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03 | 2006/04 | 05

過去に生き、未来を孕み、現在(いま)に強く 

過去と未来

ベクトルの向きは真逆だが

突き詰めれば邂逅する。

なぜなら

ヒトは後ろを向くことを止められず

過去の後悔や至福の延長線上に

未来を見いだすからに他ならない。

君はどこかアノヒトに似ていて

いつかの一瞬が

アノヒトとの記憶に

プレイバックする──


逃れられない

誰かとでもあった

アナタだけの

刹那のベスト──



きっと

未来へ続く奔流は

巡り巡って

過去の一滴へと還り

波紋のように

心を揺らし

今のアナタへの

キモチに

絶えず

正否を

問う。

私は渇いていないか──

と。


しかし一方で

過去が風化する速度は

その価値によって

明らかに異なることを

認めなければならない。

取るに足らない

憎悪で埋め尽くされた

はたまた

決定的な相互断絶が無い限り

心の

いつでも触れられる

近いところで

痛みや

悲しみや

後悔や

嫉妬や

懐かしさや

優しさが

確かに

在る。

それは

切断したい

痼(しこ)り

かもしれない。

大切な1ページ

かもしれない。

けれど

ヒトは

やがて

その価値を

忘れてしまう。

なぜなら

世界は常に

刷新されているのだから。


誰もが

いつの間にか

大切だった

大好きだった

ヒトが

ただの肉塊になり

思い出は

蓋をされて

記憶の沼に

沈められていく。

望んでも

望まなくても──

だからこそ

ヒトは強いのかもしれない

強く在り続ける。


大いなる矛盾が

ヒトを生かしている──

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