題が紙面を飾ったのだろう。

しかし、これまでは捜査のメスが入るたびに何らかの圧力が働き、うやむやのうちに闇へと葬り去られていた。ようやく、検察が本腰を入れて動いた結果、今回の大騒動に至ったということになるが、事が事だけに着地点が定まるまでは予断を許さない。「いつものように、騒がせるだけ騒がせて何も無しという事態になるのではと」という危惧も多いが…。


個人的に思うのは、仮に記事のような決着を見たとして、イタリア人は来季のセリエAに希望を見出せるのだろうか?今や断然の強さとなったユベントスとミランの2強が消え、チャンピオンズリーグ出場権を争える戦力になったフィオレンティーナも消える。残るのは、毎年期待を裏切り続けるインテルとローマと中小様々なクラブだ。

そんな痛みをイタリア人は耐え忍べるというのか。

とてもそうは思えない。

果たしてどんな結末を迎えるのか、暫し推移を見守りたい。

No impact,No excuse 

黄色壁が低い位置で待ち受ける。明確な構図──。攻める日本と守るスコットランド。圧倒的にボールを持たされた。加地、三都主の両輪は小野と小笠原のハンドル捌きに合わせてフルスロットルで侵入を図り、時折遠藤が巧みなフリーランニングで意表を突く。

さらには、予想通り堅い中を避けながら、小野、小笠原を起点に玉田が絡む「トライアングル」が、軽妙な即興演奏を奏でてチャンスを手繰り寄せる。

しかし、びっしりとバイタルエリアからペナルティボックスまでを埋め尽くした壁の打開には至らない。

スコティッシュらしい鋼の肉体と、DNAに組み込まれた狡猾さをフル回転させ、日本の攻撃を食い止める。肘打ち、スライディングが降り続く雨のように注ぎ、華奢な日本のリズムは徐々に失われていった。

点が遠い──。

その匂いすら感じられない中で、前半に加地と小笠原が放った都合3度のミドルシュートだけが可能性を感じさせた。

「閉じた貝を割る」にはミドルシュートが効果的だ

誰もが知る定石。しかし、たった3度しか使われなかった。

あとは、22人のうちで誰よりも巧い小野に預け、小笠原がサポートし、中央からサイド、サイドから中央へと予測可能でありきたりな攻めに終始。スコットランドはきっと「守りやすい」と感謝したことだろう。

終盤、FKから2度惜しいシーンがあった。しかし、トータルで見ればノーインパクト。雨中に響くサポーターの悲鳴が、届かない声が、しとしとと胸をうった──。

コパ・イタリア 

祝、インテル優勝!!!
★:゜*☆※>('-'*)♪オメデトウ♪(*'-')<※★:゜*☆

他には愚痴しか残らないシーズンだったので、一応溜飲を下げるものではあります。

試合は公式のダイジェストでしか観られませんが、スコア的にも内容的にも十分納得のいく試合だったと言えるのではないでしょうか。

セリエAの方は、波風立ちようの無いところを漂っているため、来シーズンに向けて少しでも成熟度を高めて(昨シーズン終盤も同じことを言ってたような…)、もう一方で積極的に若手を起用しながら走り終えて欲しいところです。

巷ではユベントスの八百長疑惑が盛んに取り上げられており、カペッロがインテルの監督になるなんて非現実的な話も湧いてきてますが、そんな眉唾に踊らされることなく、地に足をつけて綺麗な着地を目指してもらいたい。
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W杯出場国を斬る~スウェーデン~ 

監督:ラガーベック

GK

イサクション(レンヌ)、アルブベーグ(ビボー)、シャーバン(フレドリクスタッド)

DF

エドマン(レンヌ)、ハンソン(ヘーレンフェーン)、ルチッチ(ハッケン)、メルベリ(アストンビラ)、ニルソン(パナシナイコス)、ステンマン(レバークーゼン)、K・スベンソン(イエテボリ)

MF

アレクサンデション(イエテボリ)、D・アンデション(マルメ)、ヨンソン(ユールゴルデン)、シェルストレーム(レンヌ)、リンデロート(コペンハーゲン)、リュングベリ(アーセナル)、A・スベンソン(エルフスボリ)、ウィルヘルムソン(アンデルレヒト)

FW

アルベック(コペンハーゲン)、エルマンデル(ブレンビー)、イブラヒモビッチ(ユベントス)、ラーション(バルセロナ)、ローゼンベリ(アヤックス)

※予備登録は省略

【予想フォーメーション】

4-1-3-2

GKイサクション

DFエステルンド、メルべり、ルチッチ、エドマン

MFリンデロート、ウィルヘルムション、スベンション、リュングベリ

FWイブラヒモビッチ、ラーション

※メンバーは右から、ないしはフォーメーション順。


【チーム戦術】

堅守を活かした切れ味鋭いカウンター


<解説>

「北欧にスウェーデンあり」

サッカーシーンを見守り続けている者ならば、畏怖を持って北欧の雄を讃えるだろう。

彼らは目の覚めるようなテクニックを持ち合わせているわけではない。「一枚岩」との表現がぴったりの組織力、ハードな守備、粘り強く強い攻め…。圧倒的な勝利を飾ることは無い。ただ、ブラジルを相手にしても、どこを相手にしても絶対に完敗はしないだろうと思える、そんなチームだ。

「どのチームをも葬れる力がある」

私はずっと主張してきた。

今回の大会でも、この主張を撤回するつもりはない。W杯ではイングランド、パラグアイ、トリニダード・トバゴと、タフな相手と同居した。しかし、優勝候補との呼び声高く「グループリーグは当然首位通過」と目されるイングランドには、「数十年来」敗れていないというジンクスが心強い。案外こういう縁起物が利いてくるのがW杯という大舞台だ。

確かに、「世界に名だたる」選手はリュングベリ、イブラヒモビッチ、ラーションと数名しかいないが、彼らほど「名より実」の言葉が似合うのはいない。それほど、各ポジションの陣容は充実している。

GKイサクションは17歳でユベントスで引き抜かれた逸材。残念ながらそこでは出番が無かったものの、移籍先のレンヌでは安定感溢れるセービングで大活躍。199センチの長身でハイボールを制し、ただでさえ平均身長の高いスウェーデンに更なる安定感をもたらしている。

ディフェンスでは、センターバックのメルべりはプレミアリーグでも有数のハードマーキングディフェンダー。相棒のルチッチはユーロ2000、2004で大舞台を経験しており、サイドバックもこなすユーティリティープレイヤーだ。左サイドバックのエドマンも、精度の高い左足と躍動感溢れるオーバーラップには定評がある。

ミッドフィールダーに目を移そう。左右のハーフ、ウィルヘルムション、リュングベリの切れ味は出場国の中でもトップクラスかもしれない。共に独力で局面を打開するドリブルと、時にゴールを陥れる突破力が魅力。

個人的に注目して欲しいのは、ボランチの位置に入るリンデロート。プレミアリーグの水には馴染めなかったのか、今はデンマークへ「都落ち」しているが、的確な散らし、危機を未然に察知する判断力とバランサーとしての能力は素晴らしい。彼が心臓として機能すれば、チームが循環障害になることはないだろう。

若い頃から天才と褒め称えられ、孵化の時を今か今かと待ち侘びられているシェルストレームは、スベンションからトップ下のポジションを奪えるか難しいところ。ただ、出番があれば是非見て欲しいプレイヤーだ。

そして最後がフォワード。ユベントスの荒ぶる怪物イブラヒモビッチ、バルセロナのゴールマシーンラーション、この2人は資質的に補完性が抜群に良い。

長身を武器に的確なポストワークを遂行し、高いキープ力とチャンスメイク力、アクロバティックなプレーがイブラヒモビッチの持ち味ならば、類稀な嗅覚で決定機を悉く沈めるのがラーション。2人に共通する勝負強さも、スウェーデンらしさの骨頂と言えよう。


決勝トーナメント進出は当然、94年大会の3位にどこまで近づけるか。今回のスウェーデンにかかる期待値は、そこまでのものだ。

W杯出場国を斬る~オーストラリア~ 

GK
マーク・シュワルツァー(ミドルスブラ)、ゼリコ・カラッチ(ACミラン)、アンテ・コヴィッチ (ハマルビー)

DF
クレイグ・ムーア(ニューカッスル・ユナイテッド)、トニー・ポポビッチ(クリスタル・パレス) 、ルーカス・ニール (ブラックバーン・ローヴァーズ)、マーク・ミリガン (シドニーFC) 、マイケル・ビューチャンプ (セントラル・コースト・マリナーズ)

MF
スタン・ラザリディス(フリー)、ビンス・グレラ (パルマ) 、マルコ・ブレッシアーノ(パルマ)、スコット・チッパーフィールド (バーゼル) 、ミル・ステリョフスキー(バーゼル)、ジョシプ・スココ (ストーク・シティ) 、ジェイソン・カリーナ (PSVアイントホーフェン)、ティム・カーヒル (エバートン) 、ブレット・エマートン (ブラックバーン・ローヴァーズ) 、ルーク・ウィルクシャー (ブリストル・シティ)

FW
ハリー・キューウェル(リバプール)、マーク・ビドゥカ (ミドルスブラ) 、ジョン・アロイジ (アラヴェス)、ジョシュア・ケネディ(ディナモ・ドレスデン)、アーチー・トンプソン(PSVアイントホーフェン)


ドイツW杯で日本と同組に入ったオーストラリアを、「安牌だ」と見ているヒトがいれば、その誤った認識を直ちに改めるべきだ。

GKからFWまで、全てのポジションにイングランド・プレミアリーグで活躍する選手を揃える彼ら「サッカールー」(サッカー+カンガルーで同国代表の愛称)。ボルトンやWBAでレギュラー争いにさえ苦闘する選手が主力を張る日本は、どうして彼らを侮ることできよう。

核となる選手は数人いるが、まずはリバプールのキューウェル。ここ数年は怪我で本領発揮といかず、栄光の背番号7が泣いていたが、ようやくトップフォームを取り戻してきた。切れ味鋭いドリブルと、左足から放たれる精度の高いシュートは日本守備陣を震撼させるだろう。

同じくプレミアリーグのミドルズブラに所属するビドゥカは188センチ、91キロという体格に似合わず足元が柔軟でテクニカル。ミドルズブラがUEFA杯で躍進したのは彼によるところが大きいはずだ。

それから、ブレシアーノ。中田とチームメイトだったこともあり、ご存知の方も多いかと思うが、彼もスピード、テクニックが高い次元でまとまっており、ポジションはサイドも中央もこなす多能ぶり。ゴールの数もそれなりに多く、彼とキューウェルを自由にしてしまうと、サイドから簡単に切り崩されてしまうだろう。

2列目からの飛び出しに定評のあるカーヒル、有能なバランサーであるグレッラ、右サイドならハーフもバックもこなすエマートン――小野伸二とチームメイトだった――、今季は目覚しい活躍を見せているシューウォーツァーといった常連も忘れてはならない。

また、ヒディングがわざわざPSVに呼び寄せたクリナ、トンプソンにも注目したい。当初は「W杯でオーストラリアを躍進させるために呼んだ」と陰口を叩かれた2人だが、周囲の雑音を払うかのように充実したパフォーマンスを見せた。

そう、彼らにはヒディングという最高の監督がいる。難しい選手達をまとめあげる管理能力、相手を徹底的に分析して対応策を練る策略家としての手腕、残念ながら我等がジーコとは格が違う。

日本の初戦の相手オーストラリアは、これまで南米勢とのプレーオフなどから本戦になかなか辿り着けなかった。ようやく勝ち取った、8大会ぶり2回目の出場切符。ベールを脱ぐ南半球の未知なる大国が、本大会で牙を剥いてもおかしくない。

熱く激しく、しかし不甲斐なく歯がゆい夜 

(家に着いたのは9時30分前だったか。試合が既に終わっているのを親に確認し、すぐさま観戦に入る。食事の間も惜しんで。そして…)



筆舌に尽くしがたい不満と、吐き出したい怒りがあるのは間違いない。

ボールホルダーへの緩慢なプレス、キープしても一向に躍動感や連動性の感じられない「場当たり的な」攻撃、テクニックやスピードばかりでゴールが程遠い男、ボールがそのまま流れてくることを全く考慮に入れず敵ばかり眺めるポジショニングでゴールを献上した男、完全なカウンター狙いだった相手に少ない手数であっさりと危険ゾーンへ運ばれてったディフェンス陣…挙げればキリが無く、書きながら自分の怒りが更に高まっていくのを感じる。

しかし、本当にポジティブな要素は何も無かったのか。違うはずだ。批判することは多くの方々に任せ、ここは讃えるべきところを讃えたいと思う。

まずは、Jリーグでの不調に危機感を募らせた玉田の積極的なチャレンジ。ゴールに入れられないのは本当に彼らしいのだが、フィニッシュまでの持っていき方、スピーディーなアタック、何かを仕掛けようという意図が見られたのは好印象だった。

それから、彼とコンビを組んだ巻も──軸足に当たって入ったゴールはまぐれだろうが──精力的な動きが目に付いた。時にピッチ中央までボール奪取に走り、顔中、ユニフォーム中を汚して必死にボールへ食らいつく。久保の代役を期待以上に果たした彼を、ジーコは呼んでくれるのだろうか。中山隊長のような活躍を、私はやってくれると信じているのだが…。

最後に、途中出場で実力の差をまじまじと見せつけた小野伸二。柔らかいタッチ、気の利いたトラップ&ターン、玉田や三都主へ通した超絶美技のスルーパス。中1日の強行日程とは思えない軽快な動きは、明らかに動きが重かった小笠原との役者の違いを証明していた。

敢えてもう1人挙げるならば、三都主か。相変わらず引いた相手ならば攻撃性能が活きる。

佐藤、長谷部は、毎度お馴染みジーコ的時間配分意図不明交代の犠牲となった形。長谷部は決定的なチャンスがあっただけに、あれを決めていれば…。


最終スコアは1-2。ジーコは試合後の会見で強がったが、どんな内容でもホームであのレベルの相手に負けてはならない。守備力があってもイマジネーションに欠ける遠藤、福西、阿部のセンタートリオはいかにも消極的ではなかったか、引いた相手を崩すために早く具体的に手を打つべきだったのではないか、采配には甚だ疑問が残る。

13日のスコットランド戦が国内最後のテストマッチ。あとは本番直前にドイツ戦、マルタ戦を残すだけだ。誰のコンディションが良くて、誰がチームに活力を与えているのか、再度見つめ直し、そろそろ適切な処置を施してくれないか。失望と悲しみをドイツに残していかないために──

W杯出場国を斬る~イングランド~ 

イングランドの登録メンバーが昨夜発表された。

GK ジェームズ(マン・C)、グリーン(ノーウィッチ)、ロビンソン(トッテナム)

DF テリー(チェルシー)、ブリッジ(同)、キャラガー(リバプール)、R・ファーディナンド(マン・U)、G・ネビル(同)、A・コール(アーセナル)、キャンベル(同)

MF J・コール(チェルシー)、ランパード(同)、ジェラード(リバプール)、ベッカム(R・マドリー)、キャリック(トッテナム)、ジーナス(トッテナム)、レノン(トッテナム)、ハーグリーブス(バイエルン)、ダウニング(ミドルズブラ)

FW クラウチ(リバプール)、ルーニー(マン・U)、オーウェン(ニューカッスル)、ウォルコット(アーセナル)

補欠 GKカーソン(リバプール)▽DFヤング(チャールトン)▽MFレオ・コーカー(ウエストハム)▽FWデフォー(トッテナム)、ジョンソン(クリスタルパレス)


なんというか、個人的には驚いた。特にウォルコットが正式登録で残ったのには信じられない。

オーウェンのフランス大会みたいな活躍を期待してのものか、「南アフリカ大会に向けて経験を積ませて欲しい」と後任のマクラーレンから依頼されたのか分からないが、まさかの選出だ。トッテナムのレノンも10代でW杯出場のチャンスをゲット。コンサバなエリクソンが使うかどうかは分からないが、すんなりと決勝トーナメント進出を決めれば貴重な体験をすることになるかもしれない。右サイドバックもセンターバックもこなすA・ファーディナンドも選ばれるかと思ったけど、さすがにDFで若手を使うのは無謀に近いものがあるもんなぁ。

一方で落選組。テストマッチでかなりの活躍を見せていたレドリー・キングは4月に負った骨折で無念の落選。チェルシー移籍が完全に悪い方へ出てしまったショーン・ライト・フィリップスも漏れた。個人的にはキャリックよりパーカー、ウォルコットよりダレン・ベントを呼んで欲しかったが、前者はチームが低調、後者はテストマッチで結果を残せなかった以上、止む無しか。

あとはある程度予想通りのメンバー。好調トッテナム勢からの選出が目立つ。この陣容を見る限り、ベストメンバーが揃えばブラジルとも互角にやりあえるチーム(もっとも、ファンタジーアや面白さでは及ばないが)。ベッカムは最後の大会、ランパードやジェラードは脂が乗り切った状態の今回こそ戴冠を果たしたいところだ。


個人的に注目してるのは、J・コール。モウリーニョの指導によって一皮も二皮も向けた彼。テクニックとファンタジーアだけのプレイヤーから、チームのバランスをとり、守備をこなし、ゲームから消えることなく90分を迎えられるプレイヤーになってきた。恐らく中盤左サイドを任されることになるだろうが、テストマッチでエリクソンを唸らせたプレーを見せてくれれば、イングランドの中盤は揺ぎ無いものになろう。背番号10を貰えるかどうかも注目。ルーニーかオーウェンか、彼か…。

更新滞っておった・・・ 

毎日きっちり更新しているミクシィに比べ、こっちは意外に何を書こうか話題に困る罠w

だって、私の私生活日記を載せても仕方ないでしょ??しかも内容がしょうもないし・・・
(;´Д`)

何かあったかなぁ。WE10とプロ野球スピリッツ3を交互にやってるので、FMやPESから離れてるってのと、FMに関してはミラン日記のモチベーションが急降下してどうしようか悩んでいるって感じ。実はクロアチア編が少しずつ進行してますが・・・。

GW明けということもあり、今日は仕事で疲労困憊。といっても、まだ終わってないので今夜も仕事しま~す。
。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

医龍とクロサギ 

ドラマから入って面白さを知り、こうなりゃ漫画を集めてしまおうと思い、今日は本屋巡りをしてきました。

しかし、さすがは旬の漫画。古本屋にはほとんど売っておらず、新品でも地元の本屋の多くがまばらな品揃え。とりあえず古本屋ではクロサギが2、4、6、9巻、医龍が2、5巻を買い、あとは新品で探すことに。

医龍は幸いにも新品なら沢山売ってる店があったので6巻まできっちり繋がりましたが、クロサギは何軒も無いところが続き、ようやく見つけたところも4、6、8、9巻しかない始末。これでは全く無意味なので、買うのを諦めて終了。

会社近くの店はどちらも全巻売っているので、そっちで買うとしますか。新品のため金はかなり嵩みましたが、旅行が無くなったので無問題ですw

今日は他に特筆すべき事項はないですwww
ヽ(´ー`)ノ

Football Manager 2006 日記~ミラン vol12~ 


5月

3日 既に降格が決まっているテルナーナとのアウェーマッチは、3日後のUEFA杯決勝を前にサブで11人を固めたミランが2-0で快勝した。ヤンクロフスキー、シェフチェンコが前半、後半に1点ずつを挙げ、勝利を牽引。スタッツでも完全に圧倒した。

6日 セリエAは2試合を残し首位ユベントスとの勝ち点差が4と、現実的には優勝は厳しい。であるならば、このUEFA杯優勝は至上命題だ。マルセイユの本拠地、Veldromeで行われる決勝戦の相手はヴィジャレアル。なんと今期のリーグ戦は残り1試合で2位R・マドリーに勝ち点2差をつけて首位をキープしており、2冠制覇も現実味を帯びてきた。ただ、この試合は10番を背負うCollins Mbesumaが負傷で欠場。さらに、過密日程のせいか主力の多くがコンディションに不安を抱えている。オッズは、ミラン2.25倍、ヴィジャレアル2.75倍と非常に僅差となっているが、やはり経験値と状態で優るミランの勝利を専門家の多くは支持しているようだ。

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試合は僅か開始27秒で動く。キックオフでボールを持ったミランは出鼻を挫くかのようにいきなり仕掛け、細かいワンツーからゴール前でフリーになったマドゥーロがゴール左隅へ鮮やかなループシュート!!これが見事に決まり、ミランが先制した。

しかし、ヴィジャレアルも反撃。19分、エリア内でフォルランが倒されてPKを得ると、これをCelsinhoが決めて同点に追いつく。

ところがその2分後、ゴール正面約25メートルの距離からマドゥーロが思い切って右足を振りぬくと、強烈な弾道が相手GKを破り、あっさりとミランが勝ち越しに成功する。

さらに25分、右サイドに開いたセードルフからのクロスにジラルディーノがDF1人を背負いながらヘディングシュートを叩き込んでリードを広げる。

やはりミランが圧倒するのか。誰もがそう思った。

だが、この激しさを増す試合は再びドラマを生む。

39分、カウンターで抜け出したフォルランを追走するボネーラがエリア内の競り合いで手をかけてしまい、審判はこれを悪質と判断。ボネーラへ迷うことなく赤いカードを提示した。

「嘘だろ?!」

暁監督は思わず叫ばずにはいられなかった。しかし、そこで固まってしまうほど未熟ではない。トーレスをヤンクロフスキーに変え、右サイドバックのファン・デン・ボーアをセンターバックに回し、4-4-1のフォーメーションにチェンジ。適切な応急処置をとる。

PKのキッカーは再びセルシーニョ。意表を突いて正面へ放ったシュートは、しかしグアルダートが完璧に読みきってセーブ!!!ヴィジャレアルは絶好のチャンスをフイにしてしまう。

前半はこのまま3-1のミランリードで折り返す。

そして後半、チャンスを先に迎えたのは1人少ないミランの方だった。61分、縦パスに抜け出したジラルディーノが正確なシュートでゴール右隅を破り、勝利をほぼ確実にする4点目がもたらされた。

78分にはマドゥーロがハットトリックとなるゴールを挙げて、ミランが5-1の圧勝で優勝!!!

20060504223017.jpg




。・:*:・゚☆ ネ兄 月劵 禾り ,。・:*:・゚☆
ワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ
ワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ

「試合後の会見」

――UEFA杯優勝、おめでとうございます

「ありがとう。ミランにとってタイトルを勝ち取るということはノルマといってもいいだけに、それを達成できて嬉しいよ。むしろ、ほっとしていると言ったほうがいいのかもしれない。さすがにプレッシャーを感じていたからね」

――前半で10人になった時は嫌な予感がしましたが

「確かにボネーラは引っ張るような形になったが、あのプレーでレッドカードはどうかなとは思う。ただ、審判が判断した以上は従うまで。私は応急手当を施し、あとは選手達の力を信じて見守っていたよ」

――逆にそこから2点を追加する圧勝劇でした

「本当に選手達がよくやってくれたね。大舞台に臆することなく、実力を出し切った彼を褒めてあげないといけない。素晴らしいパフォーマンスだった」

――セリエAでもまだスクデットの可能性があります

「残り2試合で勝ち点差は4。我々はとにかく次節を勝ってユベントスにプレッシャーをかけ、ユベントスの引き分けか敗北という奇跡を祈るとしようか。幸いにも最終節はホームでユベントスとの直接対決だからね」

――最後にファンへ一言お願いします

「どんな時も最高の声援を送ってくれる皆さんには心から感謝している。その声援と期待に応えられるよう、今後も全力を尽くすよ」

――ありがとうございました


とりあえず最低限度のノルマは達成した暁監督には、来季チャンピオンズリーグ制覇が期待される。



9日 イングランドFA杯決勝が行われ、PK戦の末にミドルズブラがリバプールを破り初優勝を飾った。

10日 リミニとのホームゲームを迎えたミランだが、今節ユベントスがブレシアとのアウェーゲームに勝利すればミランの結果に関係なく2連覇達成となる。互いに相手は降格が決まっているチームということもあり、ミランのチャンスは限りなく0に近いが、勝たなければ何も起きようがない。まずは他会場の結果に気を取られずに勝利を目指すことを要求した。

奇跡を信じて突き進むミランイレブンは前半25分、ヴィジャのボレーシュートで先制する。しかし、1年間を通じてカウンターで生き抜いてきたリミニも一瞬の隙を見逃さない。絵に描いたようなロングパス1本の逆襲からGiustiがループシュートでミランゴールをこじ開けて前半を1-1で終える。

「展開も流れも決して悪くない。大丈夫だ、我々は勝利に値するパフォーマンスを見せている」

ハーフタイム、動揺する11人を前にそう言って暁監督は檄を飛ばしたが、成果は如実に出た。52分、ゴール前の混戦からヴィジャがボールをプッシュして勝ち越すと、不調のトーレスに代わって入ったジラルディーノが58分、62分と連続ゴール!

67分にアンドレアセンが一発レッドで退場したものの、84分に得たPKをピルロが冷静に決めて5-1とし圧勝。ユベントスの結果を待つ。

そして・・・ユベントスはなんとブレシアとスコアレスドロー!!!!!

勝ち点2差に詰めて最終節でユベントスとスクデットを賭けて激突する。なんてドラマチックな展開なんだ。
≡≡(;´Д`)ハァハァ Σ(´Д`lll)!!

「試合後の会見」

――なんとユベントスが引き分けました

「私も驚いているよ。こればかりはどうにもならないことだったからね。それにしても、こんなにドラマチックな展開になるなんて・・・。フットボールの神様が悪戯したのかもしれないね」

――明後日、ジュゼッペ・メアッツァで全てが決まります

「最終節はここサンシーロでティフォージの大声援を受けて戦えるというアドバンテージがある。我々はユベントスを逆転して優勝できると信じているよ」

――大勢のミラニスタがその瞬間を待ち望んでいますよ

「期待に応えられるように選手達と共に全力を尽くすよ」

まさかまさかの展開が、そこには待っていた。5月12日、スクデットを目指してミラノに赤と白が交わる・・・。


※一足先に最終節を迎えたリーガエスパニョーラは、ここまで首位をキープしてきたヴィジャレアルがアウェーでビルバオを下して初優勝を決めた。おめでとうございます☆
ちなみに2位はR・マドリー、3位はA・マドリー。バルセロナは4位でバレンシアは何と12位に沈んだ。


10日 カップ戦に出場していた4チームだけの最終節。そして全てはここで完結する。ミラン対ユベントス。セリエA最高のチームと最強のチームが、たった1つのスクデットを目指して最後の決戦を迎えた。

互いの試合間隔は同じ。各選手が中1日の難しい調整を強いられる中、ミランが万全のメンタルで臨んでいるのに対してユベントスは主要メンバーの半数以上が問題を抱えているようだ。戦前は普段は無口なカペッロが「我々は20試合以上負けていない。引き分けでも優勝できる我々に対し、勝利が必要なミランにはプレッシャーが重く圧し掛かるはずだ。そこが勝負を分けることになる」と強気に宣言していたが、これは不安の裏返しか。当然舌戦では負けない暁監督も「優勝するのは我々だと確信している」と、不敵な笑みを浮かべて応えた。

試合は開始15分、いきなり動いた。30メートル超の距離からピルロが信じられないようなラインドライブのかかったシュートを右隅に突き刺し、ミランが先制に成功する。

この得点で勢いに乗ったミランはゲームの主導権を握り、終始押し気味のまま前半を折り返す。

迎えた後半、ペースは変わらずミランだ。しかし、ユベントスの勝負強さは健在。68分、右サイドに流れたオリベイラから正確なクロスが入ると、そこにイブラヒモビッチがマーカーを物ともせずに飛び込んだ!!だが、これはGKグアルダートが素晴らしい反応で弾き出す。

この後もチャンスは圧倒的にミランが創り出し、ゴール前でトーレスが度々決定機を迎えるも、ブッフォンが立ち塞がってゴールを許さない。

1-0の緊迫した空気は時計の針が進むたびに重さをまし、誰もが固唾を飲んで見守る中、タイムアップを告げる笛がスタジアムに響き渡った――


「祝賀会見」

――見事な勝利、見事なスクデットです

「ありがとう。今日は興奮して上手く喋れそうに無いよ。ただただ最高の選手達に囲まれて、私は幸せだね。UEFA杯との2冠ということも嬉しさを倍増させているのかもしれない。本当に素晴らしいシーズンになった」

――来季の目標は就任時に掲げたチャンピオンズリーグ制覇ということになりますか

「ああ。そのために私は来たのだし、来季はチャンピオンズリーグ制覇とセリエA連覇を目指すよ。今日はこの辺で良いだろ?これから選手やスタッフとその家族達でパーティーなんだ。ジャーナリストの皆も是非来て堪能してくれ!!!」

――(色々な意味で)最高の勝利をありがとうございます

歓喜が渦を成し、誰もが最高の笑みをたたえていた。就任1年目、初めてのメガクラブの重圧に耐えて結果を出した暁監督への賛辞は止むことなく、そして何より監督自身が、自らの進んできた道、取り組んできたことに間違いはなかったということに対して心から満足していた。

来季の目標はただ1つ、チャンピオンズリーグの制覇以外有り得ない。この達成によってイタリアに思い残すことはなくなる。新しい国へ行くのもいいだろう。暫し休養するのもいいだろう。さあ、愛すべきイタリアで最後の仕事が始まる――


○最終成績○

セリエA優勝

UEFA杯優勝

13日 ファン・デン・ボーアが最優秀若手選手と最優秀DFに選ばれる。最優秀選手はイブラヒモビッチ、最優秀監督は暁空也、ピルロがベストイレブンに、ベストイレブンのサブにグアルダートが名を連ねた。得点王はイブラヒモビッチ(なんと39ゴール!)、最優秀外国人選手も同選手が、最優秀イタリア人選手はパッズィーニ、最優秀GKはアメリア。

13日 チャンピオンズリーグ決勝戦が行われ、チェルシーがドログバの2ゴールでマン・Uを下し、初優勝を飾った!!!

16日 シャルケが2年ぶりにリーグ優勝を果たす。バイエルンとのデットヒートを勝ち点1だけ凌いだ。

23日 ドイツはリーガ・ポカールの決勝戦。PK戦の末にドルトムントがシュツットガルトを破った。

30日 スペイン代表はW杯予選に臨み、アルメニアをアウェーで3-0と圧勝。トーレスが2点、ヴィジャが1点と、ミランコンビが輝きを放った。

黄色と赤 

Jリーグに興味の無い人は多々いると思う。自分も発足からこれまで──一応埼玉県人であり中学時代の後輩がいるから浦和を応援してはいるが──格段熱狂したことは無い。

ただ、生粋の蹴球馬鹿として、機会があればテレビ観戦を繰り返してはいる。特に、黄色か赤のチームが集う時は─

その黄色と赤が激突した。

ベッドの上で眠りながら観ただけ。丸々全てを追いかけたわけじゃない。

それでも、この暖かく爽やかな1日を彩るクオリティが、そこに間違いなく在った。

高い個人技の融和、浦和レッズ。総合体としての強さ、ジェフ千葉。ボールを走らせ巧みに料理するチームと、ひたすらに走りスペースとボールの進路を埋めるチーム、どちらが強いのか。

かのオレンジ色のレジェンドならば、その質問を一笑に伏して「ボールを動かせ、ボールは疲れたりしない」と答えるだろう。

だが、「人は極限まで走ることでボールを停止させることが出来る」のだ。

圧倒的な走力で球の出どころを悉く潰し、中盤を制圧。押す引く自在に攻防をコントロールし、一瞬の隙を鋭く突いた。

先制弾、千葉。決めたのは巻誠一郎という男。

がっしりとした長躯に甘いマスクを備え、「あのヒト」を魅了した男。顔に似合わぬ豪快で泥臭いプレーは、現在(いま)に少ない魂を感じるプレイヤーだ。

至高の舞台W杯へと通じる僅かなチケットを目指し、ここにきて一層輝きを増してきた彼は、着実に順番待ちの順位を上げつつある。そして「チケットを配る者」が現れた今日もまた、彼は結果を出した。

値千金のゴールで、さらには闘莉王を封じるためのディフェンスで──

決定的なシーンを生みながら、いずれも無為にしてしまった浦和。徹底したチームディシプリンとタクティクスで少ないチャンスを確実にモノにした千葉。

夕陽がスタジアムに金色のカクテルライトを走らせる頃、ピッチの上で黄色と長髪を濡らした伊達男が笑っていた──

Football Manager 2006 日記~ミラン vol11~ 


4月

2日 グラッドバッハとの再戦はミランが底力を発揮して90分間で2-0に追いつく。しかし、延長線でもチャンスを多くつくりながらゴールを奪えず、最後はPKでの冷や汗ものの勝利。5人目のキッカーを止めてくれたグアルダートに感謝。

4日 久々に移籍市場にビッグディールが登場!ボスマン移籍で来季からオーウェンがニューカッスルからローマへ移ることになった。セリエAで活躍できるのか?!

5日 ライバルインテルとのアウェー扱いのダービーマッチは、開始2分でインテルが退場者を出したことでミランが圧倒。4-0の圧勝を飾った。

11日 ボローニャをホームに迎えての一戦は、サブメンバーで揃えながらも貫禄の3-1勝利。

13日 ここ3年に亘り2位が続き歯痒い思いをしていたチェルシーが、4年ぶりのリーグ優勝を決めた!

16日 UEFA杯準決勝の相手はレンジャーズ。初戦はアウェーゲームとなったが、終始試合を支配したミランが2-0で先勝した。

19日 残り5試合のセリエA。ジャイアントキリングを多々起こしてきたリボルノは、なかなかどうして一筋縄で勝てる相手じゃない。3-0から2点を返されて正直焦ったが、アウェーで着実に勝ち点3をゲット。ユベントスとの勝ち点差は4。さすがに厳しいか。
(;・∀・)

23日 レンジャーズとのサンシーロ決戦は捨て身のレンジャーズが必死に食い下がり、2-2のドロー。トータルスコア4-2でミランが最低限のノルマだった決勝戦進出を決めた。なお、反対側はホームでの初戦を3-0と圧勝し優位に立っていたシャルケがアウェーでヴィジャレアルに5-0で大敗し、奇跡の逆転勝利を献上した。決勝戦はミラン対ヴィジャレアルに決定!

26日 セリエAは残り4試合。この試合はウディネーゼに先制されて嫌な予感が漂ったが、ヴィジャのヘッドで追いつくと、ソビスのゴールで前半のうちにスコアをひっくり返した。後半もヤンクロフスキーが追加点。終わってみれば3-1と問題なし。

○4月最終成績○


4gatu

【競馬】伝説が紡ぐ伝説 

マックイーンの弔い合戦──

あちらこちらでそんな声が聞こえた。

先日急逝した稀代の名ステイヤー、メジロマックイーン。彼と同じ調教師、同じ調教助手、そして戴く騎手も同じディープインパクトに、衆目が期待するのも無理は無い。


だが、彼自身は──当たり前の話だが──どこ吹く風の然で淡々とレースを目指していた。若くして栄華を極め、レースの何たるかを解す彼にとって、もはや調教は足馴らしの場でしかない。一週前追い切りでは「予定通り」の一番時計を叩き出したものの、最終追い切りでは先行する牝馬を眼前に残したままでフィニッシュ。まるで「今日をこれぐらいで終えるのが最善だ」と言わんばかりに力をセーブし、自らの手(脚)で最高の身体を創り上げた。


にわかにざわめきを増す競馬人達を尻目に、彼は悠々と引き上げてくる。調教では動かなくなっていることを力説する者、状態イマイチを煽る者、喧々囂々の議論の始まりだ。

「君達の目にはどう映ったかな?」

最後の最後で、生粋の穴党に重箱の隅をつつくチャンスを与えてくれるとは…このナチュラルなエンターテイナーぶりはどうだろう。レース内容で、話題づくりで、彼は全ての存在を超越している。


迎えた日曜日──

京都の庭は傾きかけた陽光が降り注ぎ、青からオレンジへと移りかけの空がターフを淡く照らしていた。

決戦へ臨む17頭が輪になって闊歩し、その中で最強という名の存在が小さな身体を揺らしている。馬体中は自己最低を記録したものの、瑞々しい弾力が全身を覆い、淀み無く流れる四肢は誰よりも軽やかで力強い。

自然と溜め息がこぼれた。神々しいまでのオーラに、他の駿馬達は一瞬のうちに人と人とで埋め尽くされた景色へと溶け込み、ただ彼だけが視線の先と中を支配する。まさしく一挙手一投足を、私は捕らえて離さなかった。あと数十分後に訪れるであろう飛翔の瞬間を思い描き、そのイメージが何度も頭へ去来する。どこにも敗北の文字は存在しなかい。明確な勝利だけが──きっと誰の目にも──見えていた。


管楽器がやや鈍い重低音を奏で始めると、地なりのような歓声が方々から上がり、拍手の波が辺りの空気を震わせた。馬にとって良くないことを百も承知しながら、何故か誰もが止めようとしない「慣習」をいつもの様に苦々しく見やり、再びレースへと心を向ける。

幸いにも心をかき乱された馬はいないようだ。さすがは歴戦の古馬達。すんなりとゲートに誘導され、次々と入るべき番号へ収まっていく。

最後の1頭が軽く振るわれた鞭に応えて位置へ着いた。

スターターが手に持つ開閉ボタンへ指をかける。瞬間、時は止まり刹那の静寂がターフとスタンドを包み込む。そして、「出ろー」という場違いなまでに間の抜けた発生と無機質な機械音が放たれると、再び大歓声が蘇った。


彼が飛び上がるかのように切ったスタートは、天高く駆けるための「予行練習」を思わせた。沸き立つ声が聞こえる。しかし、彼の出遅れなど日常茶飯事じゃないか。

「やらかした」素振りも示さず、悠々とステップを刻みながら1頭を交わし、後方2番手につけた。以前のようにただひたすら先頭を目指してつっかけることもなく、気持ちよさそうな素振りで深く濃い緑の空間に鮮やかな黄緑色の断片を飛び散らせて進む。

手綱はゆったりと名手の手元で揺れている。

レースは予想通り縦長の展開になった。逃げ馬達が先を急ぎ、緩みの無いピッチが計測されている。

しかし向こう正面に差し掛かった頃だろうか、にわかにペースが落ち着き始めた。ジリジリと流れが停滞し、馬群は明らかに収縮に向かっている。

その時だった。鞍上が手綱を僅かにしごき、彼を前方へと誘う。意志を瞬時に汲んだ彼は、リズムに共鳴して一気に前へと脚を伸ばしていく。

ふわっとしたアクションからは想像のつかない速度でグングン加速すると、「ゆっくり上りゆっくり下る」のが最良とされる京都コースの定石を完全に無視し、4コーナーより遥かに手間で早くも先頭を窺う勢いだ。

「早すぎる」

隣で誰かが呟いた。

「ミスターシービーか?」

オールドファンが喜色満面に叫ぶ。

だが、私には全く別の光景が見えていた。

同じ勝負服を纏い、同じように4コーナー手前で先頭に立ち、そこから驚愕のパフォーマンスを見せた白き舶来船を──。

フラッシュバックする記憶をなぞるように、あとは一方的に突き放した。必死で追いすがるリンカーンが視界から遠ざかっていく。そして、誰よりも速く、彼は3分13秒と少しのフライトを終えた──


彼。ディープインパクトは、もはや過去や未来のどの馬とも比する対象ではなくなった。ディープインパクトはディープインパクトという孤高の存在であることを、我々に証明して見せたのだ。

この後、世界の舞台で我々は彼の翼がもがれるシーンを見ることになるかもしれない。それぐらい、世界は広い。

しかし、どんな失地に墜ちようとも、彼の価値が汚されることなどないだろう。

初めて空を駆けた馬なのだから。
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