ビビビッと来た――。と言っても、松田聖子の話ではない。スコットランドのフットボーラー、John Fleckだ。相互リンクの間柄であるケンティー氏の「名将現る -Football Manager-」の「負けに不思議の負けなし」(2016年7月23日付)に登場した彼の名前を読んだ瞬間、私の脳内に「以前、Football Managerで獲った選手だ!」と大きな声が鳴り響いた。
私も34歳を迎え、あやふやな記憶が増えてきた。度忘れも少なくない。しかし、John Fleckの記憶は確かだった。当ブログの検索機能に「John Fleck」と打ち込めば、かつてのプレー日記がヒットした。
http://guilty4betrayer.blog6.fc2.com/blog-entry-1766.htmlFM2010による「1860ミュンヘン日記・9」である。
読むと、スコットランドのレンジャーズからクラブ史上最高額の18億5000万円で、彼を獲得していた。

その金額に相応しい、21歳にしてワールドクラスの能力だ。2010年時、実際の年齢は19。ゲーム内で2年が経過しており、成長分もあるだろうが、いずれにせよ素質を高く評価されていたのは間違いない。
しかし、現在、彼はトップリーグでプレーしていない。2012年1月にレンジャーズからブラックプール(英2部、当時)へ期限付き移籍、同7月にはコベントリー(英3部、当時)へ完全移籍。今年7月からはシェフィールド・ユナイテッド(英3部)でプレーしている。スコットランド代表もU-21を最後に途絶えた。言い方は酷だが、伸び悩み、表舞台から消えかかっている。
実際、上記の「負けに不思議の負けなし」に掲載されているJohn Fleckの能力を見ると、FM2010から大幅に弱体化している。
ケンティーさん、勝手にキャプチャーしてすみませんFootball Managerのリサーチャーは優秀で、だからこそプロのフットボールクラブや監督らが提携したり、スカウティングに用いたりする。個人的に印象に残っているのはSimone Padoinで、彼はビチェンツァでプレーしていた頃から「Championship Manager」(Football Managerの前身)で能力が高く、今では白黒(ユベントス)にいる。
ただ、“結果的に”期待が大き過ぎた選手も多い。John Fleckも、このままその一員となってしまうのか、それとも苦労の末にブレイクするのか。
まだ24歳。時間は、十分に残されている。