07 | 2017/08 | 09

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マインツから次なる大器 

今季の独1部を観ていて大器を予感させた“第一号”は、マインツのShawn Parkerだ。第14節のフランクフルト戦でプロ初先発を果たした19歳は、高いアジリティとスピードでマーカーを翻弄するとともに、最終ラインの裏を巧みに突く狡猾さも見せ、1得点1アシストと活躍。鮮烈な輝きを放ち、勝利の立役者となった。今季、セカンドチームからトップへと昇格させたTuchel監督も「彼は素晴らしいプレーをした」と賞賛。以降、スターティングイレブンに名を連ねている。同じくマインツの下部組織からドイツ代表へと飛躍したAndré Schürrleの姿を重ねたくなる逸材だ。

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フランクフルト戦で1得点1アシストと活躍し注目された

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「Football Manager 2013」のParker。身長は174cmとなっている。なお、トップチームでの背番号は31

Shawn Parkerは、1993年3月7日にドイツのヴィースバーデンで生まれた。父はアメリカ人でアメリカ国籍も持つ。身長は179cmと上背はないが、スピードと切れ味に優れ、ボールテクニックも水準以上の質を持つ。若さに似合わず、相手守備者との駆け引きも巧みだ。とても昨季までセカンドチームでプレーしていたとは思えない。

その昨季は、36試合8得点。試合数、そしてリーグのレベルの割に得点が少なく映るが、フランクフルト戦を見る限りではシュート技術が低いわけではなさそうだ。実際、アンダー世代のドイツ代表ではU-16で10試合5得点、U-17で11試合8得点、U-18では7試合4得点、U-19では13試合5得点、U-20では2試合2得点とゴールを量産している。経験を積み、連携が深まれば、トップリーグでも2桁得点を狙えるはずだ。

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飛翔の刻を待つ才能達~アドリアン・ニクチ~ 

1点ビハインドの終盤にリーグ戦初出場を果たすと、その僅か3分後に同点弾を叩き込み、チームをホームでの敗戦から救う―。まるで漫画のような劇的な結末を演出したのが、ハノーファーのスイス人FWアドリアン・ニクチだ。今夏、母国の名門チューリッヒから推計60万ユーロで移籍してきた22歳の背番号22からは、大器の片鱗が垣間見えた。

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ニクチは1989年11月10日に旧ユーゴスラビアのコソボで生まれた。いわゆる「コソボ紛争」を避けるため、幼少期にスイスへと移り住み、13歳の時にチューリッヒの下部組織に入団する。そして5年後の2007年にプロデビュー。以降、退団までに105試合に出場し、17得点を挙げた。特に昨季は25試合で6得点と活躍。若手の発掘に定評のあるハノーファーのスカウト網にかかり、ドイツへとやってきた。

プレースタイルは「サイドアタッカー」で、右利きながら両サイドを遜色なくこなし、ドリブルやクロスで局面を打開する。シャルケとの開幕戦では、鋭い飛び出しでゴール前に走り込み、クロスに身体を投げ出してゴールネットを揺らした。単純なウインガーではなく、得点も期待できそうだ。

スイス代表はU-19、U-21を経験しているが、出生地のボスニア国籍も持つ。フル代表はどちらを選ぶのかにも注目が集まる。

---------- キリトリ -----------

ヨーロッパリーグでもベンチ入りし、85分に出番を得ましたが、それと合わせても初ゴールまでに要した出場時間は10分弱。ベタな表現ですが“持っている”のではないでしょうか。シャルケ戦では、2度のチャンスをつくり出していますし(ブンデスリーガ公式サイトによる)、ダイナミズムと鋭さとテクニックを有する好選手です。名前を覚えておいても損はないはずです。

昨季は数回で終わってしまいましたが、今季はなるべくブンデスリーガの俊英を紹介していきたいと考えています。

アトラー越えを託された19歳 

レバークーゼンが、シュツットガルトからローン移籍で加入していたベルント・レノ(19)を買い取った。契約は2017年6月まで。違約金は非公表だが、現地メディアによると700万~800万ユーロと見られている。古巣ではスヴェン・ウルライヒの壁が高く、出番に恵まれなかったが、レバークーゼンで資質が開花。今季の独「キッカー」でのレイティングはGKトップの2.65で、2.68のウルライヒを上回っている。ボルシアMGのテア・シュテーゲンと並ぶ、将来のドイツ代表の守護神候補だ。

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レノは「レバークーゼンでプレーできて幸せだ。ブンデスリーガとチャンピオンズリーグでプレーする機会を与えてくれて感謝している。その信頼に応えたい」とコメント。ルディ・フェラーSDは、「ずば抜けた資質を持つGKと長期契約を結ぶことができた。彼は、加入してからの数カ月、チームがとても厳しい状況に置かれる中で、我々を助けてくれた。怪我で離脱したレネ・アトラーの代役として、チャンピオンズリーグでの決勝トーナメント進出に大きな役割を果たしてくれた」と、レノの資質を絶賛するとともに、チームへの貢献に感謝を述べた。

一方、レノの完全移籍で放出が決定的になったのがアトラーだ。今季で契約満了を迎える元守護神は、ノイアーに勝るとも劣らない実力を持ちながら、ここ数年は怪我に悩まされ、満足にピッチに立てていない。シャルケやHSVなどが獲得を狙っているとされるが、海外クラブも含めて引く手あまたの存在。新天地にどこを選ぶのか。決断に注目が集まる。


Bernd Leno(ベルント・レノ)

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「Football Manager 2012」のレノ

1992年3月4日生まれ、19歳。190cm、79kg。2003年にシュツットガルトの下部組織に入り、09年にはシュツットガルトⅡでプロデビュー。11年までに57試合に出場したが、トップチームでの出番はなかった。

彼のプレーで目を引くのは、その俊敏性と脇や足元など下方向への鋭い反応。長身GKにありがちな鈍重さ、“腰高”とは無縁で、素早く相手との間合いを詰め、鋭く低いアプローチでブロックする。1対1の強さは、そのスピード感と圧力が敵に焦りを生み、精度を奪うからだ。守備範囲は広く、ハイボールにも強い。

課題は、キャッチングの硬さ。ボールを捕らえに行く際に力で抑え込みがちで、時折、危ない位置へ弾いてしまうのは改善したい。ミスが少なくないキックも磨く必要がある。

ただ、この年齢にしては驚くほど完成度が高い。すでにブンデスリーガではトップクラスのGKで、成長とともにワールドクラスに達するだろう。

---------- キリトリ -----------

今週はかなり忙しく、ブログの更新はおろか、頂いたコメントへのレスも放置していて申し訳ありません。明日も仕事です。。。

明日が終われば一段落するので、それまでもう少し、ご容赦下さいませ。

そういえば、ユーロ2012のグループステージの組み合わせ抽選会がありますね。仕事に備えるため、生中継は追えませんが、起きた時にはいの一番にチェックしようと思います。

救世主はフィンランドからやって来た 

救世主は、フィンランドからやって来た――。11月6日に行われたハノーファー対シャルケで、リーグ戦初先発を飾ったテーム・プッキが2得点の大暴れ。HJKに所属していた今夏、ヨーロッパリーグプレーオフでシャルケ相手に2戦3ゴールと活躍し“見初められた”フィンランド人FWが、得点源のヤン・フンテラールを怪我で失ったシャルケの新エースに名乗りを上げた。

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テーム・プッキは、1990年3月29日生まれの21歳。16歳の時にフィンランド1部のFCコーテーペーでデビューし、2008年1月にはセビージャへ移籍。フベニール(ユースチーム)を経てセビージャ・アトレティコ(現3部、当時は2部)に昇格すると、08-09シーズンの第6節で早くもデビューし、いきなりゴールを決めてチームを勝利に導いた。

08年12月7日には、トップチームでベンチ入り(対レアル・マドリー)。この時は出番を得られなかったが、翌年1月25日のラシン・サンタンデール戦でリーガ・エスパニョーラのピッチに足を踏み入れた。

前途は洋々と思われたが、スペインのフットボールや環境に馴染めず、トップチームでの出場は1試合のみ。10年8月28日にフィンランドのHJKと契約し、母国へと帰還する。

転機は、突然訪れた。ヨーロッパリーグプレーオフでシャルケから2試合で3得点。シャルケの首脳陣に高く評価され、今年8月31日に3年契約を結んだ。

180cm(ブンデスリーガ公式サイトの数値。「SOCCERWAY」では172cm、「ワールドサッカーダイジェスト」の名鑑や「Football Manager 2012」では176cm)と上背はないが、スピードがあり、ドリブルやディフェンスラインの背後を突く動きは巧み。シュート精度も高い。リーグ戦初先発初ゴールを記録したハノーファー戦でも、鋭い飛び出しと冷静なフィニッシュが光った。

消えている時間が多く、空中戦で1度も競り勝てないなど課題は少なくないが、自分のテリトリーにおける“怖さ”は、すでに一級品。出場時間の増加とともに、ゴール数も伸びていきそうだ。

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飛翔の刻を待つ才能達~ロベルト・マク~ 

雛鳥はやがて育ち、自らの羽を広げて“世界”へと翔び立つ。フットボール界でも、若手は過酷な生存競争の中でチャンスを掴み、一握りが“いっぱし”へと到達する。時には、国境を越えて「ワールドクラス」へと登り詰める。当連載では、主にブンデスリーガでプレーし、豊かな将来性を感じさせる俊英を紹介していく。第1回はニュルンベルクに所属するロベルト・マクだ。


Robert Mak(ロベルト・マク)

1991年3月8日生まれ、20歳。スロバキア国籍。ポジションはウイングあるいはセカンドトップ。

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マクは、チェコスロバキア(当時)のブラティスラヴァで生まれる。地元のプロクラブであるスロバン・ブラティスラヴァの下部組織でプレーを始めると、その才能は直ぐに評判となり、13歳の時にはマンチェスター・シティのアカデミーにスカウトされる。

同じくチェコスロバキア出身のヴラディミル・ヴァイスやフィリップ・メンテルらとともに鍛えられ、17歳でリザーブチームへと昇格。07-08シーズンにはレギュラーとしてFAユースカップ優勝に貢献するが、トップチームでの出番は得られず。2010年6月11日にニュルンベルクと3年契約を結び、クラブを離れた(違約金は非公表)。

同年11月20日のカイザースラウテルン戦で早くもゴールを決め、10-11シーズンは実質的にプロ1年目ながら22試合3得点という好成績。11-12シーズンも、9節までで5試合1得点1アシスト。切れ味の鋭いドリブル、動き出しの良さ、敵の急所でボールを受けるポジショニングを武器に、右サイドで存在感を放っている。

スロバキア代表にはU-17から名を連ねており、現在はU-21の主力。フル代表デビューも遠くないはずだ。

課題は継続性か。1試合の中で消えている時間帯が少なくない。90分間に亘りクオリティを維持できれば、ワールドクラスの座が見えてくる。


「データ集」

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キッカーの平均レイティング(9節終了時点):3.88


先発が5試合、途中出場が3試合で8回の決定機を創出しているのは立派。パス成功率は8割に迫り、1対1の勝率も5割を超えている。一方で、クロスの本数は少なめ。カットインを好むプレースタイルが垣間見える。実際、右サイドをスタートポジションに、中央でボールを受けようとする動きが目立つ。


---------- キリトリ -----------

ヴォルフスブルク対ニュルンベルクを観ていて、気になった選手です。サイドアタッカーですが、守備もさぼらず、攻守に戦えます。時間の経過とともに、試合から消えていってしまいましたが、まだ20歳。順調に行けば、やがてステップアップ(=移籍)するはずです。

今後も定期的にブンデスリーガの若手を紹介していきますので、頭の片隅にでも入れて頂けると幸いです。
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