カーリングカップでジャイアントキリングが続出している中、フランスでも6部リーグのクラブがフランス・カップで勇躍している。1999‐2000シーズンにはアマチュアクラブのカレーが決勝戦にまで進んだこともある(FCナントに敗北)、サプライズの伝統に彩られたトーナメントで“綴られる”物語を、今宵は紹介したい。
※ワールドサッカーダイジェスト1月1日号内、フランソワ・ヴェルドネ氏のコラムより。
無名のアマチュアクラブが、フランス・カップで大健闘を見せている。その名は、ASテファナ。六角形のフランス本土から遥か彼方、白砂が広がる美しいビーチを持つ南半球の島、タヒチに彼らの本拠地はある。タヒチは、フランス領ポリネシアに属する南太平洋有数のリゾート地である。
6部リーグに当たるディビジオン・オヌールに属するテファナは、11月中旬、はるばる本土まで遠征してくると、二つ上のカテゴリー、CAFのコルクマールをPK戦の末に撃破。8回戦に駒を進めた。ポリネシアのクラブがこのラウンドまで到達するのは、実に33年ぶりであり、まさしく快挙であった。
「はるばると」と文字にするとたいしたことはないようにも思えるが、“ポリネシア人”たちはたった1試合のために、ロサンゼルスで飛行機を乗り換え、ついでパリで国内線に乗り換え、24時間以上かけて北フランスの小さな町、アルザスまでやって来たのだ。その距離、およそ2万キロ。遠く離れた田舎町まで来た甲斐あって勝利を収めたファティナ一行は、天の恵みか帰路につく直前に雪に遭遇している。南太平洋の常夏の島で暮らす彼らにとっては、さぞかし驚きの体験だったろう。
リーグ・アンのクラブも参戦する8回戦で彼らが当たるのは、CFA2(5部に相当)のASアラス。ちなみに、このアラスもまた、リーグ・ドゥ(2部)で首位に立つRCランスを下すという快挙を果たし、8回戦まで勝ち上がったスモールクラブである。
99年の歴史を持ち、様々なアップセットを起こしてきたフランスカップは、世界でもあまり例のないユニークなコンペティションでもある。なにしろ、フランスのクラブであれば、どんなに小さく、歴史が浅くても出場資格を得られるのだ。例えば、仲間内でつくったような即席チームでも、然るべき手続きを踏んで登録すれば参加できる。可能性はともかく勝ち進めばプロのクラブと対戦することもできるのだ。
今シーズンは、7246のクラブが参加し、あまたのアマチュアプレーヤーが旺盛なチャレンジ精神を胸に大海原へと航海に出た。カリブ海のグアドループやマルティニーク、インド洋のレユニオン、果てはエッフェル塔などつゆも見えない、ブラジル沖に浮かぶギアナに至るまで、参加クラブはフランス全土に及ぶ。こうした海外県に本拠を置くクラブは、まさにテファナのような美しいストーリーを夢見ているのだ。
テファナは今回、8回戦進出の報奨として、約84万円と22着のユニフォームを受け取ったが、彼らがこの快挙で得た名誉や誇りは、それよりもずっと価値がある。それこそ一生ものの宝だろう。
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仮にテファナが勝って9回戦に進出すると、リヨンと戦う可能性も出てくるとか。そうした、通常では考えられない対戦が実現するのも、フランス・カップの特徴であり、大きな魅力。今大会でも、まだまだ波乱は起きそうな気がします。
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昨日は思い付きかつ下書きなしで新しいFM日記をスタートさせましたが、幾つか補足を。使用するのはFM2009で、5年以内にリーグ優勝を果たすのが最終目的です。もしくはビッグイアーの獲得。5年目でどちらかを達成できると盛り上がり的には最高なんですが・・・きっと目標未達で3年目に終わりそうな悪寒www
(;´∀`)
ちと仕事が立て込んでおり、明日も家で仕事をするのでこの辺で。仕事の進み具合では、埼スタへ行って前育対城西を観ようと思ったんですが、無理でした・・・。
( TДT)
皆様に頂いたコメントへのレスは、明日落ち着いてから改めて。毎度すみません。
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